信州北陸ツアーは高山・白川郷を経て金沢へ。

最終日は写真展に行ってきました。

白山を生涯のテーマとして撮影されている
写真家の木村芳文さんの写真展です。
木村さんは、追尾撮影と固定撮影を組み合わせた
「固定追尾合成法(新星景)」の
パイオニアでもあります。


A0の大サイズプリントが100点近く。
写真展のタイトル通り、
宇宙と地球、そして白山の自然の息吹。
圧倒されます。


「固定追尾合成法(新星景)」の作品だけでなく、
白山と山麓の自然と人の営みも。


「固定追尾合成法(新星景)」には
「つなぎ目が不自然」とか「合成写真でしょ」という批判もあるようですが、
(かくいう自分も、FBで最初に作品を拝見したときに「嘘くささを感じる」と書いた記憶が–;;;)
小手先の技でまとめたのではない、
一人の写真家が情熱を注ぎ込んだ作品群には、
それを凌駕する重みがあります。
宇宙の中の地球。
その地球の中の自然と霊峰。
その中で暮らす人々。
時間と空間の縮尺を自由に切り取る写真表現の醍醐味ですね。
大都市圏からのアクセスはよろしくないですが、「必見の価値」ありです。


展示作品をまとめた写真集(1500円)も買ってきました。
フルカラー90ページ。
これはお得です^^


写真展が開催されている「ミュゼふくおかカメラ館」。
九州の福岡ではなくて富山県高岡市の福岡でした^^;
よく調べず前日金沢泊にしたのですが、
現地まで40キロ以上北西にあってえらく遠回り–;
安藤忠雄設計の総工費10億円の建物とのことで、
すごく立派な施設でした。
それにしても、生の写真に触れられる写真展はいいですね。
また機会があればいろいろ見て回りたいです。

日本カメラ最新号(2016年5月号)にも紹介記事があります。


余談ですが、
この号を買いに天神のツタヤに行ったのですが、
どこにあるのか皆目分からず閉口しましたorz。
写真雑誌は「まったく売れない本」扱いなんですね・・

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