編集部ピックアップ、今日の一枚。

SAO+AOO(40%)FSQ-106ED+RD0.73x QSI583ws Ha 600秒×18枚 SII 600秒×9枚 OIII 600秒×15枚

撮影:髙橋昌弘(まーちゃる)

SAOナローバンド疑似カラー合成による洞窟星雲(Sh2-155)です。

撮影したSII、Hα、OIIIの画像をカラー化する方法は、「ハッブルパレット」と呼ばれる「R:SII、G:Hα、B:OIII」の割当が一般的ですが、最近ではより自然で多彩な色表現を求めてさまざまなバリエーションが試みられています。

この作品もその一つで、「AOO」と呼ばれる「R:Hα、G:OIII、B:OIII」という割当で作成した画像と、ハッブルパレットの画像を40:60の比率でブレンドしたものです。

AOOはHαが赤に割り当てられるため、よりRGBに近い色彩感になりますが、2色なので色的には単調な仕上がりになりがち。そこでハッブルパレットのSAO画像をブレンドする、という考え方です。

SAO ハッブルパレット

 

撮影:髙橋昌弘(まーちゃる)

こちらは同じ素材画像をハッブルパレットで合成したもの。ハッブルパレットはHαが緑に割り当てられるため、見た目の印象はRGBカラーとは全く異なるものとなります。

その一方で、人間の眼は緑が一番細部まで認識できるため、視覚的なインパクトはより大きなものとなります。

 

洞窟星雲の場所。

この周辺には多くの星雲が点在しています。洞窟星雲はケフェウス座のι星(この図では写っていませんが・・)の3度ほど南になります。

 

碧い星基地局・洞窟星雲クワガタバブル けふぇ薄々なカシオペア領域
http://orionsky.net/?p=7664

こちらは洞窟星雲付近のもう少し広い写野の作品。
ケフェウス座付近の撮影のよいガイドになるでしょう。

 

https://reflexions.jp/tenref/gallery/wp-content/uploads/sites/3/2017/09/0913takahashi.jpghttps://reflexions.jp/tenref/gallery/wp-content/uploads/sites/3/2017/09/0913takahashi-150x150.jpg編集部散光星雲深宇宙編集部ピックアップ、今日の一枚。 撮影:髙橋昌弘(まーちゃる)様 SAOナローバンド疑似カラー合成による洞窟星雲(Sh2-155)です。 撮影したSII、Hα、OIIIの画像をカラー化する方法は、「ハッブルパレット」と呼ばれる「R:SII、G:Hα、B:OIII」の割当が一般的ですが、最近ではより自然で多彩な色表現を求めてさまざまなバリエーションが試みられています。 この作品もその一つで、「AOO」と呼ばれる「R:Hα、G:OIII、B:OIII」という割当で作成した画像と、ハッブルパレットの画像を40:60の比率でブレンドしたものです。 AOOはHαが赤に割り当てられるため、よりRGBに近い色彩感になりますが、2色なので色的には単調な仕上がりになりがち。そこでハッブルパレットのSAO画像をブレンドする、という考え方です。   撮影:髙橋昌弘(まーちゃる)様 こちらは同じ素材画像をハッブルパレットで合成したもの。ハッブルパレットはHαが緑に割り当てられるため、見た目の印象はRGBカラーとは全く異なるものとなります。 その一方で、人間の眼は緑が一番細部まで認識できるため、視覚的なインパクトはより大きなものとなります。   洞窟星雲の場所。 この周辺には多くの星雲が点在しています。洞窟星雲はケフェウス座のι星(この図では写っていませんが・・)の3度ほど南になります。   碧い星基地局・洞窟星雲クワガタバブル けふぇ薄々なカシオペア領域 http://orionsky.net/?p=7664 こちらは洞窟星雲付近のもう少し広い写野の作品。 ケフェウス座付近の撮影のよいガイドになるでしょう。  読者の傑作画像をピックアップ