編集部ピックアップ、今日の一枚。

eos80D + Sigma18-35 f1.8 18㎜ iso3200 f2.8 60s ポタ赤ナノトラッカー使用 上下10枚ずつのコンポジット&パノラマ合成 + 風景7枚コンポジットによる新星景合成

撮影:塚原誠様

石垣島の西、海のむこうに竹富島を望む灯台の近くで撮影された天の川です。星空と地上をそれぞれ追尾・固定で複数枚撮影しコンポジットした上に、パノラマ合成で天の川を広く捉えました。そのため、細密でとても迫力のある作品になっています。

総露出時間が長くなるコンポジットの場合、雲が流れてのっぺりとしたり、段々になったりしますが、この作品の場合は1枚撮りの撮影のように雲の描写が自然です。どのような手法をとられたかは不明ですが、素晴らしい仕上がりです。

追記9/3 13:10)
撮影者の塚原様より、追加の情報と作例を頂戴しましたので合わせてご紹介します。

左の画像はコンポジットの際に「σクリッピング」で処理された今回の作品、右の画像は通常の加算平均によるものです。

σクリッピングとは、コンポジットする際に画素単位の輝度分布が極端に平均から離れた値を使用しない、という設定。例えば、10枚の画像のうち1枚にしか写っていない飛行機の光跡などを消すことが可能になります。

複雑な雲の流れにこの手法を適用すると、あら不思議、流れる雲の周辺部分は星空のみとなり、このように1枚撮りであるかのような形状が浮かび上がります。

コンポジットによる星景写真では、ぜひ覚えておきたいテクニックですね^^

追記終わり)

全く関係ない話で恐縮です。
アマゾンの糞ショップにご注意ください。
上のアマゾンのアフィリエイト広告は、今回ご紹介した作品を撮影されたレンズである「シグマ18-35mmF1.8Art」をASINコードB00DBL0NLQで指定しているのですが、プライムの価格が「66,904円」であるにもかかわらず、極端に高い「149,800円」の価格を付けて出品している業者?があります。

アフィリエイト広告では商品サイト側に存在するものは基本的に表示されてしまうので、このような商品をはじくことができません。
商品の内容については、ご自分の眼で十分に確認いただくようお願い申し上げます。


天文リフレクションズ・ギャラリーへのオリジナル投稿はこちらです。

「竹富島と天の川」撮影日:2017年8月17日撮影地:石垣島 某灯台付近撮影データ:eos80D + Sigma18-35 f1.818㎜ iso3200 f2.8 …

塚原 誠さんの投稿 2017年9月2日(土)

天文リフレクションズ・ギャラリーでは、読者の皆様からの「記録・記憶に残る1枚」を絶賛募集中です。

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