西沢政芳さんの作品。天リフギャラリーFB分室へのご投稿です。「天の川アーチ」は近年定番化している撮影テーマですが、それに加えて「黄道光」の「Wアーチ」をとらえた作品です。

黄道光は、太陽系の黄道面に沿って分布する小さな塵が太陽の光を反射し、天球上の黄道に沿って光っているもので、本来は天の川と交差する姿で見えています。しかし、太陽の近傍では冬の天の川よりも明るい黄道光も、太陽から離れるほど暗くなり、「全周」にわたって伸びる姿が見られるのはよほど空の暗い場所に限られます。

この作品では、その黄道光を全周で捉えたことはもちろん、それを「Wアーチ」として表現された視点が非常に斬新です。少なくとも筆者はこのような作品を目にするのは初めてでした。いや、素晴らしい。良いものを見せていただきました。

WIkipedia 黄道光
https://ja.wikipedia.org/wiki/黄道光
EF8-15(8mm)F4 30秒、PhotoshopCCで座標変換。

上の画像の中央、オリオン座あたりからおうし座を経て、天の川より小さなアーチを描いているのが黄道光です。画面右1/5あたりの中央が丸く明るくなっているのが「対日照」。対日照はその名の通り「太陽の正反対側」にあって、塵が正面から太陽の光を受けるためにひときわ明るく(とはいってもたいへん暗いのですが)光っています。

この作品は円周魚眼レンズで撮影した画像を、Photoshopの「座標変換」したものになっています。円周魚眼レンズは、このように画像処理ソフトウェアを使用することで、比較的簡単に様々な「投射法」での表現が可能。面白い表現方法が可能なレンズです。

ぜひ一本いかがでしょうか^^

https://reflexions.jp/tenref/gallery/wp-content/uploads/sites/3/2019/10/72129914_2293327484122782_4663491527404683264_n.jpghttps://reflexions.jp/tenref/gallery/wp-content/uploads/sites/3/2019/10/72129914_2293327484122782_4663491527404683264_n-150x150.jpg編集部星景太陽系西沢政芳さんの作品。天リフギャラリーFB分室へのご投稿です。「天の川アーチ」は近年定番化している撮影テーマですが、それに加えて「黄道光」の「Wアーチ」をとらえた作品です。 黄道光は、太陽系の黄道面に沿って分布する小さな塵が太陽の光を反射し、天球上の黄道に沿って光っているもので、本来は天の川と交差する姿で見えています。しかし、太陽の近傍では冬の天の川よりも明るい黄道光も、太陽から離れるほど暗くなり、「全周」にわたって伸びる姿が見られるのはよほど空の暗い場所に限られます。 この作品では、その黄道光を全周で捉えたことはもちろん、それを「Wアーチ」として表現された視点が非常に斬新です。少なくとも筆者はこのような作品を目にするのは初めてでした。いや、素晴らしい。良いものを見せていただきました。 WIkipedia 黄道光 https://ja.wikipedia.org/wiki/黄道光 上の画像の中央、オリオン座あたりからおうし座を経て、天の川より小さなアーチを描いているのが黄道光です。画面右1/5あたりの中央が丸く明るくなっているのが「対日照」。対日照はその名の通り「太陽の正反対側」にあって、塵が正面から太陽の光を受けるためにひときわ明るく(とはいってもたいへん暗いのですが)光っています。 この作品は円周魚眼レンズで撮影した画像を、Photoshopの「座標変換」したものになっています。円周魚眼レンズは、このように画像処理ソフトウェアを使用することで、比較的簡単に様々な「投射法」での表現が可能。面白い表現方法が可能なレンズです。 ぜひ一本いかがでしょうか^^読者の傑作画像をピックアップ