伊藤正樹さんの作品。天リフギャラリーFB分室へのご投稿です。南中する天の川と灯台の光。奥に見える灯火は漁船でしょうか。地上・星空それぞれ総露出10分近くかけて撮影した甲斐あってか、輝度差の大きく異なる対象を破綻なく1つの作品にまとめられています。
わたしたちはなぜ灯台に惹かれるのでしょうか。人工の光を目の敵にするのでなく、ひとつの存在として被写体に仲間入りさせて欲しいと筆者は常々願っていますが、灯台はそんな願い以前に人々に愛され、数多く撮られている存在です。
それに関して、興味深い記事がありました。
灯台マニアが、こんなことを口にしていたという。「灯台は人工的な建築物なのに自然の風景を邪魔しないように思う」。これは、重要な指摘ではなかろうか。
灯台という存在は、かつては海の安全のためのよりどころでした。闇を照らす孤高の光。海を見守り、美しい風景の中に溶け込んだ灯台の姿はまさに文化遺産です。
そんな灯台も、GPSの出現によって今後新規に建造されることはもうないのでしょう。灯台が守ってきた役割は別のものによって代わられていきますが、何かを守ってきた存在としての灯台の姿は、今後も人々の心に何かを灯し続けることでしょう。
https://reflexions.jp/tenref/gallery/2019/05/27/6217/https://reflexions.jp/tenref/gallery/wp-content/uploads/sites/3/2019/05/603139bcb54dbf5cee7456681a79366d-1024x685.jpghttps://reflexions.jp/tenref/gallery/wp-content/uploads/sites/3/2019/05/603139bcb54dbf5cee7456681a79366d-150x150.jpg編集部構造物伊藤正樹さんの作品。天リフギャラリーFB分室へのご投稿です。南中する天の川と灯台の光。奥に見える灯火は漁船でしょうか。地上・星空それぞれ総露出10分近くかけて撮影した甲斐あってか、輝度差の大きく異なる対象を破綻なく1つの作品にまとめられています。
わたしたちはなぜ灯台に惹かれるのでしょうか。人工の光を目の敵にするのでなく、ひとつの存在として被写体に仲間入りさせて欲しいと筆者は常々願っていますが、灯台はそんな願い以前に人々に愛され、数多く撮られている存在です。
それに関して、興味深い記事がありました。
ニュースイッチ・GPSに駆逐される「灯台」は未来に残すべきなのか
https://newswitch.jp/p/10332
灯台マニアが、こんなことを口にしていたという。「灯台は人工的な建築物なのに自然の風景を邪魔しないように思う」。これは、重要な指摘ではなかろうか。
灯台という存在は、かつては海の安全のためのよりどころでした。闇を照らす孤高の光。海を見守り、美しい風景の中に溶け込んだ灯台の姿はまさに文化遺産です。
そんな灯台も、GPSの出現によって今後新規に建造されることはもうないのでしょう。灯台が守ってきた役割は別のものによって代わられていきますが、何かを守ってきた存在としての灯台の姿は、今後も人々の心に何かを灯し続けることでしょう。
Wikipedia 灯台
https://ja.wikipedia.org/wiki/灯台編集部山口
千宗kojiro7inukai@gmail.comAdministrator天文リフレクションズ編集長です。天リフギャラリー
コメントを残す