薄明のオリオンとシリウスと甲斐駒ケ岳
Keiichiro Usuiさんの作品。天リフギャラリーFB分室へのご投稿です。オリオン座のシーズンも終わり、薄明の残る西の空にシリウスとともに沈んでゆきます。前景は甲斐駒ヶ岳。麓からでも印象的な姿が見られる秀峰ですが、山頂にかぶった雲が20分の長秒露光で印象的な姿となりました。
薄明時の長秒露光は、空がどのくらいの明るさの時点で露出を開始するか(終了するか)がなかなか難しいものと思いますが、この作品の場合は雲と残雪がほんの少し赤みを帯びる絶妙の時間帯を捉えられています。1枚撮りにはそんな一期一会の楽しみもありますね。
撮影に使用されたレンズはキヤノンのEF40mmf2.8STM。手頃なお値段で小型軽量なパンケーキレンズですが、星景写真の適性も高そうです。
ここ数年、昔では考えられないほど、重量級で高性能のレンズが増え、極限のレンズ性能を追求する天体写真マニアからすると、天国のような時代になりました。逆にそんなレンズが必要でないようなシチュエーションでも撮影者の筋肉と骨に負担を掛けることになるわけですが、あと数年もすればそのトレンドも逆に回り始めるでしょう^^
https://reflexions.jp/tenref/gallery/2019/05/06/6188/https://reflexions.jp/tenref/gallery/wp-content/uploads/sites/3/2019/05/97f55ec1724f118a363b363e3740610e-1024x683.jpghttps://reflexions.jp/tenref/gallery/wp-content/uploads/sites/3/2019/05/97f55ec1724f118a363b363e3740610e-150x150.jpg自然オリオン座Keiichiro Usuiさんの作品。天リフギャラリーFB分室へのご投稿です。オリオン座のシーズンも終わり、薄明の残る西の空にシリウスとともに沈んでゆきます。前景は甲斐駒ヶ岳。麓からでも印象的な姿が見られる秀峰ですが、山頂にかぶった雲が20分の長秒露光で印象的な姿となりました。 薄明時の長秒露光は、空がどのくらいの明るさの時点で露出を開始するか(終了するか)がなかなか難しいものと思いますが、この作品の場合は雲と残雪がほんの少し赤みを帯びる絶妙の時間帯を捉えられています。1枚撮りにはそんな一期一会の楽しみもありますね。 撮影に使用されたレンズはキヤノンのEF40mmf2.8STM。手頃なお値段で小型軽量なパンケーキレンズですが、星景写真の適性も高そうです。 ここ数年、昔では考えられないほど、重量級で高性能のレンズが増え、極限のレンズ性能を追求する天体写真マニアからすると、天国のような時代になりました。逆にそんなレンズが必要でないようなシチュエーションでも撮影者の筋肉と骨に負担を掛けることになるわけですが、あと数年もすればそのトレンドも逆に回り始めるでしょう^^編集部山口 千宗kojiro7inukai@gmail.comAdministrator天文リフレクションズ編集長です。天リフギャラリー
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