編集部ピックアップ、今日の一枚。

Date & Time:2017.12.20 20:45:30(JST)~ Location : Yuasa, Wakayama, Japan Optics: EF200mm F2.8L II USM Camera:ASI1600MM-Cool -30℃ Filter  :Astrodon Hα 5nm Exposure:180sec x 82fr 1x1bin (total 246min) Mount:EM-200TM2J Guiding:PHD2 (QHY5L-IIM+Kowa LM100JC) Control and dithering:APT(Astro Photography Tool) Processing :AstroPixelProcessor1.056、Photoshop CC 2018

おうし座の超新星残骸Sh2-240です。

見かけの大きさが月の8倍ほどもある大きな星雲ですが、非常に淡い「難物」のひとつです。この星雲は「淡い」とはいっても、実はごく細いフィラメント構造の集まりになっています。このため、細部を描出する解像度と淡い星雲を捉えるための明るい光学系による長時間露出の両方が要求されます。

この作品は200mmF2.8のカメラレンズと4/3サイズのモノクロセンサーの天体用冷却CMOSカメラの組み合わせですが、色収差がほぼ無視できるHαナローバンドの特徴を生かした非常にシャープなピントで、短い焦点距離にもかかわらずフィラメントの微細構造が見事に描き出されています。

小サイズセンサー+明るいカメラレンズ+モノクロ冷却CMOSカメラ」の組み合わせのメリットをフルに生かした作品と言えるでしょう。

 

 

https://reflexions.jp/tenref/gallery/wp-content/uploads/sites/3/2017/12/1229yoshimura-1024x788.jpghttps://reflexions.jp/tenref/gallery/wp-content/uploads/sites/3/2017/12/1229yoshimura-150x150.jpg編集部散光星雲深宇宙Hαナローバンド編集部ピックアップ、今日の一枚。 おうし座の超新星残骸Sh2-240です。 見かけの大きさが月の8倍ほどもある大きな星雲ですが、非常に淡い「難物」のひとつです。この星雲は「淡い」とはいっても、実はごく細いフィラメント構造の集まりになっています。このため、細部を描出する解像度と淡い星雲を捉えるための明るい光学系による長時間露出の両方が要求されます。 この作品は200mmF2.8のカメラレンズと4/3サイズのモノクロセンサーの天体用冷却CMOSカメラの組み合わせですが、色収差がほぼ無視できるHαナローバンドの特徴を生かした非常にシャープなピントで、短い焦点距離にもかかわらずフィラメントの微細構造が見事に描き出されています。 「小サイズセンサー+明るいカメラレンズ+モノクロ冷却CMOSカメラ」の組み合わせのメリットをフルに生かした作品と言えるでしょう。    読者の傑作画像をピックアップ