ぎょしゃ座Sh2-240/執念のレムナント
編集部ピックアップ、今日の一枚。
ぎょしゃ座の超新星残骸、Sh2-240です。
「レムナント(remnant)」は残り,残余,残物という意味で、超新星爆発の際にまき散らされた星間ガスの雲のことです。
この作品が撮影されたのは2015年の暮れ、まだナローバンドの撮影は冷却CCDカメラでなければ満足に撮れないものという認識が大半だった頃。
この作品が発表され某SNSグループのトップ画像となった時には「デジカメでナローバンドぉ?はあぁ?」のような懐疑的な評価が多かったそうですが、デジカメも含めナローバンドの今日の隆盛を見ると、この作品はその流れを変えるフロンティアの一つであったことは間違いないでしょう。
荒井俊也さんによる星ナビのナローバンド連載も先日発売の12月号で完結されました。入選作はナローバンド作が目白押しで、一つの分野が確立され一般にも認知された記念碑的な連載だったといえるでしょう。ぜひ上記リンクよりお買い上げください^^
ちなみに、表紙のミルクポット星雲ですが、こちらは「OIIIナローバンド」の恰好の対象です。青緑のOIIIはデジカメのGBセンサー両方に感度があるため、ベイヤー配列のセンサーの3/4が生かせます。RGB-HαやRGB-AOOによるカラー合成も今後ますます広まっていくことでしょう。
https://reflexions.jp/tenref/gallery/2017/11/06/2579/https://reflexions.jp/tenref/gallery/wp-content/uploads/sites/3/2017/11/1106hasimoto.jpghttps://reflexions.jp/tenref/gallery/wp-content/uploads/sites/3/2017/11/1106hasimoto-150x150.jpg散光星雲深宇宙ナローバンド編集部ピックアップ、今日の一枚。 ぎょしゃ座の超新星残骸、Sh2-240です。 「レムナント(remnant)」は残り,残余,残物という意味で、超新星爆発の際にまき散らされた星間ガスの雲のことです。 この作品が撮影されたのは2015年の暮れ、まだナローバンドの撮影は冷却CCDカメラでなければ満足に撮れないものという認識が大半だった頃。 この作品が発表され某SNSグループのトップ画像となった時には「デジカメでナローバンドぉ?はあぁ?」のような懐疑的な評価が多かったそうですが、デジカメも含めナローバンドの今日の隆盛を見ると、この作品はその流れを変えるフロンティアの一つであったことは間違いないでしょう。 荒井俊也さんによる星ナビのナローバンド連載も先日発売の12月号で完結されました。入選作はナローバンド作が目白押しで、一つの分野が確立され一般にも認知された記念碑的な連載だったといえるでしょう。ぜひ上記リンクよりお買い上げください^^ ちなみに、表紙のミルクポット星雲ですが、こちらは「OIIIナローバンド」の恰好の対象です。青緑のOIIIはデジカメのGBセンサー両方に感度があるため、ベイヤー配列のセンサーの3/4が生かせます。RGB-HαやRGB-AOOによるカラー合成も今後ますます広まっていくことでしょう。編集部山口 千宗kojiro7inukai@gmail.comAdministrator天文リフレクションズ編集長です。天リフギャラリー
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