編集部ピックアップ、今日の一枚。

撮影:東淳二

 北九州市の液化天然ガス貯蔵基地のタンク群の上に昇る、下弦を過ぎた低空の黄色みをおびた月。

暗闇に浮かび上がる工場夜景と、500mmの望遠でクレーターまで描写された月の姿との対照が神秘的です。

月面自体はとても明るい(昼間の風景並み)ので、夜景と組み合わせるには月が地上近くにあるタイミング(低空にあるほど大気の吸収で暗くなる)をとらえる必要がありますが、この作品は構図的にもベストのタイミングではないでしょうか。

無機的な題材の組み合わせですが、海面のリフレクションと陽炎のように揺らいでみえる月の縁の姿に、ここが地球であるという安心感を感じます。

「工場夜景」のジャンルは最近大人気で、撮影会なども各所で開催されているようです。
工場は一見無機的な構造物ですが、夜空に浮かび上がる姿には、その成り立ちを越えた不思議な美しさがあるのでしょうか。

参考リンク)

ひびきエル・エヌ・ジー株式会社HP
http://www.hibikilng.co.jp/terminal.html
Wikipedia 日本のLNG基地一覧
https://ja.wikipedia.org/wiki/日本のLNG基地一覧

 

https://reflexions.jp/tenref/gallery/wp-content/uploads/sites/3/2017/08/0820higashis-1024x538.jpghttps://reflexions.jp/tenref/gallery/wp-content/uploads/sites/3/2017/08/0820higashis-150x150.jpg編集部星景構造物月景工場夜景編集部ピックアップ、今日の一枚。 撮影:東淳二様  北九州市の液化天然ガス貯蔵基地のタンク群の上に昇る、下弦を過ぎた低空の黄色みをおびた月。 暗闇に浮かび上がる工場夜景と、500mmの望遠でクレーターまで描写された月の姿との対照が神秘的です。 月面自体はとても明るい(昼間の風景並み)ので、夜景と組み合わせるには月が地上近くにあるタイミング(低空にあるほど大気の吸収で暗くなる)をとらえる必要がありますが、この作品は構図的にもベストのタイミングではないでしょうか。 無機的な題材の組み合わせですが、海面のリフレクションと陽炎のように揺らいでみえる月の縁の姿に、ここが地球であるという安心感を感じます。 「工場夜景」のジャンルは最近大人気で、撮影会なども各所で開催されているようです。 工場は一見無機的な構造物ですが、夜空に浮かび上がる姿には、その成り立ちを越えた不思議な美しさがあるのでしょうか。 参考リンク) ひびきエル・エヌ・ジー株式会社HP http://www.hibikilng.co.jp/terminal.html Wikipedia 日本のLNG基地一覧 https://ja.wikipedia.org/wiki/日本のLNG基地一覧  読者の傑作画像をピックアップ