強風と車の往来の多さに辟易して、

撮影をほとんどしなかった秋吉台ですが、
恒例?の全天撮影だけはやってみました。
EOS5D3 EF8-15mmF4L 8mm F4 30sec*19
ポラリエ恒星時追尾 Lee No3
地上部は1枚画像を合成

ヘッドライトの照射が多くて、
全天撮影のコンポジットはあきらめていたのですが、
やってみるとなんとかなったようです。
今回は地上部だけ1枚画像を合成しました。
地平線境界が流れているのは救済できないのですが、
流れた部分に芯がはいってこちらのほうがまだ良い感じでした。



加算平均とσクリップの比較
左:加算平均
右:σ=1.0でσクリップ(加算平均)

加算平均とσクリップの比較。
σクリップの場合きれいに消える照射もあるのですが、
不自然に残る部分が出てしまいます。
一方加算平均では、強い照射が妙に暗くなるのと、
空のかぶりが強く残ります。
一長一短といったところでしょうか。

というわけで、最終画像では加算平均画像に1枚画像の地上を合成しました。
(地上を合成するのならσクリップ版に合成すべきでした–;)


地上付近の光害補正

コンポジット後の画像をレベルのみ調整

よほど空が暗い場所でない限り、
全天撮影では地上部がかなりかぶってしまいます。
上の画像はレベル調整のみ行った状態ですが、
天頂付近を基準にすると地上付近はこのとおり真っ白。

これまで自分が試したこの手の光害の補正方法は

      1. フラットエイドで補正
      2. 円形マスクを大きくぼかして補正
      3. camera rawの周辺減光補正で中心点を0にしてマイナス補正
      4. GXTで補正


くらいなのですが、今回は3と4を使用しました。
3はお手軽にざっくり補正できるので最近よく使っています。

また、4.は初めて使いましたが、
そのままではまるで使えないのですが、
補正後の画像を20-30%くらいの比率でブレンドすれば、
不規則なかぶりが少し軽減できました。

備忘のために書いてみましたが、
この程度の説明じゃわかりにくいですよねえ・・
この方法がいいのか悪いのかもよく分からないし^^;;

もう少し経験値が溜まったら、整理してみたいと思います。



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