この日のカメラは二台体制。ポラリエ+6Dと、5D3の固定撮影です。
5D3で撮った北天の日周運動を2点。
EOS5D EF8-15mmF4L F4 30sec*50ISO3200 固定撮影 比較明合成しし座にいる木星を入れて。比較明合成では車のライトのような、地上の灯りが強く出てしまいますね。
EOS5D EF8-15mmF4L F4 30sec*38ISO3200 固定撮影 比較明合成
点の北極を中心に。
カシオペアが昇りはじめ、
北斗七星が傾き始めています。
スタック直後の素材画像(レベル補正のみ)上・比較明合成下・σクリップ(σ=1)、median合成
この例では、
地上側にヘッドライトの強い灯りが入り込んだため、
それを避けるためにσクリップした画像を合成しました。
σクリップすると星があらかた消えてしまうので、
星と地上を合成する際に、
境目の処理がやりやすくなります。
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Commented by ムササビWAT01 at 2016-03-19 08:47 x
いつも美しい処理ですね
ところで
最近のデジカメによる比較明処理の日周運動の写真についてお考えをお聞かせください
比較明だと 北天の日周運動の撮影で
北極星が弱く描写されてしまいますよね
フィルムカメラで育った私には それが違和感になってしまうのです
原理的には デジカメの画像の方が正しい?のだと思います
しかしながら私の心の星空とは違うのです
フィルムカメラで撮影したみたいに
もっと北極星を目立たせる方法はないでしょうか?
光害には弱くなりますが
比較明を使わないのもひとつの解決策だと思います
あるいは一コマあたりの撮影時間を長くして合成することも考えられると思います
ソフトフィルターで北極星を滲ませる
レタッチソフトで北極星だけ強調する
色々な方法があると思います
この北極星問題
気になっているのは私だけでしょうか?
いつもコメントありがとうございます。
北極星問題、いまご指摘をうけて初めて気が付きました。
確かにフィルムだと北極星が明るくなる理屈ですよね。
移動量の少ない星ほど明るく写るということですね。
加算平均の画像を比較明で重ねて見たりしてみましたが、効果がないようです。
今度1枚撮りで長時間露光もやってみたいと思います。
写真は映像と鑑賞者の両方で成り立ちうるもの、歴史の中の記憶と感覚は重要だと思います。新しい気づきをありがとうございます。