最近入手した、追加のナローバンド用干渉フィルター。

早速ベランダで試写してみました。
FSQ106ED+645RD A7S(フィルターレス)
R:R2フィルター 30sec*30 ISO1600
G,B:Baader OIIIフィルター 30sec*20 ISO8000

B,GをO3フィルターで、RをR2フィルターで、
それぞれ撮影した画像を使用した疑似カラー合成です。

通常のカラー撮影と比較してM43が赤いですね。
O3成分が少ないのでしょう。
また、M43の周辺に赤い小さな星が沢山見えます。
赤外域まで感度があるので、ガス星雲に隠れた星々が出てきたのか?

今回は時間的にS2、IRの撮影ができなかったのですが、
赤外域の画像をちゃんと撮影して、
このへんがどうなるか試してみたいと思っています。

FSQ106ED+645RD A7S(フィルターレス)
Baader OIIIフィルター 30sec*80 ISO8000
オリオンがベランダの天井に隠れた後、IC2177も撮ってみました。
O3だと淡い・・
ベランダでは淡い対象はあきらめて、
M42とか明るいものに特化した方が良さそう。
ところで、今回は久々にフラットを入れてみました。
周辺減光の補正はCamera rawとGXTを使えば、
あらかた補正できるのでこれまで手抜きしていたんですが。

これが今回使ったフラット画像。
ゴミが多すぎて悲しい・・・
このゴミ地獄がイヤになってフラットを入れてみたのですが。
今回はフィルターを645RDの直後に入れているのですが、
周辺部がけられているのは、そのせいかもしれません。

この画像はフラットを入れたR2フィルターの画像。

ところが・・なかなか合わないですね・・

O3のフラットを使い回している上に、
ヒストグラムの山を合わせていないので当然ではあるのですが。
この画像は過補正になっています。
DSSを使用したフラット補正は、なかなか理不尽です。
フラットの補正具合の調整のやりようがありません。
フラットが合わなかったら、最初からやりなおし。
今回試しにフラット画像をPSの除算レイヤーに入れてみたのですが、
こちらのほうは効き具合を調整ができて便利です。
ただ、Ditheringしているのでゴミもずれてしまって、
これまた一筋縄ではいかない。
結局・・合わないフラットの画像をGXTで調整し、
ゴミはスタンプツールで消しました–;;
露出条件を変えたフラットライブラリをちゃんと作るといいんですが、
ゴミは日々増えていくのでそのたびに撮り直しもきついしなぁ・・

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