2/2にも出撃、小石原シリーズまだ続きます^^
この日は誰もおらず静かな小石原でした。


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α7S(フィルターレス) EF300mmF2.8LIS F2.8
30sec*120*4モザイク Baader Hα 7nm ISO12800
JILVA-170ノータッチガイド
2017.2.2 福岡県東峰村小石原

この日の大目標はバラ星雲周辺のHαモザイク。
2*2のモザイクなので、3*3のバーナードループの時よりも総露出時間を伸ばして各コマ1時間露出。

いやー、Hαナローは楽しいですねえ。細かいスジや雲がいっぱい湧いてきます^^

バラ星雲から細いフィラメントがコーン星雲の方に伸びていますね。まるで・・バラの枝みたいに・・・

 

 

南北をひっくり返してトリミングしてみました。
おお。これこそバラではないか!
おまけに花を少しピンクにしてみたり^^;

SNSにこれをアップしたら、「星の王子様のバラですね」というコメントがありました。不勉強ながら知らなかったのですが(大汗)ぐぐってみるとまさにその通り!

今日のトリビア。
「バラ星雲には、枝があった。その名は、星の王子様のバラ(Rose of the Little Prince)」

 


 

 

ところで、モザイク撮影する場合、構図の調整はかなり重要です。下手するとモザイクなのに1枚撮りとあまり写野が変わらなかったりするし・・

そこで、撮影の前には事前に上のような画像を準備してiPhoneにメールで送っておき、現地で試写画像と対比して微調整するようにしています。

準備にはけっこう時間がかかるのですが、これをやっておくかどうかで撮影効率は雲泥の差。広角ならともかく、望遠ではこういう情報なしにはやっていられません。自動導入のないポタ赤なら尚更です。

モザイク直後の元画像。
準備の甲斐あって、左下のコマが少しずれたもののまあまあの出来。

7nmのHαフィルターを付けると、ライブビューでも星が少なくて難儀します。
そんなときはISOを思いっきり上げて、10秒ぐらいの露出で試写し、写野内の一番明るい星で微調整しています。
α7Sなら動画モードにすればこのくらいはモニタで見えるのですが、EOSで撮る時はこうするしかありません–;

 

モザイクのHαモノクロ撮影、なかなか手間はかかるのですが、これは面白い!
次のターゲットは・・・この冬チャンスがあればガム星雲を、夏の銀河のシーズンになれば、いて座周辺を狙ってみたいです^^

 

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