一昨日、小石原に行ってきました。


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α7S(フィルターレス) EF300mmF2.8L IS 30sec*431 ISO12800
Baader Hα7nm
JILVA-170ノータッチガイド 2017.1.24 福岡県小石原

くらげ星雲(IC443)からモンキー(NGC2174)星雲。
薄明終了直後から延々6時間以上撮影を続けました。
431枚は自己新記録^^;

途中何度も雲が流れたため雲通過時のコマは目視で外したのですがこれがまた一苦労^^;;
スタック処理にも時間がかかるし、短時間露出の多数枚コンポジットはなかなか大変です。星喰い現象なしで2分くらいの長秒露出ができるように切望します・・・お願いしますソニーさん。

 

 

クラゲ星雲の1枚画像等倍切り出し。
ノイズだらけですね^^

 

431枚コンポジット画像の等倍切り出し。
ノイズはほとんどなくなり、星雲の複雑な構造が見えてきます。

最初、画像処理の副作用かと思いましたが、NASAの画像を見るとまさにこんな構造になっているようです。

しかしこれ・・美しいというより不気味ですね–;;

 

元画像を一部抜き取ってDSSの評価値を比較してみました。
「Score」が総合評価値、Starsは検出した星の数、FWHMは平均の星像サイズ、Sky Backgroundが背景の明るさです。

星が小さくて検出数が多いほど高評価になります。
これでみると、最初高評価だったのに時間と共に悪くなっています・・これはたぶん温度変化で星像が肥大したのが原因。
21時すぎには星像径はほぼ安定した模様・・

1時間半待って、そこでピント合わせして撮影すればもっといい結果だったはず・・
328はFSQほど温度にシビアではないですが、長時間放置するときは注意が必要ですね・・・

また、興味深いのはSky Backgroudの値。
撮影開始時点(薄明終了30分後)と、深夜12時の時点では2/3くらいに暗くなっています。
天文屋さん的には常識ではありますが、人々が寝静まる時間までの空、特に早い時間の空は明るいですね。

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