ハヤタ・カメララボさんに注文していた天体改造EOS Kiss X5が届きました。

元箱入り付属品完備で32000円。
液晶モニターの隅に擦り傷がある以外は使用感の少ない美品でした。梱包も丁寧で、さすがオクの個人売買とは二味も違います^^

早速試し撮り。

1stショット、IMG_0001です^^
ピクセル等倍、ISO3200。

フルサイズの6Dよりもノイズが多いことは織り込み済みですが、Kissを使うはDN以来なのでノイズの少なさと高画質に隔世の感。

x5のボディは6Dよりもずっとコンパクトですが、OM-Dやα7Sと比べると大きく感じます。三脚取付部も広くて、重量級レンズを付けても安心感が。

バリアングルモニタはピント合わせの際に便利そう。

 

前置きが長くなりましたが、本題は「Magic Lantern」の導入。
6Dにも入れている、3rdベンダー製ファームウェアです。

本稿、以降はすべて自己責任でお願いします^^;

参考:
・Magic Lanternホームページ(英語)
・インストールマニュアル(日本語)

Magic LanternはEOSの純正ファームの機能を拡張するサードベンダ製ファームウェアです。
ビデオ撮影やインターバル撮影、ISO感度やモニターゲインのブースト など実にさまざまな機能が追加されています。

が、自分が使う目的はただ1点、長秒インターバル撮影。
Kissのリモコンは5D/6D系とコネクタ形状が異なり、手持ちのリモコンが付けられません。
アマゾンで2000円出せば買えるのですが、カメラの台数が多くなると持ち運びも接続も面倒だし、節約のためもあってMagic Lanternを使うことにしました。

 

 

Magic Lanternのインストールはとても簡単。
機種に合ったファームをダウンロードし、ファイル一式をSDカードに入れてカメラを起動し、純正と同じようにファームアップデートを実行するだけ。

ただし、インストール前のファームのバージョンが指定されていて、x5の場合は1.02でないとインストールできません。
幸いにも入手したx5のバージョンは1.02だったのでダウングレードせずに済みました^^

ただし、以降はMagic Lanternの起動ファイルの入ったSDカードとセットで使用する必要があります。(6Dの場合は別のSDカードでもMagic Lanternが起動しないだけで問題なく使えているのですが)

 

Magic Lanternを導入後。
ファームのバージョンが1.02-ml-Nightly….となっています。

 

Magic Lanternを入れたEOSは、普通に使っている限りは通常のEOSと同じです。
x5の場合は「ゴミ箱」ボタンがMagic Lanternのメニュー呼び出しになり、このようなメニューが出てきます。

これはDebugメニュー。
メモリ容量やシャッター累積カウント、センサー温度などが表示されています。

 

自分が使うのは取りあえずShootメニューの「Intervalometer」と「Bulb Timer」の二つだけ。

 

Intervalometerの設定画面。
1秒間隔で撮影、開始は半押し、開始時に3秒待ち、2枚撮ったら終了に設定しています。

 

 

Bulb Timerの設定。
2分露出、露出中の液晶モニタ表示はデフォルトママにしています。

 

デフォルト設定で露出中。1分23秒経過。
x5のバルブって背面に経過秒数出るんですね。
6Dでも出せるに違いない・・これまで残り時間がわかりにくくて不便していました^^;;

Magic Lanternについては以上で終了。

天体用のインターバル撮影で2000円のリモコンを使わずに済ます価値は充分にあります。
唯一の懸念は、外付けリモコンよりもセンサーが熱くならないかですが・・

マニュアルには「最悪カメラが壊れることがある」と警告がありますので、あくまでも自己責任で。
幸い、これまでEOS-M、6Dと入れましたが壊れることはありませんでしたが、ISO感度をブーストしたらボディが凄く熱くなって発熱警告マークが点灯したことはありました^^;

さてこれで実戦配備準備終了。
この新月期、晴れてくれるといいのですが。
ファーストライトは・・・バラ星雲が、M81/82あたりを撮る予定です。

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