編集部ピックアップ、今日の一枚。

5/21 9:35追記)
機材の所有、改造者様について補足しました。

天文界のレジェンドのお一人でもある栗栖茂さんによる5/19の木星です。大赤斑の微細な内部構造までもが詳細に写しだされています。

この作品は口径14インチ(355mm)のシュミットカセグレン望遠鏡で撮影されたものですが、特筆すべきは筒内気流対策のためにファンを装着する改造を施されたものとのこと。この機材は栗栖さんのご友人である沼田浩孝さんのご所有・改造で、装着前は満足な像が得られず「粗大ゴミ扱い」だったそうです。

動画で撮像しデジタル加工する手法により、ここ数年の木星をはじめとする惑星画像の品質の向上はめざましいですが、それに伴って本来の性能を阻害していた様々な要因(シーイング、筒内気流、大気差による色ずれなど)に対する対策が急速に進んでいます。

これについては、いずれ詳しくご紹介したいと考えています。

参考リンク)
月惑星研究会
http://alpo-j.asahikawa-med.ac.jp
当日5/19に撮像された木星画像
http://alpo-j.asahikawa-med.ac.jp/kk17/j170519z.htm

編集部惑星太陽系木星編集部ピックアップ、今日の一枚。 5/21 9:35追記) 機材の所有、改造者様について補足しました。 天文界のレジェンドのお一人でもある栗栖茂さんによる5/19の木星です。大赤斑の微細な内部構造までもが詳細に写しだされています。 この作品は口径14インチ(355mm)のシュミットカセグレン望遠鏡で撮影されたものですが、特筆すべきは筒内気流対策のためにファンを装着する改造を施されたものとのこと。この機材は栗栖さんのご友人である沼田浩孝さんのご所有・改造で、装着前は満足な像が得られず「粗大ゴミ扱い」だったそうです。 動画で撮像しデジタル加工する手法により、ここ数年の木星をはじめとする惑星画像の品質の向上はめざましいですが、それに伴って本来の性能を阻害していた様々な要因(シーイング、筒内気流、大気差による色ずれなど)に対する対策が急速に進んでいます。 これについては、いずれ詳しくご紹介したいと考えています。 参考リンク) 月惑星研究会 http://alpo-j.asahikawa-med.ac.jp 当日5/19に撮像された木星画像 http://alpo-j.asahikawa-med.ac.jp/kk17/j170519z.htm読者の傑作画像をピックアップ