ベランダでナローバンド・M8をASO合成

以前HαとO3を撮影しAOO合成したM8ですが、

S2を撮り増ししたので3色カラーにしてみました。
FSQ106ED F5 SXPオートガイド 自宅ベランダ
R:EOS6D(SEO-SP4) ISO3200 Baader Hα 7nm 120sec*28 flat*32
G:α7S ISO12800 Baader SII 8nm 30sec*110 flatなし
B:EOS6D(SEO-SP4) ISO3200 Baader OIII 8nm 120sec*23 flat*32

SAO合成だと、最も星雲が明るく写るHαの色が緑になるのですが、
ASO合成だと赤のままになるので、見慣れた姿に近いです。


FSQ106ED F5 SXPオートガイド 自宅ベランダ
α7S ISO12800 Baader SII 8nm 30sec*110 flatなし

こちらが今回撮り増ししたS2。
S2はHαよりもさらに長波長なので、
SEO-SP4のEOS6Dではなく、
フィルターレス改造のα7Sを使用しました。
ちゃんと調べていないのですが、
EOSだと感度がかなり落ちるようです。

折角なので、三色の組み合わせ全パターンを一挙公開w

SAO合成
(R=S2、G=Hα、B=O3)


SOA合成
(R=S2、G=O3、B=)


OSA合成
(R=O3、G=S2、B=)


OAS合成
(R=O3、G=Hα、B=S2)



AOS合成
(R=、G=O3、B=S2)


色見本w
1枚にまとめてみました。
どれがお好みですか?

木村芳文写真展・天と地と白山

信州北陸ツアーは高山・白川郷を経て金沢へ。

最終日は写真展に行ってきました。

白山を生涯のテーマとして撮影されている
写真家の木村芳文さんの写真展です。
木村さんは、追尾撮影と固定撮影を組み合わせた
「固定追尾合成法(新星景)」の
パイオニアでもあります。


A0の大サイズプリントが100点近く。
写真展のタイトル通り、
宇宙と地球、そして白山の自然の息吹。
圧倒されます。


「固定追尾合成法(新星景)」の作品だけでなく、
白山と山麓の自然と人の営みも。


「固定追尾合成法(新星景)」には
「つなぎ目が不自然」とか「合成写真でしょ」という批判もあるようですが、
(かくいう自分も、FBで最初に作品を拝見したときに「嘘くささを感じる」と書いた記憶が–;;;)
小手先の技でまとめたのではない、
一人の写真家が情熱を注ぎ込んだ作品群には、
それを凌駕する重みがあります。
宇宙の中の地球。
その地球の中の自然と霊峰。
その中で暮らす人々。
時間と空間の縮尺を自由に切り取る写真表現の醍醐味ですね。
大都市圏からのアクセスはよろしくないですが、「必見の価値」ありです。


展示作品をまとめた写真集(1500円)も買ってきました。
フルカラー90ページ。
これはお得です^^


写真展が開催されている「ミュゼふくおかカメラ館」。
九州の福岡ではなくて富山県高岡市の福岡でした^^;
よく調べず前日金沢泊にしたのですが、
現地まで40キロ以上北西にあってえらく遠回り–;
安藤忠雄設計の総工費10億円の建物とのことで、
すごく立派な施設でした。
それにしても、生の写真に触れられる写真展はいいですね。
また機会があればいろいろ見て回りたいです。

日本カメラ最新号(2016年5月号)にも紹介記事があります。


余談ですが、
この号を買いに天神のツタヤに行ったのですが、
どこにあるのか皆目分からず閉口しましたorz。
写真雑誌は「まったく売れない本」扱いなんですね・・

高ボッチ山

信州北陸ツアーの1日目は高遠でテント泊だったのですが、

2日目は高ボッチ山でのテント泊を目論んでいました。
でもあまりの寒さに嫁が音を上げてしまい
(自分もたいがい寒かったのですが)
あえなく速攻撤退となりました・・・残念。
EOS5D3 SIGMA50mmF1.4Art
ISO400 F2.8 8sec*30 比較明合成
松本市街の夜景と北アルプス。
日没後北アルプスは雲に隠れてしまっていたのですが、
薄明終了ごろから雲が下がってきて、
槍の穂先も見ることができました。
もうすこし稜線がくっきり出てほしかったのですが。
EOS5D3 EF8-15mmF4L F4
ISO400 8sec*140 比較明合成
薄明がまだ残る状態から全天を連続撮影。
比較明合成なので背景は薄明の一番明るい状態になります。

この画像を動画にしてみました。
北が上でないのでちょっと見にくいですが・・
薄明の動画は輝度差が激しいので、
もうすこし暗くなってからの処理を
工夫する必要がありそうです。
シャッター優先モードにして絞りを
オートにするのがいいのかな?
EOS5D3 EF8-15mmF4L F4
ISO400 1sec
半天撮影。
上弦すこし前の月がある、
星景には絶好の日和だったのですが。

不完全燃焼でしたが、
夏にもう一度行ってみたいと思っています。

高遠の桜

信州北陸ツアーのメインは高遠の桜。
ちょうど満開で素晴らしい桜を楽しめました。
ソメイヨシノよりもこぶりで色の濃いタカトオコヒガンザクラという品種です。

EOS5D3 EF8-15mmF4L 15mm
15sec*40 ISO800 比較明合成
歪曲補正

第二駐車場からさくらの湯へ向かう道で。
普通の街並みに立派な桜がいたるところに植わっています。
桜の下はお墓だったのですが、怪しいものは写りませんでした^^;

EOS5D3 EF8-15mmF4L F4 8sec*157 ISO400 DSSでスタック ダークラットなし
比較明から加算平均を減算(不透明度50%)後、地上部を調整した画像を比較明合成

この日夜を過ごした第二駐車場。
日/月にかけての晩でしたが、車はほんのわずか。
高遠は宿泊施設が少ないため、
昼間は駐車場は激込みになるのですが、
夜は空いています。

比較明
この全天画像ですが、
ひどいゴーストと縦縞ノイズに苦しめられました・・
比較明合成だとこんな具合。

加算平均

こちらは加算平均。
加算平均は比較明よりも空が暗くなります。


比較明から加算平均を減算(不透明度50%)

比較明から加算平均を減算すると・・
星が残ったままきれいにゴーストが消えました。
地上風景は暗くなってしまうので、
さらに地上メインで空を暗く調整した画像を比較明合成したのが
最初の画像です。
比較明と加算平均の組み合わせは応用が広いですね。
ところでこの縦縞ノイズはこれまであまり経験していません。
普段との違いはISOが400であることくらいなのですが、原因は何なんでしょうか・・


フェリーから星景

先週、信州・北陸方面に旅行に出かけてきました。

花見メインの家庭サービスで星はあまり撮れませんでしたが・・
瀬戸内のフェリーから撮影した星景です。
EOS5D3 SIGMA24mmF1.4Art F2.0 10sec 固定撮影

沈む木星と船の航跡。
船尾を青でライトアップされていてかなり強烈。
もう少しライトダウンすれば満天の星空なんですが。


EOS5D3 SIGMA24mmF1.4Art F2.0 10sec 固定撮影

昇るさそり座と火星・土星。
低空に雲があったのが残念ですが、
伊予灘からしまなみ海道までの間は空が暗く星が良く見えます。


EOS5D3 SIGMA24mmF1.4Art F2.0 10sec 固定撮影


夏の大三角。
固定撮影の10秒程度であれば、あまり流れずに写ります。
歩留まりは20%くらいですが・・・
EOS5D3 SIGMA24mmF1.4Art F2.0 1sec 固定撮影
瀬戸大橋と坂出港。
このあたりになると街灯りがかなり強くなります。
1秒露出なので星はほんのわずか。
木星・火星・アンタレスがかすかに写っています。
EOS5D3 SIGMA24mmF1.4Art F1.8 0.6sec 固定撮影
これは帰り、薄明の空。
この後、TVで4/16早朝の地震のことを知りました。
阿蘇方面は大変なようですが、一日も早い日常生活の回復をお祈りします。
帰り道、自宅まであとわずかのところにある
高速の高架橋を走っているときに緊急地震速報が。。
日本は地震列島、ある部分は受け入れるしかありません。
これまで通り、撮影とブログの更新は続けていきたいと思います。