いろいろ事情があって(笑)kiss x5でパノラマ撮影もやりました。(事情=SXPの三脚を忘れてきてしまい載せる架台がなかったw)


EOS kiss x5(ハヤタ・カメララボIR改造)
Tamron15-30mmF2.8 15mm F2.8 ISO1600
30sec*20コマをICEでパノラマ合成
FlatAidProで流れ補正、ソフトフィルター効果
2017.1.24 福岡県小石原

フルサイズ換算24mmでの20枚ステッチ。
多数枚のステッチをすれば、一回り小さなAPS-Cサイズのセンサーでも、画質・画角ともにフルサイズと比べて遜色のない結果が得られますね。

ステッチ直後の画像。
足元はかなり広いのですが、土とほんの少しの雪だけなので大幅にトリミング^^;

超広角の星景は、足元から地平線のあたりの風景がけっこうキモになりますね。土の駐車場ではちょっと絵になりませんでした。

使用した20枚の元画像。
20秒露出なので撮影時間は10分弱。
これくらいなら、撮影の合間にサクッと撮れます。

ただ、今回気温が-5度くらいと寒かったため、パノラマ雲台のグリスが堅くて、クリックストップのポイントがわかりにくくて困りました- -;;;

ソフトフィルターなしで撮影したため、このままでは輝星が小さくてちょっと寂しいので、最近何かとお世話になっているFlatAodPro(β)でソフトフィルター効果をかけます。

左が元画像、中が軽め、右が強め。
この3枚の画像を重ね合わせて、マスクをかけて調整しました。
光害かぶりの関係で地平線から離れるほどソフトフィルター効果が強くなるため、グラデーションマスクで効果を調整しています。

固定撮影なので、15mm(換算24mm)の20秒露出でも、等倍拡大するとしっかり星は流れています。
縮小してみれば気にならないのですが、今回はFlatAodPro(β)の「星像ずれ補正」機能を使ってみました。

使い方は簡単。流れを補正する方向を指定するだけ。
完全に補正することはできませんでしたが、流れの量が2/3くらいに減りました。

このツール、追尾撮影で「微妙に星像が楕円に流れている」ような場合に効果を発揮しそうですね。

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