出会い頭で・・ぽちってしまいました。
ケンコー・スカイメモRS。
巷では、赤い「スカイメモS」が話題になっていますが、
こちらは名前は同じですが似て非なるものです。
初代の富士電子製を知るOssanには感慨深い逸品。

ポラリエでの重量級機材のガイドには

ちょっと無理を感じていて(不可能ではないのですが)、
328を搭載できる小型の赤道儀を物色中でした。

SWAT350かAP赤道儀が最有力候補だったのですが、
10万円を軽く越えてしまいます。

また、赤緯軸とかアクセサリを加えると、
さらに高くなってしまうため、躊躇していました。

そんなとき・・Facebookのグループにスカイメモが
アウトレットで安く出ているとの情報があり、
ついぽちってしまいました。
amazon価格56000円のところが、税込で48406円、ポイント10%付き。

本体だけで3kgの重量級。
若干無駄に重い気もしなくはないですが、ポラリエよりはるかに安定しています。
カメラやウェイトを含めると4キロを越えるので、三脚と三脚側の雲台は十分強度のあるものが必要です。


本体の裏側。
左右の端はM8のネジ穴。純正の三脚はこのネジ穴で装着します。

中央は1/4インチネジ穴。この左右の穴はネジ穴ではなくただの凹みです。
汎用のプレートが装着できるように、35mm間隔のネジ穴があるとよいのですが。


赤緯体は極軸にクランプで単に締め付けるだけの構造ですが、
緩めたときの動きはまあまあスムーズです。



赤緯体とカメラは、専用の真鍮のコマで取り付けます。
半径がやや小さく不安を感じましたが、実用上は問題なさそうです。



今回のスカイメモの導入の目的は、重量級望遠レンズでの運用。
328を載せてみました。
SXPには当然負けますが、強化版ポラリエと比べると抜群の安定感です。

バランスウェイトとシャフトはオプションでこれが結構なお値段がするのですが、
本体のポイントを使ったので実質2000円強でした。



赤緯軸には、パノラマ雲台経由でレンズを装着。


1.7kgのウェイトでは、328+5D3だとやや重量が足りません。
そこで、アルカスイスプレート経由で継ぎ足せるようにしました。

純正バランスウェイトのシャフトの先のネジ穴が、M6ではなく1/4インチなら話は早かったのですが・・
(これはSXPにも言えます。なんでM6なんでしょうね・・・)
純正のバランスウェイトのシャフトの反対側(赤緯体側)は、M12になっています。
スカイメモRSの弱点、というか今風でないところは電源。
6V、単2電池4本で駆動しますが、シブイ電池ボックスが付属します。
単2なので緊急の時に入手しにくいかも。
ニッケル水素電池だと5Vになってしまうんですが、
はたしてちゃんと使えるのでしょうか。
充電式の外部バッテリーが使えるとよいのですが、
コネクタがセンターマイナスなので、
手持ちのものはそのままでは使えませんでした。
内蔵の極軸望遠鏡は対物・接眼レンズともマルチコートです。
(ポラリエはコーティングなしでした)
暗視野照明付きでパターンも見やすく、合わせやすい。美点!
極軸の先はステンレスの筒になってプラのキャップをかぶせるので
すが、
赤緯体を装着するとキャップができません。
撮影中の夜露や海岸の潮風を考えるとそれではちょっと問題。
そこでネット情報を参考にamazonで30.5mmプロテクターフィルターを買って装着しました。1000円。
こちらは30.5mmのレンズキャップをはめたところ。


スカイメモRS+328用機材一式。

スカイメモの欠点は重い以上に、収納性が悪いこと。
白い本体は長方形ですっきりしているのですが、極軸の前後の出っ張りがかなり邪魔。
バッグの中での収まりがよくありません。

総重量12キロ。レンズなど込みとはいえ、思った以上に重い・・
これに加えて三脚(雲台込みで3.2キロ)カメラボディ(500g)が加わるので、16キロ弱。
これはなかなか大変そう。結局は車移動用ですね。

今年の夏も波照間に行く計画を立てているのですが、この重量では別送ですね。
ちなみに、ヤマトの宅配便は離島でも特に追加料金はなく、15キロ以下なら3000円弱でした。
機内持込よりは安そうですね。

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