冬の大三角
Papasan Enifさんの作品。天リフギャラリーFB分室へのご投稿です。35mmの広角レンズで撮影した黄金構図の冬の大三角。バーナードループ、馬頭星雲、エンゼルフィッシュ星雲、バラ星雲、カモメ星雲などの冬の見どころを一網打尽にしました。まだベテルギウスがリゲル並みに明るかった時期の撮影です。
使用したレンズは、最近「神レンズ」との呼び声も高いタムロンのSP 35mm F/1.4 Di USD。そのレンズをF4まで絞っているため星像が極めて小さくシャープ。周辺まで収差をほぼ感じない凄さです。
等倍拡大画像。この拡大率では最小星像は1ドット角です。元画像は長辺1725pxなので、オリジナルはさらに星像が小さいものと思われます。
使用したカメラはニコンのD810Aなので十分な高解像度のはずなのですが、それでもレンズがシャープすぎるとセンサーがレンズに負けてしまいます。D810Aはローパスレスでもあり、偽色に悩まされたそうです。
私たち天文マニアは、やれ「周辺で流れる」とか「色収差で星が滲む」とか文句を付けるものなのですが^^;; 明るいレンズが本気で収差レスになってしまうと、逆にこのような問題も出てきてしまいます。1億画素クラスのセンサーが一般化するまでは、「高性能すぎるレンズ」を使う場合には目的に応じた適切な絞り値(開けめにして収差を残す)を使うなどの配慮が必要になってくるのかもしれません。
それでも、全面的にシャープな星像の冬の天の川は、実に精細で美しいですね。信じられないほど高性能なレンズが手頃な値段で使えるようになっている現状は、とても幸せなことだといえるでしょう^^
https://reflexions.jp/tenref/gallery/2020/01/19/6407/https://reflexions.jp/tenref/gallery/wp-content/uploads/sites/3/2020/01/d01258deaa87d4614130c92c7e2ab990-1024x683.jpghttps://reflexions.jp/tenref/gallery/wp-content/uploads/sites/3/2020/01/d01258deaa87d4614130c92c7e2ab990-150x150.jpg新着星野オリオン座,冬の大三角Papasan Enifさんの作品。天リフギャラリーFB分室へのご投稿です。35mmの広角レンズで撮影した黄金構図の冬の大三角。バーナードループ、馬頭星雲、エンゼルフィッシュ星雲、バラ星雲、カモメ星雲などの冬の見どころを一網打尽にしました。まだベテルギウスがリゲル並みに明るかった時期の撮影です。 使用したレンズは、最近「神レンズ」との呼び声も高いタムロンのSP 35mm F/1.4 Di USD。そのレンズをF4まで絞っているため星像が極めて小さくシャープ。周辺まで収差をほぼ感じない凄さです。 等倍拡大画像。この拡大率では最小星像は1ドット角です。元画像は長辺1725pxなので、オリジナルはさらに星像が小さいものと思われます。 使用したカメラはニコンのD810Aなので十分な高解像度のはずなのですが、それでもレンズがシャープすぎるとセンサーがレンズに負けてしまいます。D810Aはローパスレスでもあり、偽色に悩まされたそうです。 私たち天文マニアは、やれ「周辺で流れる」とか「色収差で星が滲む」とか文句を付けるものなのですが^^;; 明るいレンズが本気で収差レスになってしまうと、逆にこのような問題も出てきてしまいます。1億画素クラスのセンサーが一般化するまでは、「高性能すぎるレンズ」を使う場合には目的に応じた適切な絞り値(開けめにして収差を残す)を使うなどの配慮が必要になってくるのかもしれません。 それでも、全面的にシャープな星像の冬の天の川は、実に精細で美しいですね。信じられないほど高性能なレンズが手頃な値段で使えるようになっている現状は、とても幸せなことだといえるでしょう^^編集部山口 千宗kojiro7inukai@gmail.comAdministrator天文リフレクションズ編集長です。天リフギャラリー
この画像は、作者の動画の方で既にみてましたが、本当に素晴らしいと思う。
オリオン周辺無限窮屈論も、35㎜をもってすればといったところかも。