無改造シグマfpによるオリオン座南部
Shin-ichiro Nagahiroさんの作品。天リフギャラリーFB分室へのご投稿です。最近発売されたシグマのフルサイズミラーレスカメラ「fp」による作品です。小型軽量でライブビューのみの撮影に徹した同製品は、天体写真用途にも大いに注目されています。
そこで気になるのが「Hαの赤い星雲」の写り具合。某大手カメラメーカの製品のように感度が低いのか、それともフジやペンタックスのように比較的高い感度なのか。実際それがどうなのかはこの作品が雄弁に語っています。無改造でのこの馬頭星雲やバーナードループの写り。天文ファン的には「ヤッタゼ、拍手喝采」ものでしょう。Nagahiroさんは「フジのX-T3くらいには写る」とコメントされています。
作品は135mmの中望遠レンズでオリオン座の南部を切り取りとったもの。「控えめに処理した」とのコメントの通り、まだまだ淡い部分があぶり出せるクオリティですが、シグマfpの性能を評価する意味でもありがたい、適切な仕上げといえましょう。
天体写真的には「無駄なもの」が一切ないシグマfp。マウントアダプタで一眼レフ用レンズが一通り使え、改造なしなら普段使いでもOK。今後ユーザーが急増していく予感です。
一点、天体写真界隈で要望されている点に触れておきます。シグマfpは撮影中(露出中)に液晶モニターの表示をオフにすることができません。これについては、何らかの手段でoffにできるように(できれば1ボタンで!)なることを希望します。シグマfpの小さな筐体を生かしてセレストロンのRASAのようなプライムフォーカス鏡筒で使用する場合や、星景写真撮影の際に周囲への影響を最小にしたい場合などのニーズがあります。シグマ様、ぜひよろしくお願いいたします(*)!
(*)他にもタイマーレリーズが存在しないなど要望点はあるようです。こちらの記事にそのあたりが整理されていて参考になります。
https://reflexions.jp/tenref/gallery/2019/12/24/6377/https://reflexions.jp/tenref/gallery/wp-content/uploads/sites/3/2019/12/85bfa1c695ae2c5721f8d95531a52272-1024x687.jpghttps://reflexions.jp/tenref/gallery/wp-content/uploads/sites/3/2019/12/85bfa1c695ae2c5721f8d95531a52272-150x150.jpg新着散光星雲Shin-ichiro Nagahiroさんの作品。天リフギャラリーFB分室へのご投稿です。最近発売されたシグマのフルサイズミラーレスカメラ「fp」による作品です。小型軽量でライブビューのみの撮影に徹した同製品は、天体写真用途にも大いに注目されています。 そこで気になるのが「Hαの赤い星雲」の写り具合。某大手カメラメーカの製品のように感度が低いのか、それともフジやペンタックスのように比較的高い感度なのか。実際それがどうなのかはこの作品が雄弁に語っています。無改造でのこの馬頭星雲やバーナードループの写り。天文ファン的には「ヤッタゼ、拍手喝采」ものでしょう。Nagahiroさんは「フジのX-T3くらいには写る」とコメントされています。 作品は135mmの中望遠レンズでオリオン座の南部を切り取りとったもの。「控えめに処理した」とのコメントの通り、まだまだ淡い部分があぶり出せるクオリティですが、シグマfpの性能を評価する意味でもありがたい、適切な仕上げといえましょう。 天体写真的には「無駄なもの」が一切ないシグマfp。マウントアダプタで一眼レフ用レンズが一通り使え、改造なしなら普段使いでもOK。今後ユーザーが急増していく予感です。 一点、天体写真界隈で要望されている点に触れておきます。シグマfpは撮影中(露出中)に液晶モニターの表示をオフにすることができません。これについては、何らかの手段でoffにできるように(できれば1ボタンで!)なることを希望します。シグマfpの小さな筐体を生かしてセレストロンのRASAのようなプライムフォーカス鏡筒で使用する場合や、星景写真撮影の際に周囲への影響を最小にしたい場合などのニーズがあります。シグマ様、ぜひよろしくお願いいたします(*)! (*)他にもタイマーレリーズが存在しないなど要望点はあるようです。こちらの記事にそのあたりが整理されていて参考になります。 編集部山口 千宗kojiro7inukai@gmail.comAdministrator天文リフレクションズ編集長です。天リフギャラリー
やるなぁ、シグマ。^^v
以前からシグマは、被写体の一つとして必ず”天体”を意識しているメーカーだと思ってる。
だから、この結果を編集長含め多くの天文ファンが強く期待をしていたと思う。
写真はノーマルカメラとかの条件を抜きにしても”いいね”。