いて座からわし座の天の川・タムロン35mmF1.4(F045)で
Papasan Enifさんの作品。天リフギャラリーFB分室へのご投稿です。いて座からわし座の天の川。最近発売されたタムロンの新レンズ「SP 35mm F1.4 Di USD」による作品です。
驚くべき事は「絞りF1.4解放」で撮影されていること。中心から周辺まで素晴らしい点像で、コマ収差や色にじみをほとんど確認することができません。この画質が仮にF2.8であったとしても「きわめて優秀」の部類ではないでしょうか。最近のレンズ設計・製造技術の進歩には驚くばかりです。
いて座からわし座にかけては、天の川が最も「濃い」ところです。暗黒星雲が複雑に入り乱れ、外周にかけて微光星がびっしりと群れています。それらを精細に描き出すには何よりも点像がシャープ(星像径が小さい)であること、強調処理の際に浮いてくる「色にじみ」が少ないことが求められます。解放F1.4でこのクオリティが得られるというのは画期的です。
レンズの実写結果の詳細についてはPapasan EnifさんのYouTube動画も参照下さい。等倍に拡大し厳しい目で評価すれば若干色コマが認められることや、解放では避けがたい周辺減光の存在もありますが、PhotoShopのレンズ補正やフラット処理である程度カバーすることが可能です。
このレンズが「50万円です」と言われれば、ある意味納得感もあるのですがw、なんと実売価格は驚きの10万円切り。本当によい時代になったものです。
https://reflexions.jp/tenref/gallery/2019/10/13/6275/https://reflexions.jp/tenref/gallery/wp-content/uploads/sites/3/2019/10/6d25173bf28eaaff727dc7873c2429f7-684x1024.jpghttps://reflexions.jp/tenref/gallery/wp-content/uploads/sites/3/2019/10/6d25173bf28eaaff727dc7873c2429f7-150x150.jpg新着星野Papasan Enifさんの作品。天リフギャラリーFB分室へのご投稿です。いて座からわし座の天の川。最近発売されたタムロンの新レンズ「SP 35mm F1.4 Di USD」による作品です。 驚くべき事は「絞りF1.4解放」で撮影されていること。中心から周辺まで素晴らしい点像で、コマ収差や色にじみをほとんど確認することができません。この画質が仮にF2.8であったとしても「きわめて優秀」の部類ではないでしょうか。最近のレンズ設計・製造技術の進歩には驚くばかりです。 いて座からわし座にかけては、天の川が最も「濃い」ところです。暗黒星雲が複雑に入り乱れ、外周にかけて微光星がびっしりと群れています。それらを精細に描き出すには何よりも点像がシャープ(星像径が小さい)であること、強調処理の際に浮いてくる「色にじみ」が少ないことが求められます。解放F1.4でこのクオリティが得られるというのは画期的です。 https://www.youtube.com/watch?v=QryC3AEzgsk レンズの実写結果の詳細についてはPapasan EnifさんのYouTube動画も参照下さい。等倍に拡大し厳しい目で評価すれば若干色コマが認められることや、解放では避けがたい周辺減光の存在もありますが、PhotoShopのレンズ補正やフラット処理である程度カバーすることが可能です。 このレンズが「50万円です」と言われれば、ある意味納得感もあるのですがw、なんと実売価格は驚きの10万円切り。本当によい時代になったものです。編集部山口 千宗kojiro7inukai@gmail.comAdministrator天文リフレクションズ編集長です。天リフギャラリー
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