塚原誠さんの作品。天リフギャラリーFB分室へのご投稿。街灯りに照らされた雲海をバックに南中する天の川です。赤道儀で追尾したっぷり露出をかけ、地上・星空を別撮りして合成するすることで、非常に精細で迫力のある姿が描き出されました。バランスの取れた緻密な構図に、街灯りをシルエットにした1本の立木が印象的なアクセントを添えています。

eos80D + Sigma18-35 f1.8 18㎜(35㎜換算28㎜) iso1600 f2.8 120秒 固定フレーム:5枚 追尾フレーム:15枚 PS CameraRaw 現像(tiff) →ステライメージ8 σクリッピングコンポジット&ソフトビニングフラット補正 →PS 二値マスク合成、強調処理

この作品を強く印象づけているのは3つの光の対峙です。天の川、稜線の上の遠くの街灯り、そして眼下の集落と雲海の灯り。この3つのハイライトが「ガツン」と決まっているのが素晴らしい^^そしてそのハイライトに負けない天の川から広がる星々のディテールと存在感。この作品は2年前に撮影された画像を再処理されたものだそうですが、2年間の撮影者様のさまざまな試行錯誤と経験が再結集したものといえるでしょう。

一般的な風景写真にもいえることですが、写真は被写体の前に立てばあとはシャッターを押すだけ、という側面があります。大気と雲の向こうにある宇宙はなおさら「誰が撮っても同じ」という傾向が強くなります。

しかし、被写体をどんな考え方と意図を持って表現するかは、いつも撮影者に委ねられています。その向き合い方と自分自身の変化を振り返ったり反芻することも、写真の楽しみの一つではないでしょうか。

https://reflexions.jp/tenref/gallery/wp-content/uploads/sites/3/2019/07/64265290_458435721393936_586931195376304128_o-1024x865.jpghttps://reflexions.jp/tenref/gallery/wp-content/uploads/sites/3/2019/07/64265290_458435721393936_586931195376304128_o-150x150.jpg編集部自然夏の銀河塚原誠さんの作品。天リフギャラリーFB分室へのご投稿。街灯りに照らされた雲海をバックに南中する天の川です。赤道儀で追尾したっぷり露出をかけ、地上・星空を別撮りして合成するすることで、非常に精細で迫力のある姿が描き出されました。バランスの取れた緻密な構図に、街灯りをシルエットにした1本の立木が印象的なアクセントを添えています。 この作品を強く印象づけているのは3つの光の対峙です。天の川、稜線の上の遠くの街灯り、そして眼下の集落と雲海の灯り。この3つのハイライトが「ガツン」と決まっているのが素晴らしい^^そしてそのハイライトに負けない天の川から広がる星々のディテールと存在感。この作品は2年前に撮影された画像を再処理されたものだそうですが、2年間の撮影者様のさまざまな試行錯誤と経験が再結集したものといえるでしょう。 一般的な風景写真にもいえることですが、写真は被写体の前に立てばあとはシャッターを押すだけ、という側面があります。大気と雲の向こうにある宇宙はなおさら「誰が撮っても同じ」という傾向が強くなります。 しかし、被写体をどんな考え方と意図を持って表現するかは、いつも撮影者に委ねられています。その向き合い方と自分自身の変化を振り返ったり反芻することも、写真の楽しみの一つではないでしょうか。読者の傑作画像をピックアップ