JILVA-170の極軸望遠鏡はSWATシリーズと同様の外付け型(別売)となっています。
自分はポラリエの極軸望遠鏡を所有していたので、取付金具のみ欲しいとお伝えしたところ、
無料で取付金具を製作いただけました^^

ポラリエ極望を装着したところ。
JILVA本体に1/4インチネジが四カ所切ってあり、
ローレットネジで適当な場所に装着できます。

ポラリエ極望はかなり出っ張るので、
テレスコープイースト・ウエスト切替の際にベンチアームと干渉してしまいます。
そのときは一旦外して、付け直すしかありません。

例の「ナンチャッテ極望」だと干渉しないのかな?
もしそうなら、そっちの方がいいかも。


特製ワンオフポラリエ極棒用プレート。
SWAT純正のものよりシンプル^^
一見薄く見えますが厚みは5mmで強度は十分。
上のビスを手で回して固定します。

右下に見えるのは、重力センサー式(w)の簡易高度目盛。
高度微動の可動範囲が大きくないので、
高度をざっくり合わせるには必須のアイテム。

その右の「Peephole」は文字通り覗き穴。
これで北極星を中心にいれてだいたいの極軸合わせができます。




本体と接合する部分の面積が小さいように感じたのですが、
理由は赤経軸のクランプとの干渉を回避するため。


「Latitude」と書かれた円盤が重力センサー。
シドニーと東京はわかるのですが、
もうひとつがなぜニューヨークなのか聞いてみたいですね^^

20度のところにも引き出し線がありますが、
何て書かれる予定だったのでしょう?


極軸合わせ用の覗き穴。
ポラリエのよりも視野のエッジがはっきりしていて覗きやすいです^^


ポラリエ極望と、取付金具の接合部。
極軸望遠鏡の一つのキモは、
赤経軸と極軸望遠鏡の平行をいかに保証するかですが、
このパーツでは、円筒部との勘合部の精度ではなく、
取付金具の平面部とポラリエ極望のフランジ部の接合で保つ考え方です。

固定ネジを強く締めてもフランジ部の接合が安定するわけではないので、
この接合部を「ぴったり」と圧着させるには別の工夫が必要になります。


というわけで間に合わせの輪ゴムで圧着。
パンツのゴムか、もうちょっとマシなものを調達せねば。

今回のインプレッションは外見だけでしたが、
実際にどの程度極望の取付精度が出るかについては、
引き続き検証してみたいと思います。

ちなみに、JILVA-170の極軸合わせに対する設計思想は、
少し長いですが以下のスレに詳しいです。
http://ikura.open2ch.net/test/read.cgi/sky/1426429355/9i
http://ikura.open2ch.net/test/read.cgi/sky/1426429355/10i

次回は電源系の予定です。






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