マウナケアの南十字・宮澤賢治の「黒い穴」
新道敬さんの作品。天リフギャラリーFB分室へのご投稿です。ハワイのマウナケア山で撮影されたもの。下界では雨だったそうですが、標高2000mを越えたあたりで晴天になったそうです。前景はマウナロア山です。
南十字星の左下、マウナロア山のすぐ上の黒い空洞のようなものが「石炭袋(コールサック)」と呼ばれる暗黒星雲。ハワイ島の透明な空気の下では、地平線のすぐ上という低い光度にもかかわらず、宇宙の「穴」のような姿を見せています。
撮影者の新道様はコメントの中で次のように書かれています。
宮沢賢治の銀河鉄道の夜に登場する星々のなかで、最後に登場するのは南十字座の石炭袋です。黒い穴と表現しています。そのとおり見ることができます
100年近くの時を経てなお宮澤賢治の「黒い穴」のイメージが撮影者様の中に息づき、この作品が生まれたことに、宇宙の神秘と賢治の偉大さを感じずにはいられません。
wikipedia・銀河鉄道の夜
https://ja.wikipedia.org/wiki/銀河鉄道の夜
https://reflexions.jp/tenref/gallery/2018/08/29/5911/マウナケアの南十字・宮澤賢治の「黒い穴」https://reflexions.jp/tenref/gallery/wp-content/uploads/sites/3/2018/08/f4125c16e91dd61417ce2c09ae29b2d1-1024x683.jpghttps://reflexions.jp/tenref/gallery/wp-content/uploads/sites/3/2018/08/f4125c16e91dd61417ce2c09ae29b2d1-150x150.jpg星景自然南十字新道敬さんの作品。天リフギャラリーFB分室へのご投稿です。ハワイのマウナケア山で撮影されたもの。下界では雨だったそうですが、標高2000mを越えたあたりで晴天になったそうです。前景はマウナロア山です。 南十字星の左下、マウナロア山のすぐ上の黒い空洞のようなものが「石炭袋(コールサック)」と呼ばれる暗黒星雲。ハワイ島の透明な空気の下では、地平線のすぐ上という低い光度にもかかわらず、宇宙の「穴」のような姿を見せています。 撮影者の新道様はコメントの中で次のように書かれています。 宮沢賢治の銀河鉄道の夜に登場する星々のなかで、最後に登場するのは南十字座の石炭袋です。黒い穴と表現しています。そのとおり見ることができます 100年近くの時を経てなお宮澤賢治の「黒い穴」のイメージが撮影者様の中に息づき、この作品が生まれたことに、宇宙の神秘と賢治の偉大さを感じずにはいられません。 wikipedia・銀河鉄道の夜 https://ja.wikipedia.org/wiki/銀河鉄道の夜 銀河鉄道の旅は、銀河に沿って北十字から始まり南十字で終わる異次元の旅であり、ふたつの十字架はそれぞれ石炭袋を持っている。石炭袋が一般に暗黒星雲だと知られるようになったのは最近のことであり、かつては天文分野の専門書でもしばしば「空の穴」と表現されていた。賢治は南北ふたつの石炭袋を冥界と現世を結ぶ通路として作品を構成したとされている。編集部山口 千宗kojiro7inukai@gmail.comAdministrator天文リフレクションズ編集長です。天リフギャラリー銀河鉄道の旅は、銀河に沿って北十字から始まり南十字で終わる異次元の旅であり、ふたつの十字架はそれぞれ石炭袋を持っている[4]。石炭袋が一般に暗黒星雲だと知られるようになったのは最近のことであり[5]、かつては天文分野の専門書でもしばしば「空の穴」と表現されていた[6]。賢治は南北ふたつの石炭袋を冥界と現世を結ぶ通路として作品を構成した[5]とされている。
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