編集部ピックアップ、今日の一枚。

撮影:宮川治様

専用の「太陽望遠鏡」で撮影した、太陽面とプロミネンス。

太陽を特定の原子が出す特定の波長の光だけで見ると、通常の写真や肉眼で見た姿とはかなり違ったものとなります。この作品は水素原子の出す「Hα線」と呼ばれる波長656nmの赤い光だけを通す特殊なフィルターを内蔵した専用の「太陽望遠鏡」で撮影されたもの。太陽の表面から吹き出す巨大な水素ガスの流れである「プロミネンス」や「ダークフィラメント」が確認できます。

「太陽望遠鏡」は8万円程度から入手することができます。星と違って昼間でも見られることや、日々、そして時折突発的に変化する不思議な太陽の姿などから、熱心なファンが日々太陽の姿を見つめています。

どちらかというと「科学的好奇心」を刺激するタイプの面白さで、ロマンとメルヘンを刺激する夜の星空とは若干方向性が違うのかもしれませんが、世の中にはこんな楽しみも存在するという、天文趣味ならではの密やかな世界といえるでしょう。

撮影:宮川治様

もう一枚。左下のプロミネンスのトリミング画像。
地球が何個分もすっぽり入ってしまうという巨大な水素ガスの炎。見ている間にもみるみる形を変えていくほど早い動きで、それがまた太陽観察の面白さの一つです。

水素輝線で見た太陽面については、以下の記事でも解説しています。あわせてごらんください。

★水素輝線の光で見た太陽

https://reflexions.jp/tenref/gallery/wp-content/uploads/sites/3/2018/03/0306miyakawa-1024x688.jpghttps://reflexions.jp/tenref/gallery/wp-content/uploads/sites/3/2018/03/0306miyakawa-150x150.jpg編集部太陽太陽系太陽望遠鏡編集部ピックアップ、今日の一枚。 撮影:宮川治様 専用の「太陽望遠鏡」で撮影した、太陽面とプロミネンス。 太陽を特定の原子が出す特定の波長の光だけで見ると、通常の写真や肉眼で見た姿とはかなり違ったものとなります。この作品は水素原子の出す「Hα線」と呼ばれる波長656nmの赤い光だけを通す特殊なフィルターを内蔵した専用の「太陽望遠鏡」で撮影されたもの。太陽の表面から吹き出す巨大な水素ガスの流れである「プロミネンス」や「ダークフィラメント」が確認できます。 「太陽望遠鏡」は8万円程度から入手することができます。星と違って昼間でも見られることや、日々、そして時折突発的に変化する不思議な太陽の姿などから、熱心なファンが日々太陽の姿を見つめています。 どちらかというと「科学的好奇心」を刺激するタイプの面白さで、ロマンとメルヘンを刺激する夜の星空とは若干方向性が違うのかもしれませんが、世の中にはこんな楽しみも存在するという、天文趣味ならではの密やかな世界といえるでしょう。 撮影:宮川治様 もう一枚。左下のプロミネンスのトリミング画像。 地球が何個分もすっぽり入ってしまうという巨大な水素ガスの炎。見ている間にもみるみる形を変えていくほど早い動きで、それがまた太陽観察の面白さの一つです。 水素輝線で見た太陽面については、以下の記事でも解説しています。あわせてごらんください。 http://reflexions.jp/blog/ed_tenmon/archives/1801読者の傑作画像をピックアップ