自分の技術では背景の光害かぶりの補正がうまくできない。
光害地での撮影で淡い散光星雲を強調すると、背景が複雑な?グラデーションになってしまう。

ちょっと疲れてきたので、気分転換にM46/47を撮ってみた。

FSQ106ED EOS5D3 LPS-V4 ISO6400 30秒×40
ダーク×20、フラット×20 ノートリミング

EOS5D3のクリップオンフィルターはケラレがひどいので、48mmのLPS-V4を使った。
自分なりには?がんばって斜めの光害カブリを補正したのだが、同心円形のムラが出てきてしまった。
これがいわゆる「フラットが合っていない」というやつだろうか。
原板とフラットのトーンカーブのピーク位置を合わせたつもりだったのだが。
周辺光量の極めて豊富なFSQ106EDでこうなってしまうということは、原板のSNが低すぎるのがそもそもの問題か。
赤い星雲よりも、散開星団のほうがごまかしがきかないのかも知れない。
それと、LPS-V4はRバンドの光量がかなり少なくなるのだが、Rバンドが弱い状態で強い強調をかけると、赤のノイズが目立ってしまう。
散開星団・球状星団にはLPS-P2のほうがいいのかも。
ちなみに、これが1枚撮りのraw画像、無調整。
FSQ106ED EOS5D3 LPS-V4 ISO6400 30秒×40
ダーク×20、フラット×20 ノートリミング

もう一枚。同じ日に撮影したしし座のM65,M66,NGC3628。
薄明直前になると東の空にはもう春の星座が現れ始めていた。本来なら、天の赤道以北のこの天体はもっと高度が上がってから撮るべきなのだが、ベランダ的には天頂付近は撮影不可能なので東の空に低い状態で撮るしかない。
ノイズ荒れ荒れ。撮っただけの記念写真。
せめて100枚はスタックしないとだめだな。
それにしても、エキサイトブログの1ファイル500K制限は、天体写真用にはあまりにも悲しすぎる。
有料コースにしても1ファイルの制限は解除されないのはなんとかならないのだろうか。

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