Hαナローバンドで、IC2177(Seagull nebula)を撮影。
暗くて淡くて大きい天体なので328で。
EF300mmF2.8L IS α7S 光映舎アダプタ バーダーHα7nmISO12800 30秒 DSSで80枚スタック、ダーク×40フラット×30PS CCにて調整 SXPノータッチガイド 自宅ベランダ
かなり荒れ荒れの画像になってしまったが、今の自分の技術と福岡市内の空ならまあこんなところかな。もっと長時間の露出、もっと好条件の空、もっと高い画像処理技術。どれをとってもまだまだ向上の余地はある。
カメラ内jpeg現像ママ、画像縮小のみ。星雲の影はほんのかすか。これ1枚だけなら速攻ゴミ箱行きなのだが・・・
80枚スタック、DSSより16bit-TIFF出力、ママjpeg縮小出力。数のパワーでだいぶディテールが現れてきた。カラー情報が残っているのでかなりニギヤカな色が付いている。
上記TIFF画像をモノクロ化、レベル調整。だいぶ淡い星雲が浮き出してきたが、右上と左下の輝度差が目立つ。これは地上の光のせい。80枚露出の40分間の最初のコマと最後のコマを比べると、背景の明るさが1EVほど違っている。
これまで、この背景カブリ・輝度差は手持ちのソフトでは補正できなかったのだが、今回Photoshop CCを導入しカブリ補正を行った。その結果が最初の画像。
使用したレイヤーマスクは3枚。まず斜め方向にざっくり調整し、その後上下左右の微妙な違いを補正した。
Photoshopを使用した画像処理は、ブログ「デジタル星野写真撮影記」のこの記事がわかりやすく詳しい。ほかにも様々な処理テクニックがちりばめられていて、これからひとつひとつ実践してみようと思っている。
ちなみに、Photoshop CCは月額定額980円です。
関連記事
先々週に撮影したM42 & 馬の首の画像処理をしてみたものの、今ひとつのできあがりでちょっと放置中。先週末久々の好天だっ…
最近入手した、追加のナローバンド用干渉フィルター。早速ベランダで試写してみました。FSQ106ED+645RD A7S(…
斜めかぶりがひどくて見捨てていた画像を再処理中。光害地のベランダ撮影では、地上の灯りによって不規則なかぶりが発生すること…
近赤外に続き、HαナローバンドでM16/M17付近を撮影。FSQ106ED+645RD(380mmF3.6) α7sフィ…
導入以来三ヶ月。悪天候が続き、全くといっていいほど出番のなかったFSQ106EDだが、ようやく出番。満月前の月がある中だ…
コメントを残す