M101の撮影が終わり、さそり座が東の空から昇ってきました。
今回のメイン対象、アンタレスにトライ。
この領域は赤、黄、青のカラフルなガス星雲と濃い暗黒星雲が入り組んでいて、多くの人がカメラを向ける対象です。
FSQ106ED 380mm(F3.6) α7s(改) ISO3200 LPS-P2
2min L×40(80min total)、D×27 F×40、FD×40
SXP + GT40 + wat910HX
DSS、PSでざっくりレベル調整後HDR処理、その後被り補正など。
大分県・久住山牧ノ戸登山口

良い条件の空でそれなりの長時間露光ができ、これまで撮ってきた中ではそれなりに納得のいくものとなりました。
また、Facebookグループ「天彩」の素晴らしい作品の数々や、いただいた的確なアドバイスが、自分にとっての大きな気づきとモチベーションになっています。

画像処理については知らないことやわからないことだらけです。
感覚的な映像の世界を、ひとつひとつの基本技術と知識で分解し、自分の中に消化していきつつ、表現していければと思っています。

今回の大きな気づきは、RGBの輝度値を「情報」ツールでチェックすることでした。
これまで、感覚的でしかPhotoshopなどのレタッチツールを使ってこなかったのですが、RGBの数値を意識することで「輝星のピークがBは255なのにGとRが200前後なのでB被りしている」とか、「星空の背景が15なのはちょっと暗すぎ」とか、再現可能(具体的に表現可能な)な形で画像を認識できることがわかりました。

特に、画像をあれやこれやいじっていると、何が正しい色・あるべき色なのか、訳がわからなくなってきます。
そんな時、数値で画像を認識することで、思い込みや目の慣れをリセットすることができました。

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