ホット/クールピクセル除去パラメータ・DeepSkyStacker(DSS)
短時間露出の画像を何十枚もコンポジット(スタック)すれば、街灯りの激しい場所でも淡い天体をあぶり出すことができる。
自分はフリーソフトのDSS(DeepSkyStacker)を使用しているが、そのパラメータ設定でハマった話。
実はこの現象、ダークとフラットを入れるようになってから気になっていた。
さんざん調べた結果、原因判明。
DSSの「ホットピクセル/クールピクセル除去」の設定が悪さをしていた。
ピクセル径1px、しきい値50%に設定していたのだが(これがデフォルトなのかどうかは不明)設定をOFFにすることで解決した。
FBの某グループで詳しい方に尋ねてみたところ、この設定はスタック前の画像のホットピクセルとクールピクセル(センサーの特定の画素が極端に明るくなったり暗くなったりする現象)を除去するためものなのだが、「これらのオプションのチェックは、結果として生じるイメージをひどく変更するかもしれません。ですからそれらを注意して使用してください。これらのオプションのチェックは、結果として生じるイメージをひどく変更するかもしれません。ですからそれらを注意して使用してください。」の旨の但し書きがマニュアルの冒頭書かれているとのこと。
問題は閾値の50%で、数値が低いと検出されるピクセルの数が増え、その分多く修正が行われることになるらしい。つまり、ホット・クールピクセルの誤認識が多発してしまい、画像を損ねてしまっていたのではないか、とのこと。
(N本さん、ありがとうございました!)
DSSは見よう見まねでろくに設定項目の英語の意味もよく考えていなかったのだが、やはりちゃんと設定の意味と目的を理解しなくてはならないと反省。
で、設定を修正してフラットとダークを入れたM42画像。
露光量が少ない画像を強補正したのでノイズが目立つが、前回よりは進歩したか?
ちなみに、jpegをスタックするときに気がついたのだが、α7sはrawとjpeg・tiffの画素数が微妙に違う。rawの方が縦で48px大きい。
このため、tiffのlight画像にrawのダーク・フラットをかけようとしたが、サイズが違うとのことでDSSにはねられてしまった。
ネットで調べてみたが、理由も含めて言及された記事を見かけなかった。何故なんでしょう?
流石 FSQ106ED、周辺までカッチリと、鋭い星像ですね。
こういうの見ると、また FSQ85ED が欲しくなります。(^^;
ガイダーも鏡筒バンドに強固に固定されて、晴れの日が楽しみですね。
HUQさん
FSQ106ED、さすがタカハシの高性能です。眼視でも、昔のアクロマート世代からすると信じられないほど惑星がくっきり見えました。
でも、FS60とかHUQさんのプロミナーとか、ウェイト/パフォーマンスがはるかに優れていますね。
FSQ使うならやっぱ130でしょう(笑