オートガイドシステムは未稼働だが、外見ベースのインプレッション。

まずはビクセンのアドバンスユニット。

ビクセンのAXD/SXP/SXD2の自動導入リモコンであるスターブックテン(SBT)に差し込む拡張ユニット。
amazonで支払総額53,976円。消費税込みなのかどうかは国税とアマゾンの間の話だが、協栄産業では税込みで60,588円。ビクセン製品はアマゾンが一番安く、早い。


アドバンスユニット挿入前のスターブックテン。右側の2つのネジをドライバーで外し、空いた空間にアドバンスユニットをはめ込む。

ふたを外したところ。昔のPCのインターフェースカードの差し込み口のよう。

アドバンスユニットのコネクタ側。大きく「Vixen」のレリーフ。
こういうパーツは新規に金型をおこすと、結構なコストになるはず。中国か台湾の既存の金型を流用したのかもしれない。

コネクタ側。USBは現状、電源供給目的しか使い道がない(内部実装もそうなのかは不明)。
SDカードは、ビデオ入力の保存とSBTの設定保存ができる。
ビデオ入力端子には、アナログビデオを接続しオートガイド(ビデオガイド)や画像録画ができる。
レリーズ端子はカメラのシャッターの開閉制御用。

完成図。実勢価格15万円の赤道儀コントローラのできあがり。iPad Air2が二枚買える。
しかし、15万円で売らざるを得ないくらいSBTには開発費がかかったのだろう。

自分としてはパソコンなしでオートガイドできるビデオガイドだけのためにこのユニットを導入したが、微妙だ。
かなわぬ個人的希望だけを言うと、別売ではなく内蔵にして、レリーズ制御とか給電だけのUSBは外して少しでも安くして欲しかった。

余談だが、ここしばらくSXPのホームポジションからの初回導入で、いつも五度以上ターゲットからずれてしまっていて、「目分量感覚も歳のせいで衰えたか!?」と落ち込んでいたのだが、実はSBTの現在値設定が東京になっていた。そりゃずれるよね。何かの拍子に現在値設定をクリアしてしまった模様。自宅の設定が消えていた。

アドバンスユニットをつけると、SBTの設定をSDカードに保存できる。折角なので死蔵していた16M(Gではない)のSDカードを装着し、設定を保存。


設定ファイルをエディタで変更できるかと試してみたら、見事にバイナリファイル。
組み込みソフトウェアなら仕方ないのかな。
何度も書くが、汎用品のタブレットが赤道儀のコントローラとして使えるようになって欲しい。
寒冷地ではタッチインターフェースだけでは辛いので、bluetooth接続の外付けコントローラもつなげるようにする。ゲーム用の汎用品でもいいかも。架台との通信はWifi、オートガイド端子は架台側。
15万の値付けをしないと回収できないような投資を電子系ハードウェアにかけてしまうと、技術の進歩に開発費の回収がついていけないと思うのだが。

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