火星大接近の夜。小石原に撮影に行きました。

目的はFL55SSのファーストライト、CRUX赤道儀の実戦投入、HRアイピースで火星を見ることの3つです。

火星はFSQ106ED+HR2.0mm,1.6mmで見てみました。シーイングが冴えない中、しかも時折強風が吹く条件でしたが、大きな火星の円盤の中に気持ち極冠と模様が見える感じでした。

HRアイピースはFSQとの相性も上々。というか最高です。持参したRadian3mm、Zeiss abbe 4mmと見比べましたが(倍率がぜんぜん違いますけど^^)一番の見え方。1.6mmの約300倍強でも全く破綻しません。

CRUX170赤道儀とFSQ106ED。月夜なのでOIIIナローバンドです。10分露出で5コマほどしか撮れませんでした。この機材重量でFSQ106EDが普通に実用になるのは凄いと思いました。

ベランダでの試用結果同様、ガイドグラフは±2秒角以下。凄く安定していますが(上の画像の左)、強い風が吹くとぶれてしまうのは仕方ありません。でも後の復帰が早いのがいいところ。

今回はほぼ無風なのに時折強い風が吹くという、風テストにはよい条件でした。

とりあえず撮って出し1コマのOIII画像。ピントが甘いです・・・
モニタの角度が変えられない6D系での天頂付近の撮影は、怒りを通り越して絶望感すら感じますw

こちらはSWAT-310に搭載したFL55SS。このシステムは使用二度目にして、もうすっかりなじんだ感じ。設置もらくちんでお手軽撮影が可能。

α7S、30秒露出で120コマほど撮りました。これは撮って出しカラー画像。周辺減光が少ない上に素直、Hαフィルターを入れても変なリングカブリもなくいい感じ。これから処理します。