α7s・バルブ露出時の画質問題

今回の波照間遠征で、これまで気づいていなかった衝撃的問題が発覚しました。

α7sの天体撮影でB(バルブ)モードを使用すると、酷い画質になります。
ISOを上げて、Mモードの最長露出30秒で撮るべきです。

追記・8/28)
Mモード30秒とBモード30秒の比較記事をアップしました。
結論からいってやっぱりBでは星が腐ります。

追記・8/18)
○○ーの○○○○○○より回答がありました。
結論から言って、Bモードの画質問題に関する明確な回答はなく、
長秒時NRをONにすることでノイズ処理が最適化されること、
Dレンジオプティマイザが暗部のノイズを引き上げてしまうことが
あることの2点が示唆されたのみでした。

なんとも微妙な回答で失望しています。
長秒時NRとDレンジオプティマイザの比較を実写検証し、
またコメントにもいただいている30秒のB/Mモード比較も
実写検証する予定です。
その上で再度問い合わせ予定です。

8/20. 大人の事情で一部伏字にしました。
追記2・8/18)
2chのデジカメ板でリンクが引用されたようで、アクセスが激増し驚きました。
「星が腐る」の作例がこちらになります。
Eマウントのケラレ問題についても書いていますのでご参考まで。
ピクセル等倍の比較画像を表示
左:Mモード・ISO12800 13秒
右:Bモード・ISO3200 60秒
α7s SIGMA50mmF1.4ART F3.5 camera raw現像
左がMモード、右がBモード。なんですかこれは。
Bモードだと星がぼろぼろじゃないですか。
4倍露出しているのに情報量は・・・1/4くらいじゃないの??
facebookで台湾の方からの情報では、海外では以下の認識が広がっているらしいです。
・α7sのBモードは天体撮影には使えない。
(画像処理エンジンの処理が不適切で微光星が消される)
・同じような動作はかつてのNikon機でもあった。
(現在は解消されている)
・α7sだけでなくαシリーズすべてが該当する
・カメラ側の設定(ノイズ低減設定など)を変えても解決しない。
・Mモード30秒でISOを上げて撮るしかない。
ちなみに、「Bモードでは内部処理が12bitになる」ことは、
マニュアルにも明記された周知の事実ですが、
本問題はこれとは別の問題であると認識されているようです。
大事なことなんで、もう一度書きます。
αシリーズで天体を撮る場合、Bモードは使い物になりません。
raw画像、カメラ出しjpeg画像のリンクを張っておきます。
Mモード・ISO12800 13秒
/gallery/hateruma2015/DSC05539.ARW
/gallery/hateruma2015/DSC05539.JPG
/gallery/hateruma2015/DSC05540.ARW
/gallery/hateruma2015/DSC05540.JPG
Bモード・ISO3200 60秒
/gallery/hateruma2015/DSC05545.ARW
/gallery/hateruma2015/DSC05545.JPG
/gallery/hateruma2015/DSC05546.ARW
/gallery/hateruma2015/DSC05546.JPG
SONY様におかれましては、なんとしてでもこの問題を改良し、
αシリーズを名実ともに最強の高感度カメラとしていただくことを
切望します。
また、なんらかの原因で現行機に対して根本解決が望めないのであれば、
せめてMモードで30秒よりも長時間の設定を可能にしていただきたいです。
D810Aのように900秒まで使えれば理想ですが、贅沢は言いません。
他の事情があるのなら60秒でもいいです。
60秒が使えれば、F5.6くらいの光学系までが実用になってくるので。
個人的感想その1

α7sは素晴らしいコンセプトのカメラです。
重くて大きいフルサイズ一眼レフをあそこまで小さくし、
光学ビューファインダー神話に終止符を打ちました。
自分はあまり使っていないですが、動画性能においては、
フルサイズセンサー最強との評価も多いです。
個人的には、普段撮り用にα7をもう一台買いたいと思っているくらいです。
なのに、この件で知人からは他社機乗り換えが続出していて、
「α7s友の会」の一員としては寂しい限りです。
高性能カメラの市場が縮小する中、
天体のようなニッチマーケットであっても、
個別のニーズに真摯に取り組んでいくことこそが、
カメラ産業が生き残るためにも、必要なのではないでしょうか。
是非とも改善されることを待っています。
そして、もし・・もし、天体バージョンかモノクロセンサーバージョンが出たら・・
即買いします。
個人的感想2

今回の撮影では「ISO3200/60秒」を基本にして撮ったので、
ほとんどが「Mモードで15秒の画質以下」だったことになります。
あああああ・・・
このことをちゃんとわかっていれば、
画質が4倍以上良くなったのかと思うと、
悲しくて悔しくて夜も眠れません。
海上の銀河は、コンポジットなしで雲を止めて十分な画質で撮れたんだ・・・
アンタレス周辺はMモード30秒ならどこまで写っていたんだろう・・・
牧ノ戸のアンタレス・・2時間近く露出したけど、本当なら30分であのくらい撮れたんだ・・・
牧ノ戸のM101、糸島で撮ったときの10倍露出かけたのに大して違いがないように見えたのはこのせいだったのか・・
去年のサトウキビは偶然とは言えMモード15秒で撮ってて良かった・・
こみ上げる悲しみと怒りはさておき、
写真撮影という行為において、失ったチャンスは二度と戻ってきません。
SONY様におかれましては、その事実とメーカーとしての責任を再考いただき、
適切な対処いただくことを切に願う次第です。

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「α7s・バルブ露出時の画質問題」への9件のフィードバック

  1. Commented by α at 2015-08-15 19:21 x
    NR切ってバルブ30秒とM30秒の比較RAWってございますか?
    Commented by kojiro-net5 at 2015-08-15 20:30 x
    ございません。NRは切ってます。

    ございません。NRは切ってます。

  2. ご無沙汰しています。
    α7S、そんなことになってたんですか。ノイズリダクションで微光星が消えるなんて、大昔のことだと思ってましたが…よもや現代の機種で起きるとは。高感度をウリにしているので天文用途での使用も十分考えられただろうに、このあたりの詰めの甘さはカメラメーカーとしての経験の少なさゆえでしょうかね…?
    自分も高感度特性に惹かれてどうしようか迷ったりもしたけど、危ないところでした。しかし実質30秒が上限では宝の持ち腐れですね。ファームウェアレベルの対応で改善できるといいのですけど…。

  3. HIROPONさん こちらこそご無沙汰しております。
    >詰めの甘さはカメラメーカーとしての経験の少なさゆえ
    追記に書きましたが、長秒時NRを星屋に勧めてくるあたり、大丈夫かなと心配になります(一昔前ならそんなニッチなこと知るかい、なんでしょうが)
    空の暗い場所にいってわざわざ余計に露出して画質を悪くして撮っていたのかと思うと忸怩たるものがあります。
    α7s、潜在能力はすごいと思うんですが。ソニーには気合を入れ直して欲しいものです。D810Aが超うらやましい。

  4. αさん
    同じ秒数のBとMの画像、並べてみたくなりますね。
    しばらくお待ちください。次の機会で検証するつもりです。

  5. Commented by ポンペイ at 2015-09-04 00:32 x
    確か7sはバルブにすると14bit(16,384階調)から12bit(4,096階調)になって情報量が減る仕様になっていたような。
    比べた訳ではないのでわかりませんが、その差が出ているのかもしれません・・・。

    ポンペイさん
    はい、α7sはバルブモード・静音モードの時は内部処理が12bitになるみたいですね。それが原因かも知れません。ただ、像の崩れ方が単にビットレートを落としただけに見えないんで、そこが謎なんですよね。

  6. Commented by tamachi582 at 2015-10-30 12:26 x
    これではこんなカメラ使えませんなw
    ヤフオクでうっぱらいましょう

    tamachi582さん
    高値でお買い上げいただけるならお譲りしますよw

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