天体望遠鏡・双眼鏡

新時代のデジタル天体望遠鏡・eVscope2レビュー

みなさんこんにちは!電視観望、楽しんでらっしゃいますか?えっ、まだですか。そんな貴方に、今回はフランス・ユニステラ社の新時代のデジタル天体望遠鏡「eVscope2」のご紹介です。

この記事の概要

ココがスゴイ!シンプル&クールなeVscope

eVscopeで触れる深宇宙の神秘

天体望遠鏡革命、eVscope。その技術とインパクト

天リフ編集長
天リフ編集長
eVscopeで、宇宙の神秘の敷居が一気に下がりました!

もくじ

ここがスゴイ!買ったその日から深宇宙を体験できる

「普通の人たち」のための天体望遠鏡

これまで、「深宇宙(*)」を観察したり撮影したりする天体望遠鏡は、一部の「専門家=マニア」のためのものでした。さまざまな機材を組み合わせ、複雑なプロセスを経ないと「深宇宙」の姿を眼にすることはできなかったのです。

(*)オリオン大星雲やアンドロメダ銀河のような、太陽系・銀河系の外にある天体のこと。「深宇宙(Deep Sky)」、ないしは「深宇宙天体(Deep Sky Object)」と呼ばれています。

この機材セットは、カメラを含めると総額で100万円を越える「ガチ」なものです。総露出時間20分、30秒40フレームコンポジット。筆者が本格的にデジタル天体写真を始めて半年、ようやく基本的な撮影と画像処理方法がわかってきた頃。2014年撮影。

上の画像は、筆者が初めて撮影したオリオン大星雲と使用した機材。この画像はカメラからポンと出てきたものではありません。詳細は省きますが、(このレベルであっても^^;;)ここに至るまでは半年以上の準備・練習と、何時間にもおよぶ画像の加工プロセスを経る必要がありました。

天リフ編集長
天リフ編集長
筆者は「ガチマニア」なので、そこが楽しい!んですが^^
evScope2の販売価格は50万円強、普及版の「eQuinox」なら40万円を切ります。総露出時間はわずか3分。

一方で、こちらの画像はeVscopeを手にしたその日に撮影したオリオン大星雲です。箱から取りだして充電してベランダに出す。そしてその30分後にはこの画像が目の前に現れたのです。やったことといえば、スマホをチョチョッと操作しただけです。

誰でもカンタンに、すぐに深宇宙の姿を覗くことができる。まさに普通の人たちのための天体望遠鏡(The Telescope for the rest of us.*)だといえるでしょう。

(*)これはアップル社が「Macintosh」に付けた広告コピー「The Computer for the rest of us.」のパクリですが、eVscopeはまさに天体望遠鏡のMacであり、iPhoneであるといえるのではないでしょうか。

天リフ編集長
天リフ編集長
これって凄くないですか?!この簡単さにはホントにビックリしました!

複雑な操作や専門知識は一切不要

左上からアンドロメダ銀河M31、さんかく座M33銀河、おおぐま座M82銀河、オリオン座馬頭星雲。筆者の自宅の近所の海岸(福岡市中央区荒津)で。2時間で12個ほどの天体を楽しみました。

従来の天体望遠鏡の場合、使いこなすまでには幾つもの「儀式」をマスターして実行する必要があります。そのプロセス自体を「楽しい」と思える人でないと、とうていやり抜くことは不可能です。しかし、eVscopeの場合、そんな面倒な儀式は一切不要。箱から出す。三脚の上に載せる。電源を入れる。スマホと接続する。あとは画面を操作するだけ(*)。

(*)個人の感想ですが、デジタルカメラをスマホで操作する(デザー撮影)よりもずっと簡単です。

あとは見てみたい天体を一覧から選んで数十秒待つだけ。すると、目の前に美しい天体の姿が広がります。暗い天体の場合、最初ははっきりとは見えないものもありますが、数分〜10分待てば徐々に光が蓄積されて天体の姿が明瞭になってきます。1時間もあれば、5個・10個とさまざまな天体を、次々と見てゆくことができるでしょう。

 

天リフ編集長
天リフ編集長
こちらはその「ファーストライト(天体望遠鏡に初めて「光を通す」:初使用、の意味)」を記録した動画です。アプリの操作感など、ぜひごらんになって確かめてください!

「眼で見る」体験・望遠鏡としてのeVscope2

eVscope2で「こぎつね座あれい星雲(M27)を見ているところ。右の画像はiPhoneに記録されたものですが、このイメージがそのまま眼前に現れます。福岡県東峰村にて。

eVscopeはデジタル技術による「電子式」の天体望遠鏡です。しかし、天体望遠鏡とほとんど変わらない感覚で、自分のこの眼で「天体を見る」ことができます(*)。これはミラーレスデジカメのEVFのような機能なのですが、たいへん素晴らしい見え味で、光学望遠鏡に長く親しんできたベテランをも唸らせるほど。

(*)実は第2世代の廉価版evScope「eQuinox」では、この「電子アイピース」の機能は省略されていて「eVscope2」だけの機能になりました。「eQuinox」と「eVscope2」には15万円ほどの価格差があります。

特に星雲に色が付いて見える」体験は、光学望遠鏡ではほとんど不可能だったものです(*)。星が星らしくキラキラと輝き、宇宙の神秘的な色が体験できる。これまで実現できなかった夢が、eVscope2で現実のものとなったのです。

(*)天体のような極めて微弱な光に対しては、人間の眼は色彩をほとんど認識することができないため。

天リフ編集長
天リフ編集長
筆者としてはぜひ廉価版の「eQuinox」よりも電子アイピースの付いた「eVscope2」を推したいところ。でも、スマホのモニタ画面で同じ姿が見られるわけですから、デジタル世代の若い人たちにとっては価格差ほどの必然性はないかもしれませんね・・

シンプルでクール・eVscope2製品概観

全体像

それでは、eVscope2の詳細を見ていきましょう。でも、ややこしいものはほとんどありません。上の画像でほとんど全部です。三脚と、架台と鏡筒が一体となった本体。これにスマホがあれば、使い始めることができます。

主鏡とイメージセンサー

eVscopeは「反射式天体望遠鏡」です。口径4.5インチ(114mm)の主鏡(放物面ミラー)で天体の光を集めて、イメージセンサーに像を結びます。光学系にはこの「主鏡」以外のレンズなどは使用されていません(*)。

(*)カメラレンズ風に表現すると「一群一枚」の超シンプルな光学系ですが、放物面鏡は実は中心では完全無収差となり、カメラレンズをはるかに凌ぐポテンシャルがあります。周辺部では像面湾曲とコマ収差の影響が出てきますが、小サイズ(1/1.8型)のセンサーではさほどの問題にはなりません。

イメージセンサーは筒先の十字の支持具(スパイダー)の中央に収められています。上の画像は筒先から主鏡をのぞき込んだところですが、イメージセンサー(ソニー製IMX347*)が写り込んでいるのがわかります。このセンサーがeVscopeのいわば心臓部。

(*)eVscope2の場合。eVscope(初代)とeVscope eQuinoxは一回り小さなIMX224センサー(1/3型)を使用しています。

ピント合わせ

さまざまな面倒を極力排除しているeVscopeですが、さすがに「オートフォーカス」機構までは入っていません。ピント合わせを支援するための「バーティノフマスク」がキャップに内蔵されていて、ピントを合わせは明るい星にこのマスクを装着して向けることで行います。

ピント調節は、筒の根元にある主鏡分の大きなリングを回転させることで行います。eVscopeを使う上で必要になる数少ない「儀式」の一つ。

クリックでYouTubeにジャンプします。

三本の光条が等間隔になるところが合焦位置。雑には、一度合わせておけばまあまあOKですが、ピントは気温差によっても変動しますので、観察の前にしっかりと合わせておくのが吉です。

おそらくeVscopeを使う際に一番難しいのがこのピント合わせでしょう。ここさえクリアできれば後は大丈夫です。

ニコンの技術を採用した電子アイピース

eVscope2だけのアドバンテージが、ニコンのデジタルカメラのEVF(電子ビューファインダー)技術を導入した電子アイピース。「+−」の矢印が描かれた小さなダイヤルが「視度調整機構」です。近視・遠視のある方は、ここを調節して「EVFの」ピントを合わせます(*)。

(*)このピント合わせは、主鏡のピント合わせとは別に行うことに注意してください。同じ人が使うのであれば一度合わせておけばまず調整する必要はありませんが、複数の人が使用する場合はそれぞれの眼に合わせなおす必要があります。

初代eVscopeと、ニコンの技術によるeVscope2がどう違うか、気になるところです。2台並べて比較してみましたが、一番の違いは背景の暗さ。eVscope2では迷光が少なく、より黒く締まって見えます。明るい星などの輝度の高い部分も白トビがより少なく「デジタル臭さ」が押さえられています。明らかに良くなっていると感じました。

ひとつ、電子式望遠鏡ならではのメリットがあります。上の画像はeVscopeで一晩過ごした夜明け前の状態ですが、鏡筒には夜露がべっとり着いているのに、アイピース付近は結露していないことがわかります。

電子式望遠鏡は各デバイスが発熱するために、自動的に露よけの効果があるようです。キャップをせずに鏡筒を上向きにして放置しない限り、結露の心配は少ないといえるでしょう。

天リフ編集長
天リフ編集長
筒先に置かれたセンサーも、それ自体が発熱するため、結露の心配はほぼないといってよいでしょう。

専用バックパック

eVscope2には、専用の「バックパック(リュック)」が付属します(*)。このケースはeVscope専用に設計されたたいへん使い勝手の良いものでした。精密機械である天体望遠鏡は、移動の際に衝撃を与えないように神経を使うもの。良質なケースが付属するのはたいへん良いことですね。

(*)eVscope eQuinoxでは別売です。5万円弱となかなかのお値段ですが。。

本体を収納したところ。必要なものは全てこのケースに収納できます。三脚はサイド部に取り付けられるようになっていますが、金属部が露出するので公共交通機関にこの状態で乗るのは考えもの。あくまでフィールドだけにしておくのが吉です。

専用三脚

付属の専用三脚は、しっかりとした本格的なものです。eVscopeには必要十分な強度と剛性を備えているといえます。

架台下部の円筒部を三脚座に差し込んで、2本のネジで固定します。三脚座には水準器が付いていて、設置の際には水平をきっちり合わせるのが、二番目の重要な儀式(*)。

(*)eVscopeのような「経緯台式」のマウントでは、回転軸の水平精度が導入精度に大きく効いてきます。

三脚はレバー固定型の3段伸縮式。伸縮の操作はワンタッチ。石突(三脚の先端部)はゴムなので(*)、室内に置く場合に床を傷つける心配が少なくなっています。

(*)ゴム石突がカメラ三脚で一般的なUNC3/8太ネジ仕様になっているとよかったのですが、固定式のようです。

専用工具と充電器

主鏡の光軸修正や三脚の止めネジの増し締めなど、調整に必要な工具が一式付属します。専用の収納袋も付属し、これがなかなかカッコイイ。こういう細かなところにデザイン性を含めてこだわるところに、開発者の並々ならぬ意気込みを感じます^^

eVscopeの電源は本体に内蔵された充電池。USB-Cケーブルで充電します。ACアダプタも付属し、世界各国のコンセント仕様に対応できるアダプタが付属します。

梱包の状態や組立の方法はこちらの動画もご参照ください!

天リフ編集長
天リフ編集長
eVscope2は、徹底して「コンシューマー製品」であることを意識しているようです。そこが従来の天体望遠鏡と一番異なる点かもしれません。

eVscopeで見ておもしろい天体

eVscopeを手にしたら、どんな天体を見るのが面白いでしょうか?さまざまな天体とその見どころをご紹介しましょう!

銀河

左:アンドロメダ座のエッジオン銀河NGC891、右:ちょうこくしつ座NGC253。福岡県東峰村にて。

イチオシは何といっても「銀河」です。地球から遙か数百、数千万光年彼方のまさに「深宇宙」。さまざまな形状の銀河を見比べてゆくと、宇宙の神秘を感じることしきり。

左:ステファンの五つ子銀河。一番明るいNGC7320は地球から4000万光年ですが、他の4つはなんと2.9億光年の彼方。恐竜もまだいなかった時代の光です。右:ケフェウス座のフェイスオン銀河NGC6946。かなり淡い銀河なのですが、eVscope2なら10分ちょっとで明瞭な渦巻きが。福岡県東峰村にて。

渦巻銀河は小さいものが多い反面で比較的輝度が高く、市街地でも細かな構造を観察しやすいのもいいところ。光学望遠鏡の場合、これらの銀河を辿っていくのは暗い空と経験が必要ですが、eVscopeなら画面からワンタッチで導入可能。アプリの「オススメ」に任せて順番に見ていくだけでも楽しめます。

天リフ編集長
天リフ編集長
「エンハンスド・ビジョン」で、最初に画像が表示される瞬間が、ものすごく感動的!

惑星状星雲

宇宙図鑑の雄、こと座のリング星雲M57。福岡県東峰村にて。

惑星状星雲も超オススメです。銀河と違ってカラフルな色が大きな特長。電子望遠鏡であるeVscopeのメリットがフルに生きる天体です。

こぎつね座の亜鈴状星雲M27。福岡県東峰村にて。

惑星状星雲は、銀河以上に形状が多彩。一番見応えがあるのはこの「亜鈴状星雲M27」でしょう。赤い色は水素ガス、青緑色は酸素ガスの色です。

ペルセウス座の「小亜鈴星雲」M76。小さく淡いので肉眼でも天体写真でも難物の一つですが、eVscope2なら楽々。

ただし、見やすい大きな惑星状星雲は銀河ほど多くはありません。小さな惑星状星雲の場合、もっと大きく見たいと思うこともしばしばですが、そんなときはスマホの画面をピンチして拡大してみましょう。拡大表示することで電子アイピースの像も拡大して見ることができます。

惑星状星雲は小さくても面白い形をしたものが数多くあります。それらのひとつひとつをつぶさに訪ねてみるのは、eVscope2ならではの楽しみだといえます。

天リフ編集長
天リフ編集長
対象によっては、明るすぎて「白トビ」することがあります。そんな時は、マニュアル設定でゲイン(感度)を下げてみるとよいですよ!

散光星雲

オリオン座の馬頭星雲。福岡市中央区荒津にて。街灯りのある中でもけっこうよく見えます。

赤い散光星雲も好対象です。人間の眼は暗い赤い天体は大の苦手なので、上の「馬頭星雲」を肉眼で見るには、かなり暗い空で大口径の望遠鏡が必要なのですが、デジタル式の望遠鏡なら市街地からでもこの通り。

はくちょう座の網状星雲。福岡市東峰村にて。

散光星雲は淡く広がったものが多いのですが、あまり大きなものはやや苦手。バラ星雲や北アメリカ星雲、そして上の画像の網状星雲など、大きく広がった天体は視野から大きくはみ出してしまいます(*)。しかし、網状星雲の場合は赤と青の細かなフィラメント構造が観察でき、これはこれで新鮮。

(*)淡い広がった星雲の場合、星雲の「どこか」を導入するのは通常通りなのですが、「この場所を見たい!」と思ったときの微調整はかなり高難度です。ライブビューモードで、星を頼りに微調整するしかありません。

天リフ編集長
天リフ編集長
有名な「バラ星雲」は、アプリの「オススメ」には実は出てきません。よく考えられているなと思いました!
オリオン座M78星雲。福岡市東峰村にて。

空の暗い場所なら、「反射星雲」も短時間露光でけっこうよく見えます。上は「ウルトラマンのふるさと」M78星雲ですが、太い暗黒帯に分断されたようすがよくわかります。

このほか、オリオン大星雲M42はもちろん、M8干潟星雲、M17オメガ星雲、M16わし星雲などがオススメです。

散開星団・球状星団

カシオペヤ座の散開星団M52。福岡市中央区荒津にて。

散開星団も地味ながらもしみじみと美しいもの。「eVscope2」の場合(*)、漆黒の背景にキラキラと微光星が輝くさまは、ずっと眺めていても見飽きない美しさがあります。

(*)個人の好みもあるかもしれませんが、散開星団はスマホのモニタで見るよりも、eVscope2の「電子アイピース」で見る方が格段に美しいと感じました。

eVscope2の「電子アイピース」は、明るい星(肉眼でも見える6等星以上)では若干の「デジタル臭さ(*)」が出てしまい、光学望遠鏡で見る姿よりも若干臨場感に欠けるのですが、10等〜7等くらいの微光星は逆にキラキラと輝いて見えます。小型の暗めの散開星団がより面白かったりします。

(*)ドットの荒さはほとんど感じないのですが、星の中心部が白くのっぺりとつぶれてしまうとデジタル写真っぽく見えてしまいます。

球状星団もeVscopeの好対象です。びっしりと微光星が集まった姿に息をのむことでしょう。

ぎょしゃ座の散開星団M37。光学望遠鏡と同様に、点在するオレンジ色の星が印象的。

光学望遠鏡ほどではないものの、星の色の違いもはっきりと認識できます。eVscope2を開発された方は、きっと肉眼で星を見てきた深い経験をお持ちなのでしょう。彩度を控えめに抑えた、派手すぎず・明るすぎず・地味すぎないチューニングが素晴らしく(*)、光学望遠鏡を越えた体験をすることができます

(*)どちらかというと市街地向けに最適化されているのか、空の暗い場所ではやや眩しい気もします。そんな場合は、若干明るさを下げ目にしたほうがよいかもしれません。

天リフ編集長
天リフ編集長
eVscope2の「電子アイピース」の良さが一番生きるのが、散開星団かもしれません。

向き不向きもあるeVscope

eVscopeは常識を覆すユーザー体験をもたらしてくれますが、一般の天体望遠鏡と比較して苦手な対象もあります。暗いディープスカイには超・強力なのですが、逆に明るい天体は得意ではありません(*)。

(*)このことは取扱説明書にも明記されています。

月と惑星

eVscope2で見た、月・土星・木星。これらの天体を見る場合は、ライブビュー設定の「オート」を解除し、ゲインと露出時間を調整する必要があります。その場合でもホワイトバランスが調整できず、月が黄色く見えてしまうのが残念なところ。

月のクレーターや木星の縞模様、土星の輪、金星の欠けた姿を見ることはもちろん可能なのですが、ディープスカイ天体と同じ設定で見ると真っ白にツブれてしまいます。設定でゲイン(感度)や露出時間を調整しなければなりません。光学望遠鏡で見たイメージにはかなり負けます(*)。

(*)元々、高倍率で観察するための設計ではないことや、明るいところと暗いところの輝度比が極端に違う対象(月の欠け際など)が苦手であること、カラーバランスが深宇宙に最適化されていることなどが原因です。

eVscopeで天体への関心が高まってくれば、月・惑星用に、小型の光学式天体望遠鏡を別に入手するのもよいかもしれません。小型で良く見える製品は数万円程度で購入することができます。

天リフ編集長
天リフ編集長
eVscopeで天体デビューされた方にこそ、小型望遠鏡をオススメします。お値段はeVscopeの1/10です!

二重星

二重星ではありませんが、すばるの「メローペ(4.2等級)」。明るい星を「エンハンストビジョン」で見ると、このように大きく肥大してしまいます。「ライブビューモード」で見る方がよいでしょう。

離角の大きい(星と星の間が離れた)二重星なら、eVscopeで普通に見ることはできます。有名なはくちょう座のアルビレオや北斗七星のミザールとアルコアなど、一通り楽しむことは可能です。

ただし明るい星の「輝き」と、微妙な色の対比の美しさは光学望遠鏡が勝ります(*)。eVscopeは肉眼では見えないような暗い星(感覚的には6等星以下)は「星らしく」キラキラ輝いて見えるのですが、それより明るい星は最大輝度の部分の面積が広くなるだけで輝かないのです。

(*)光学式プラネタリウムとデジタル式プラネタリウムの星の輝きの違いをご存じの方であれば、それと同じことだと理解いただいてよいと思います。星の「芯」の輝きがまるで違います。

これは「すばる(M45:プレアデス星団)」のような、肉眼級の明るい星で構成される星団でも同じです。

地上風景・バードウォッチング

昼間に遠くの山をeVscope2で見たところ。もちろん自動導入はできませんし、カラーバランスもマゼンタに転んでいます。

eVscopeで昼間の地上の風景を見ることは、不可能ではないものの光学望遠鏡のようなスッキリとした明るい視野にはなりません。しかも倍率が双眼鏡やフィールドスコープと比較するとずっと高いため実視界が狭く、野鳥などの動いている対象を視野の中に導入するのは困難です。基本的に昼間に使う望遠鏡ではない(*)、と考えてください。

(*)薄明中に惑星や月を導入するのも苦手です。星が写らないと自律フィールド検出ができないためです。

太陽

これはもう論外なのですが、太陽に向けてはいけません。eVscopeは完全デジタル式の天体望遠鏡なので、眼を焼いてしまって失明する危険はないものの、大切なイメージセンサーが焼けてしまいます。興味本位であっても太陽には向けないようにしましょう。

天体望遠鏡革命・eVscope物語

それは、クラウドファンディングから始まった

https://camp-fire.jp/projects/view/210759 CMPFIRE「従来の望遠鏡より100倍パワフル: eVscope (eVスコープ)が日本登場!」より。

こんな「革命的」なeVscopeが、フランス・ユニステラ社から初めて世に出されたのは2017年1月のCES(米国の電子機器の見本市)です。そこで製品が高く評価され、クラウドファウンディングKICKSTARTERで人気を集めました。日本でも、2019年の末に開始されたCAMPFIREのクラウドファウンディングで287人の支援者を集めています(*)。

(*)生産にかなりの準備と時間を要したようで、実際に製品がユーザーの手元に届き始めたのは2019年末以降。日本でユーザーレビューが出始めたのは2020年半ば頃からのようです。

https://camp-fire.jp/projects/view/210759 CMPFIRE「従来の望遠鏡より100倍パワフル: eVscope (eVスコープ)が日本登場!」より。

当初「クラウドファウンディング」で始まったことや、これまでの常識では考えられないような「100倍パワフル」という宣伝文句など、eVscopeに対して「うさん臭いもの」という見方があったことも事実です。

天リフ編集長
天リフ編集長
筆者の周囲では「うさん臭い」と「面白そう!」の狭間で葛藤する人が多数でした^^;;

しかし、それらの不安や懐疑は実際に製品を使ったユーザーの声で完全に解消されたといって良いと思います。上の動画はeVscopeのアーリーユーザーによるレビュー講演ですが、天体望遠鏡と天文普及の専門家の目線から、eVscopeの先進性が語られています。

天リフ編集長
天リフ編集長
eVscopeがもたらす体験は、ある意味ユニステラ社の想定以上のものだったといえるかもしれません。

eVscope第2世代へ〜eVscope2とeVscope eEuinox

左が普及版のeVscope eEuinox、右が上位モデルのeVscope2。https://unistellaroptics.com/products/

2021年の9月には「eVscope第2世代」ともいうべき2つの製品が発表されました。それが「eVscope2」と「eVscope eEuinox」です。前者は初代eVscopeのイメージセンサーを最新の製品(IMX347)に換装し、電子アイピースにNikonの技術を投入した上位バージョン。後者はeVscopeから電子アイピースを省略し、低価格化した普及モデルの位置づけです。

同時に販売形態もクラウドファウンディングではなく、通常の製品として販売されるようになりました。直販以外にも数多くの販売店・ネットショップでも取り扱われています。ユーザーのレビュー記事や動画も増え、eVscopeのコンセプトは広く浸透し始め、こちらも普及の第2フェーズを迎えた、といえるでしょう。

天リフ編集長
天リフ編集長
10年後、eVscopeは望遠鏡業界のみならず、IT業界の一つの成功モデルとして語られているかもしれませんね。

ガチ天マニアも絶賛!eVscopeの技術がもたらすインパクト

eVscopeがどのようにして「天体望遠鏡革命」を実現したのか。その技術とポリシーを簡単に見ていきましょう。

高感度CMOSセンサーと光を「溜める」ライブスタック

デジタルカメラなどで使用されているイメージセンサー(CMOSセンサー)では、高感度性能の向上が進み、低価格の汎用品ですら、人間の眼の性能を越えるまでになってきました。

人間の眼はいわば動画カメラです。秒の単位よりも短い「一瞬」の連続したものとして画像を捉えます。一方で、イメージセンサーはより長い時間をかけて光を「蓄積」することができます。これがeVscopeの「エンハンスド・ビジョン」呼ばれる機能です。

eVscopeが広告コピーで「従来の望遠鏡よりも100倍パワフル」と謳っている根拠がここにあります。「100倍パワフル」には嘘も偽りもありません。口径114mmの光学式の天体望遠鏡は一般に12.0等級の星まで見ることができるとされていますが、eVscopeでは16〜18等級の星まで見ることができます(*)。

(*)星の明るさが「5等級」暗くなると光の量は1/100になります。「100倍パワフル」とすると12+5=17等級まで見える計算になりますが、条件の良い空で数分間光を蓄積すれば、18等級まで見えるそうです。

星の光を「蓄積」するためには、地球の自転によって移動していく星を正確に「追尾」しなくてはなりません。eVscopeでは、後述する「自律フィールド検出」によって現在の望遠鏡の向きを計算し、コンピューター制御で星を追尾するようになっています。

市街光の影響を最小化する画像処理技術

左が筆者の自宅近くの市街地(SQM18〜17程度)天の川は全く見えません。右は天の川が普通に見える郊外(SQM20.5)。拡大して見るとノイズに差がありますが、遠目には違いがわからないほどです。

eVscopeを使ってみて気が付くのは、市街地でもかなり暗い天体まで見られること。上の画像は筆者の自宅近く(福岡市中央区)と、星見に遠征する郊外(福岡県東峰村)で見たオリオン座の馬頭星雲ですが、違いがわかりますか?

光学望遠鏡の場合、空の暗さが「星がよく見えるかどうか」を決定的に左右しますが、デジタル処理が可能な電子望遠鏡では、さまざまな画像処理(*)を行うことでその差をかなり埋めることができます。

(*)乱暴にいえば、背景の空の明るさから市街光分を「引き算」し、明るさとコントラストを調整するだけです。eVscopeがすごいのは、この処理を全自動で行い、その結果得られる画像が自然であること。

繁華街の中のような、よほど明るい場所でない限り、eVscopeは自宅の庭やベランダからでも、それなりに天体の姿を見ることができるといってよいでしょう(*)。

(*)もちろん、空の暗い場所のほうが、より限界に近い暗い天体まで見えます。何より満天の星の下で見る方が楽しめます^^

天リフ編集長
天リフ編集長
何も手を加えない「お任せ」状態で、この映像が得られるのがスゴイ!

「自律フィールド検出」による完全自動制御


これまでの光学式の天体望遠鏡を使いこなすには、いくつものハードルがあります。その中でも大きな2つのハードルを「自律フィールド検出」がクリアしてくれます。

「自律フィールド検出(*)」とは、「星並び」のパターンをデータベースと照合することで、今望遠鏡がどこを向いているかを自動認識する技術です。

(*)一般には「Plate Solving」と呼ばれています。フリーウェアとして公開されている製品もあります。

自律フィールド検出によって、まず、望遠鏡の設置が簡単になります。地球の自転によって刻々と動いていく天体を追尾するためには、地球の自転軸の方向を正しく認識する(*)必要がありますが、望遠鏡の向きを自動認識できれば、同時に自転軸の方向も計算できてしまうからです。

(*)「赤道儀」と呼ばれる架台では、使用者が架台の向きと高さを地球の自転軸と平行になるように設置・調整する必要があります。これが初心者には大きなハードルでした。

これまでの天体望遠鏡の中で、最も天体を導入しやすいシステムの一つ、ビクセン社のSXP赤道儀とコントローラー「スターブックテン」。きちんと設置することができれば、コントローラから見たい天体を指定して、望遠鏡の視野内に自動導入することができます。

もう一つは、見たい天体を望遠鏡の視野内に導入する作業を自動化できること。実はこれが天体望遠鏡を使う上での最大のハードル。暗い天体を「手動で」視野の中に持ってくることは、天体の位置と周辺の星並びが頭の中に入っているベテランだけが可能な作業なのです。正確に設置されたコンピュータ制御の架台があれば大幅に楽になるのですが、今度は「正確に設置する」というハードルをクリアできなければなりません(*)。

(*)「コンピューター制御の架台」は21世紀初頭にすでに実現されているのですが、「簡単に正確に設置する」のが難題でした。実はこれも既に実現できている製品があるのですが、高価なオプションが必要になります。

eVscopeでは、この「自律フィールド検出」技術によって、大幅に天体望遠鏡の操作が簡単になりました。

天リフ編集長
天リフ編集長
すでに存在していた技術の組み合わせただけ、といえばそれまでなのですが、誰にでも使える形で統合されたのは、eVscopeが初めてだといえるでしょう。

スマホアプリとのワイヤレス・シームレスな結合

さらには、スマートフォンのアプリに天体のデータベースを組み込むことで、「今見える面白い天体」をリストアップしてくれます。「何を見ればいいのか」すらわからない初心者であっても、アプリのリコメンドに従って画面をタッチするだけで、天体を観察することができるのです。

eVscopeはスマホで操作することが前提のシステムです。望遠鏡本体とはWiFiで接続し、ほとんど全ての操作をスマホから行います。このため、正確な時刻と現在位置もスマホのGPSから取得可能になります(*)。これは実は非常に大きなメリットで、特に後述する「市民天文学」として「天体の科学的な観測」を行うためには、必須の前提となります。

(*)既存の望遠鏡システムでは、スマホ接続機能をもつ一部の製品以外では、時刻も現在位置も手動で設定しなければなりません。

画像はハメコミ合成です^^;;

なんでも自動でやってくれるeVscopeですが、やはり「今そこにある星空」をしっかり認識しながら使いたいもの。星空を眺めずにeVscopeの画面や映像を見るだけでは、極端な話、図鑑を眺めているのと変わりません^^

そこでオススメしたいのが、スマホの星図アプリ。空にかざせば、その方向の星座や天体を画面に表示してくれます。eVscopeで今見ている天体が、星空のどのあたりにあるのかを併せて体験すれば、より宇宙の理解と関心が深まることでしょう。

市民天文学

eVscopeで「市民天文学」に参加するには、アプリからユーザー登録を行う必要があります。登録することで、さまざまな「観測ミッション」がアプリに送信されるようになります。

eVscopeを販売するユニステラ社では、「市民天文学」をコンセプトの一つに掲げています。天文学は、歴史的にもアマチュアによる貢献が最も大きなサイエンスですが、その一方で近年は探査衛星や観測機器の自動化によって、かつてほどの貢献ができなくなってきた一面もありました。

しかし、デジタル技術の進化によって、逆にアマチュアの観測能力も拡大できるはずだ。世界中の数多くのアマチュア(=市民天文学者)の力を結集して(*)、天文学に貢献しよう。eVscopeには、そんなユニステラ社の意気込みが詰まっています。

(*)例えば「小惑星による恒星食」の観測では、数多くの地点での観測データがあればあるほど、小惑星の形状を正確に描き出すことができます。

今日、地球1kmの小惑星(7482) 1994 PC1、望遠鏡で見られるほど近くを通過します。 この有害な小惑星についてもっと知ることができるように、観察するチャンスをお見逃しなく! http://unistellar.com/asteroid-7482-1994-pc1-flyby
こちらはユニステラ社のFacebookページの投稿から。地球の極めて近くまで接近する小惑星を観測することで、将来の「小惑星の衝突リスク」をより正確に計算できるようになります。

 

つい最近打ち上げられた「ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡」も、eVscopeで観測することができました。これらの人工天体や彗星などの情報がアプリ経由で迅速に入手でき、それを簡単に利用して観測できるのもeVscopeの魅力。

天リフ編集長
天リフ編集長
宇宙の姿を眺めるためのツールとしてだけでもeVscopeはじゅうぶん魅力的なのですが、科学への貢献への道が「開かれている」ことは素晴らしいことだと感じました。

ユーザーコミュニティ

eVscope Users JAPAN
https://www.facebook.com/groups/1205020936539014

eVscopeの利用者が増え、ネットの各所にユーザーコミュニティが生まれてきています。上のリンクはFacebookのユーザーグループですが、熱心な活動と交流が行われているようです。

参加者の顔ぶれを見ると、これまでの天文系クラスタを越えて、より広いユーザー層で構成されているように感じました。時には「閉鎖的」と言われることもあるガチ趣味クラスタが、eVscopeの登場によってより開かれてゆくのであれば、また別の意味での天文界への貢献となることでしょう。

「電視観望」システム各種との比較

小型天体望遠鏡「FMA180」、自動導入赤道儀「Sky-Watcher EQ5GOTO」、天体撮影コントローラ「ASI AIR」、そしてデジタル一眼カメラを組み合わせた例。この機材構成では一式30万円程度。デジタル天体写真とeVscopeの間には、技術的には本質的な違いはありません。

実は、eVscope2でできることの大半は、既存の製品や技術を組み合わせることでも実現可能です。天文趣味界隈ではここ数年、デジタル技術を活用し、その場で天体の姿をデジタル画像として見るという「電視観望」がブームになっていますが、eVscopeの技術は、電視観望で行われていることと基本的には変わりません(*)。

天リフ編集長
天リフ編集長
eVscope2の「電子アイピース」は例外です。これに相当する製品は、筆者の知る限り他にはありません。

また「自律フィールド検出」も、一般的には「Plate Solving」と呼ばれている技術で、フリーソフトによって実現することも可能です。自分で機材やソフトを組み合わせれば、同じようなシステムは20万円程度で実現できますし、光学系やセンサーはさらに高性能なものもセレクトが可能です(*)。

(*)eVscope初代で使用されているセンサー「IMX224」を使用した天体用カメラは数万円で入手可能なもので、イメージセンサーとしては普及品カテゴリといえます。

デジタル製品やソフトを操作することに長けた方であれば、システムを組み上げていく過程そのものを楽しみながら、eVscopeよりもずっと幅広い天体を、より高画質で楽しむシステムを組むことができるでしょう。

必要なものはたったこれだけ。

しかし、それらの複雑な技術を「誰にでも使える」形にシームレスに統合したことがeVscopeの最大の特徴で、その簡便性には天と地ほどの違いがあります。

天リフ編集長
天リフ編集長
例えていえば、自動運転車でドライブを楽しむのと、カスタムマシンでサーキットを走るくらいの違いがあるかも。

「星空を見せるツール」としての可能性

スマホの画面をHDMIで大型モニタに接続して多人数で観察する事例。出典:大阪市立科学館HP http://www.sci-museum.kita.osaka.jp/~yoshiya/eVscopeHB_OL.pdf
超高感度望遠鏡 eVscope 活用ハンドブック – 大阪市立科学館
http://www.sci-museum.kita.osaka.jp/~yoshiya/eVscopeHB_OL.pdf

eVscopeは、趣味として星空を楽しむ人たちばかりでなく、教育や天文普及の立場からも注目されています。上のリンクは大阪市立科学館で作成されたeVscopeの「活用ハンドブック(*)」。編者は同館の渡部義弥さん。

(*)想定読者は「科学館や学校などの教育現場」の人ですが、前半部分はeVscopeを使用する全ての人に役立つ内容になっています。ぜひご一読をオススメします。

eVscopeは「深宇宙の姿をこれまでにないレベルでリアルに見られる」というだけでなく、大型モニタに接続して多人数で観測できる、アプリをインストールすれば同時に複数のスマホを接続して見ることができる(*1)、操作が簡単で指導する側の負担が小さい、従来の大型機材と比較してコストパフォーマンスが高い(*2)、などのメリットがあると指摘されています。

(*1)望遠鏡を操作できる「オペレーターモード」は1人に限定されますが、見るだけの「観測者モード」は複数のスマートフォンで接続が可能です。

(*2)ドームに収容されるような大型機材は安くても数百万円、上にはキリがありません。それに対してeVscopeは「わずか」40〜50万円です。

どんな人に向いているか

天リフレビュー記事の定番、脳内ユーザーの声です。年齢、コメントは編集部が創作したもので、登場する人物とは全く関係ありません。フリー素材「PAKUTASO」を使用しています。https://www.pakutaso.com

「いきなりレベル50」50万円で買える至高の体験

eVscope2は実売50万円程度。けっしてお安くはありません。さまざまな機材やソフトウェアを組み合わせることで、同じレベルのことをもっと安く実現することも可能ですが、初心者には敷居が高く誰にもオススメできるものではありません(*)。

(*)そのプロセスそのものを楽しみたいのなら、正解は別のものになりますが。

しかしeVscope2なら、お金さえ出せばその日から素晴らしい深宇宙を体験できます。20万円でレベル1からスタートして、修業を重ねてレベル50までがんばるのか(*)、50万円でレベル50からいきなりスタートするのか。eVscope2でそれが初めて可能になったのです。

(*)ただし、天文YouTuber・ぼすけさんのレビュー動画にあるように、レベル50でいきなり打ち止めです。レベル99を目指したいなら、他の選択肢を検討した方が良いでしょう。

天リフ編集長
天リフ編集長
どちらを選ぶかは、貴方の生き方次第^^

シンプル・イズ・ベスト。もう面倒なことをしたくない方に

こぎつね座のあれい星雲(M27)を観察中。月夜でも、市街地でも、シンプルに星空と向き合う楽しみ。

長い間天文趣味を楽しんでこられた方が年齢を重ねて、辿り着く境地。重い機材を運んで遠征地で組み立てて、あれこれ苦労して見たり撮ったりするのは、もう十二分にやった。残された人生は、シンプルに星空を楽しみたい。かといって、加齢で眼も若い頃ほどには働かないので、光学望遠鏡は躊躇してしまう・・

そんな貴方にeVscope2はいかがでしょう。機材はリュック一つだけです。それに加えるものがあるとしたら、記念写真を撮る小型のカメラかスマホだけ。カメラのファインダーを見られる視力があれば、じゅうぶん普通に楽しめます。シンプルライフをeVscope2とともに過ごすのはいかがでしょう?

誰もが息をのむ体験。星空観望会に

多くの参加者を迎える星空観望会。eVscopeが1台あるだけで、より星空を楽しんでもらえることでしょう。

星空を見て感動してもらうのが何よりも好き。星空の素晴らしさを多くの人に伝えたい。そんな想いで「星空観望会」を開催されている方が数多くいらっしゃいます。

でも、アクセスのよい市街地では、深宇宙の天体観察には限界があります。せっかく望遠鏡を覗いてもらったのに「・・・がっかり・・・」されてしまった経験も多いのではないでしょうか。

しかし、eVscope2なら、市街地でも迫力のある深宇宙の姿を見ることができます。しかも同時に何人もの人が自分のスマホで楽しめるのです。eVscope2が一台あれば、星空観望会はより楽しく興味深いものとなることでしょう。

まとめ

eVscopeで天体観察中。九州の星まつり「星宴2021」会場で。

いかがでしたか?

eVscope2は、控えめにいっても「天体望遠鏡の革命」です。お値段が張るのが唯一のネックですが、逆にいえばこの値段でこの体験が手に入るようになったことが、すでに大きなイノベーションである、といえるでしょう。

そこにある宇宙の存在を実感する。これこそが天文趣味の楽しさの真髄。さまざまな垣根を取り払ったeVscopeを、ぜひ体験してみてください!

天リフ編集長
天リフ編集長
GJ、ユニステラの中の人!最大限の賛辞を送りたいと思います!

参考)eVscopeレビューリンク集

天文系のYouTuberによる「eVscope eQuinox(*)」のレビュー動画です。いずれの方も「画期的」「新感覚」「究極」などの賛辞を寄せられています。

(*)光学式の接眼部を省略した、eVscopeのより低価格のバージョン。

星景写真家・湯淺光則さんのレビュー

湯淺さんは星空案内人の資格をもつ天文愛好家・星景写真家です。普段のレビュー動画などでは、なかなか辛口の方なのですが^^;;、このeVscopeは絶賛されています^^

天文YouTuber・ぼすけさんのレビュー

ほすけさんは、「初心者目線の」双眼鏡や天体望遠鏡のレビュー動画を多数投稿されている人気のYouTuber。「最初からレベル50」「レベル99を目指すためのものではない」という表現(名言)は、こちらの動画から拝借しました!

星景写真家/タイムラプスクリエイター・成澤広幸さん

元天体望遠鏡メーカー勤務の成澤広幸さん。天体望遠鏡のプロの目線からeVscopeはどう見えるのか?

天文YouTuber・883enifさん

羊の皮を被った「ガチ系天文マニア」の883enifさん。さまざまな天体望遠鏡と天文機材を使ってきたenifさんですが、こちらでも非常に高い評価が。


  • 本記事はフランス貿易投資庁 ‐ ビジネスフランス 日本事務所、および Unistellar SAS様より機材貸与を受け、天文リフレクションズが独自の費用で制作したものです。文責は全て天文リフレクションズにあります。
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