講演

16:00〜16:15 IT時代の天体望遠鏡・eVscopeの星空体験/天体望遠鏡博物館ボランティアスタッフ TANKO

講演の概要

IT技術で天体望遠鏡がこう変わる。天体望遠鏡博物館のTANKOさんが「eVscope」の星空体験をご紹介!

関連情報

TANKOさんがeVscopeで撮影されたもの。天体の導入はスマホを操作して完全自動。このため、画像には自動的に天体の名前も表示されています。

eVscopeは、デジタルカメラで使用されている高感度CMOSセンサーを使用して、電子的な方法で天体の光を捉えて増幅し、肉眼で観察したり撮影したりすることのできる天体望遠鏡です。天文趣味界隈で「電視観望」と呼ばれているものと仕組みとしては同一のものです。

大きな違いは、システム全体がオールインワンに統合されていて、誰でも買ってすぐに簡単に使えるレベルにまで洗練されていること。スマートフォンを経由した情報のシェアも簡単で、まさにインターネット時代の天体望遠鏡といえるでしょう。

こちらの記事は、「星は好きだけど天体望遠鏡は持っていない」という目線でのsVscopeのレビュー記事。高価ではあるものの「簡単にすぐに使える」点を非常に高く評価されています。

eVscopeを販売するUNISTELLAR社の公式販売サイト。価格は約38万円。

TANKOさんがボランティアスタッフとして参加されている、香川県さぬき市の世界でただ一つの「天体望遠鏡博物館」。eVscopeも近い将来「新時代を切り拓いた天体望遠鏡」として展示されるのかもしれませんね。

事務局コメント

実は天文趣味界隈ではeVscopeを使用している人はごく少数派です。そんな中でもTANKOさんは持ち前の先取性でいち早くこの望遠鏡を入手され使用されてきました。トラディショナルな天体望遠鏡のエキスパートの眼からみたeVscopeの評価に注目です!