今回の撮影では、

α7Sはカメラレンズを使用したHα撮影です。

フィルターをレンズの前ではなく、
ボディ側に入れられる改造α7Sは、
カメラレンズでHα撮影する場合圧倒的に有利です。
(特に、焦点距離が短い場合はこれしかありません)

α7の悲しい30秒縛りのため、相当な露出不足で苦しいのですが、
多数枚スタックでなんとか形になりました。

α7S EF135mmF2L F2 30sec*70 ISO8000 Hα7nm
スカイメモRSノータッチガイド

ぎょしゃ座のカペラの右側にある散光星雲と暗黒星雲。
右上の暗黒星雲はこの日328で撮ったきりん座の暗黒星雲です。

かなり淡い星雲ですが、
さすがナローバンドそれなりに姿を捉えることができました。
この右のコマとでモザイクの予定だったのですが天候不良で断念。

実は天体にこのレンズを使うのは初めてです。
このレンズ、Lレンズではかなり古い設計で、
赤ハロが強く出ます。
(航空灯など赤いライトで焦点合わせしてみると、
かなりピント位置が違うのがわかります)

でもナローバンドなら問題なし。
F2の明るさもGood。
これからもっと使って見ようと思っています。


α7S SAMYANG35mmF1.4 F2.8 30sec*26 ISO8000 Hα7nm
スカイメモRSノータッチガイド
次は広角レンズで。
オリオンから南へ、銀経沿いに。
たった13分の総露出時間ですが、バーナードループは明るいですね。
右下にも淡い部分があるのですが、
露出不足と時折雲が通過したため、描出できませんでした。
次回はガム星雲も含めてもっと長い露出時間でやってみたいです。
しかし問題が2つ。
一つ目は、マウント周りの強度不足?で、微妙に片ボケしてしまいます。
EF135もSAMYANG35mmもけっこうレンズが長く、
ボディ側を雲台に固定すると、重量でたわんでしまうのでしょう。
この程度のサイズではあまりわからないのですが、等倍画像だとはっきり違います。
うーん。レンズ側で固定する方法はないものか。
もう一つは、ボディのマイクロSDコネクタの接触不良。
リモコンが動作しなくなってしまいます。
コネクタを何度も抜き差ししたり、押したり引いたりするとたまに復活するのですが・・
この日は結局最初の撮影以降は復活せず。
オリオンが26枚しか撮れなかったのは天候のせいではなくて、
1枚1枚手でシャッターを切っていたからです(泣

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