iPad用のフラットフレーム作成用ページ作成しました。便利です。
http://reflexions.jp/flat.html
(2016/12/12追記)
今さらながらの追加で恐縮ですが、画角の広いカメラレンズを使用する場合は、iPadをそのままで使用すると周辺部が実際よりも暗くなったフラットフレームとなることが判明しました。
例えば、SIGMA85mmF1.4の場合、200%ほどの過剰補正画像となります。原因は液晶面を斜めに見た場合、正面から見るよりも輝度が下がるせいです。
対策としては、iPad面にトレーシングペーパーや不透明アクリルなど、光を拡散するものを置いてください。筆者の検証では、上質紙を1枚置くことでほぼ合ったフラットを作成することができました(85mmの場合)。
(追記終わり)
(写真はイメージですw)
これまで周辺光量の補正はフラットフレームではなく、キヤノン純正の現像ソフトDPPの収差補正を使っていた。これはこれで何の不満もないのだが、α7sでは当然キヤノンレンズの収差補正などできない。
そこで仕方なく?フラットフレーム作成を試みることに。
最近見かけた2つの記事を参考にさせていただいた。

紹介されていたアプリColorsを試してみたのだが、iPhone対応のアプリなのでiPadでは画面が少し小さくなってしまい、328やFSQ106EDではサイズが足りない。

また、iPadのパネルに触れるとアプリが反応してしまうので、つかず離れずの距離を維持する必要がある。

そこで、「safariを使用するフラットフレーム作成用のWebページ」を作成した。

iPadでsafariを起動し、urlに/flat.htmlを入力して下さい。

やっていることは、何もない色指定だけしたdiv枠を表示するだけ。ただし、枠に対するタッチイベントを全て禁止しているので、軽い機材ならレンズをそのまま上に置いて使用できる。

(追記)4本指タッチ(スワイプによるアプリの切替)が抑制できていないことが判明。でもこれはsafariがやってるから禁止は無理だろうな・・nativeアプリ化すればできるのだろうけど。

色コード指定もできるようにした。数字入力指定でしょぼいが。。

これでFSQ106EDのフラットもOK.

フードにぴったりくっつけて撮影できるのでフラットの偏心の心配もなくなった。

この写真の例のように、液晶モニタと接触させずに撮影する場合、パネル面とセンサー面を完全に平行にしないと、フラットフレームの減光の中心が微妙にずれてしまう。この並行合わせは結構シビアに感じた。パネルの上にレンズを直接置ければ、その心配はなくなる。

FSQ106EDでフラットフレーム作成中。
α7sとEOS5D3で撮り比べてみると、けっこう違いがあることがわかった。
この件は次回で。

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