今回の撮影行では、SXP+FSQ106EDは自宅待機(笑
カメラレンズのみで、JILVA-170、スカイメモRS、ポラリエの3台体制です。
JILVA-170には328を載せて2min*40枚くらいで、
マイナーな領域の赤い星雲と暗黒星雲を、
2枚モザイクでを狙う予定でした。

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EOS6D(SEO-SP4) EF300mmF2.8LIS F2.8 120sec*8
ISO3200 LPS-P2 JILVA-170ノータッチガイド DSS、PS、GXT

ところが、少し晴れてはベタ曇りの繰り返し・・・
腰を落ち着けた淡い対象のモザイク撮影は断念して、
明るい無難な三つ星周辺を記念写真。
たったの8コマ、16分露出です。

この領域、M78あたりの暗黒帯と、
馬の首周辺の淡いHαのもやもやが面白いのですが、
露出が足りなくてちょっと欲求不満です。

でもにぎやかな方なんでまあいっか。


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EOS6D(SEO-SP4) EF300mmF2.8LIS F2.8 120sec*6
ISO3200 LPS-P2 JILVA-170ノータッチガイド DSS、PS、GXT

きりん座の暗黒星雲。こちらはわずか12分。
ノイジーではありますが、一応暗黒星雲ははっきり出てくれました。

マイナーな領域ですが、暗黒星雲好きの方はたくさんいらっしゃるようで、
ぐぐるとけっこう作例がヒットします。
このコマは二枚モザイク予定の上側なのですが、赤い星雲が下隅にちょっとしか入ってません(TT)



EOS6D(SEO-SP4) EF300mmF2.8LIS F2.8 120sec*32
ISO3200 LPS-P2 JILVA-170ノータッチガイド DSS、PS、GXT

おおいぬ座のしっぽ付近。
2枚モザイク予定の右側。
32枚64分と、けっこう露出できているはずなのですが、画質はいまひとつ。
雲が入ってしまったコマが混入してしまったのかな?

何より、星雲が美しくなく、なんだか不気味です。
丸い口を空けた幽霊のようなw



実は今回、謎の赤被りのコマが大半で、画像処理に苦労しました。
というか、被りを取り切れずけっこう変なムラが残っています。
この画像は超強調したサムネイル画像ですが、2/3ほどのコマに、
上半分に変な被りが入っているのがわかります。


何が原因なのか悩んでいたのですが、
FBのグループで教えていただきました。

上の画像は、
ライブビューモードでの同一条件でのダーク画像。
被りの模様が完全一致。

ライブビューモードで撮影すると、
このような被りが出る(ことがある?)そうです。
ある方は、20万ショットくらいから出るようになったとのこと。
某ショップの方の話では「原因不明・仕方なし」とのこと。

これからは、ライブビューでピント合わせした後、
忘れずにライブビューモードを切らないとだめですね。
ライブビューモードはミラーが動作しないので、
カメラが長持ちしてくれるかと思って意識して切ってなかったのですが。

未だ「ダークなし・フラットなし」の撮影を続けていますが、
もしダークを引いていたらこの問題は発生しなかったことになります。

こういう現象もあるのであれば、
ダークを引くことには、パターンノイズを取るだけでない効果があるということですね。
まあ、当たり前のことなんですが。



撮影に使用したJILVA-170。
328 120secで今回60コマほど取りましたが、歩留まりは90%以上でした。
素晴らしい。安定の高精度です。

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