α7S 最強の星空記念写真用カメラ
2018年はお世話になりました。2019年もよろしくお願いいたします。
12月末は南紀に遠征。紀伊大島で見つけた絶好のスポット(日米修交記念館近くの海金剛)で久しぶりに星景三昧。月の出直前、赤く染まった東の空。
直射する人工光はほぼ皆無。串本から数キロの地点だが、南天は漆黒。
シャッター幕断裂から無事?復活したα7Sが大活躍。まったく人工光がない場所の暗夜で星明かりだけで撮れるのがこのカメラの凄いところ。あまり明るくないF4の魚眼ズームだが、被写体ブレ防止のためISO16000まで上げて15秒露出で押さえられるこの余裕。
通常の超広角レンズでは、周辺部の星座の形が大きくゆがんでしまうのだが、対角魚眼はその点星空が自然になる。地上構造物を思い切り入れてローアングルから。
スリックのミニ三脚が大活躍。カーボンでもない安物モデルだが、こういう用途なら無問題。こんな撮影風景もα7Sの独壇場。EOSではさすがにこうは撮れない。
冒頭の写真のカメラが撮影中だった風景。10分1枚撮り。15mmの超広角だが、北斗七星の形が微妙に変になるのが気に入らないところ。月の出が感動的に美しかった。望遠レンズを車に置いてきてしまったのが悔やまれる^^;;
ところが・・・α7Sがその後再び不調に。サイレント撮影モードにしていても、メカシャッターが動作するタイミングがあるらしい。実家で30秒30枚を撮影後、電源をOFFにした際にメカシャッターの動作音が。
上の画像の斜めになったシャッター幕が一連の故障の原因。根元で幕が切れている。
荒療治。ニッパーで切れた幕を切断。(むしり取ったとも言う^^;;;)
とりあえず動作するようになったが、次いつ故障するかわかったものではない。前回幕を仮止めした両面テープはボディ内のどこかにあるはずだが発見できずwww
少なくともあと1回は撮影行に使えるはずだが、どうなることやら・・・
いずれにしてもα7Sは最強の「星空記念写真カメラ(*)」だ。手持ちの個体が完全に昇天したら中古品を探す予定。
(*)α7Sが他社機と比較して優れている点。①高ISO時(ISO12800〜ISO51200くらい)の1枚撮りの場合、1段〜2段程度ノイズが少ないように感じる。ISO10万くらいになると他社カメラではそもそもその感度が使えないのでオンリーワン。②ライブビューが明るい。静止画モードでも3段くらい?は明るいが、隠し技の動画モードにするとISO40万まで正味使える。ピント合わせ・構図決定の際の大きなアドバンテージ
ところで、星ナビ2月号の新宿さんの記事「星と友だちを撮る」は素晴らしい。選者やガチ仲間を唸らせるために写真を撮るのも一つの楽しみだが、同じ時間を共有した仲間との思い出を残すというのも最高に楽しい。これぞデジタル時代で初めて可能になった楽しみ方だと思う。
http://reflexions.jp/blog/orig/2018/12/31/7488/