小石原(9) 85mmでモザイク星野・フラットに苦しむ

最近は何で撮ってもモザイク合成なのですが、85mmでもモザイクを意識した星野を撮り始めています。

ぎょしゃからおおいぬまでを繋ぎたいのですが、時間的にもそろそろ無理っぽいので、まずはオリオンを中心に6枚でのモザイクをやってみました。


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EOS6D(SEO-SP4) SIGMA85mmF1.4Art F2.8 ISO1600
上3枚、下右1枚 1min*60 スカイメモRS 2017.2.2福岡県小石原
下左2枚 4min*9 JILVA-170 2016.12.27 和歌山県すさみ町
DSS、PS CC、PhotoMerge、GXT

疲れました。この1枚ができあがるまでに・・
エンゼルフィッシュの胴体が妙に黒いとかベトリックスの右に大きなゴミがあるとかすさみで撮ったコマの方がヌケが良くてアンバランスとかいろいろ突っ込みどころはありますが、とりあえずここまで。はあはあ・・

Camera Rawのプロファイル補正で周辺減光を補正し、コンポジット直後の画像にグラデーションレイヤーでかぶり除去をざっくりかけて、確認用の強調レイヤーを入れた状態。
なんともてんでんばらばらな色と明るさ。

実はこの程度のムラはGXTが「だいたい」は補正してくれるのですが、大きなムラには強いのですが局所的なムラを取るには限界があります(パラメータ調整で消すには消せるのですが、天の川や分子雲まで消えてしまう)。

特に気になるのが大きなリング状のムラ。
めんどくさいのでこれまでごまかしていたのですが、これをなんとかしないと・・・

推測ですが、Camera Rawのプロファイル補正は結構適当。
レンズによって過補正になったり補正不足になったり。

また、ミラーボックスケラレや、上の例のような微妙な内面反射?の加減でできるムラには対処できません。

— — — —

そこで、今回まじめにフラットを作りました。
そのフラット用の元画像にCamera Rawのプロファイル補正をかけてみました。
補正が完全なら、全面ニュートラルになるはず。

まずは補正なし。
このとおり、周辺減光が出てます。

補正100%。
若干補正不足ですね。しかも例のリングムラは消えていません。
上辺と下辺がミラーボックスケラレの逆になってますね。
色むらもあるけどこれはフラット画像の問題なのか、センサー感度のムラなのかは謎・・

補正120%。
このへんがベストエフォートのようですが、各所にムラが残ります。

予想どおりとはいえ、強く強調する星野写真では、Camera rawのプロファイル補正では苦しいということがはっきりしました。
(勿論、レンズによっては手動補正で充分なこともありますが)

— — — —

早速フラットを入れて試してみました。
左がCamera raw プロファイル補正。
右がフラット補正です。

完璧とは言い難いですが、明らかに前進です^^

このフラットを使って、6枚の画像をraw現像から一式やり直し。
フラットを入れてDSSでスタックして、グラデマスクとGXTでかぶり補正し、あれこれ強調処理を入れて、最後にもう一度GXTでかぶり補正を入れた、モザイク直前の状態。

この画像をICEでステッチして、彩度・レベル調整をかけた画像。
うーん、ここまで頑張って合わせたのにまだつなぎ目が・・・

ICEは何も考えずに処理できて便利なのですが、結果に不満がある場合は全てが手作業になってしまいます。
左がステッチ画像を右のようなPSのレイヤー形式でも出力できるのですが、その場合は色・輝度合わせや位置合わせもなされていません。

手作業が入る場合は、実はPhotomergeの方が楽なことがあります。Photomergeだと、位置合わせ・色合わせしたマスク付のレイヤーができるので、こっちの方が楽。

で、レイヤー毎に調子を微修正し、境界はぼかして目立ちにくくして、あれこれやってできたのが先頭の画像でした^^
あー長かった。ここまで読んでいただいた方、ありがとうございました^^

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「小石原(9) 85mmでモザイク星野・フラットに苦しむ」への2件のフィードバック

  1. こりゃ私が泥沼へ入ってしまうのは当たり前ですね。
    何しろ一つ一つの処理が複雑。ホント凄いですね。

    1. 多数枚モザイク、ほんと泥沼です・・・
      やり直しの作業もコマ数倍。
      逆に、再現性ある形で効率良く作業を進めることの重要性を思い知りました。

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