ポータブル赤道儀考〜固定撮影で星はどこまで写るか
ポラリエを買ってしまった自分だが、結論から言うと、赤道儀がなくても星空はちゃんとカメラに収められる。
しっかり三脚に固定し、明るめのレンズで感度を上げて星が流れない程度(50mmで10秒前後)で撮影すれば、「そこに見事な星空さえあれば」すばらしい星空が写る。
固定撮影の作例をいくつか。
北アルプス、唐松岳で撮影した夏の銀河。15秒なら星の流れはさほど気にならない。
暗い空なら、このくらい露出してもOK。逆に、街灯りで背景が明るいと、1秒でも背景が昼間のようになってしまう。
最近のデジタル一眼カメラやレンズは性能が飛躍的に向上しているので、固定撮影でもこのくらいは写る。
特に、地上の風景と星を対象にする星景写真では、固定撮影でほぼ十分。
ただし、微妙に十分でない。「あと倍、露出をかけられればなあ」「あと一段、レンズを絞りたいなあ」くらいかな。
そういうときが、ポラリエのようなポータブル赤道儀の出番。
ポラリエ。この白い箱です。
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