大宇陀町の思い出
2021年の正月モードも今日で終了。定常業務のピックアップ以外はお休みし、自宅でゆっくり過ごしました。
7年前のお正月に撮影した1枚。アイソン彗星で復帰から2ヶ月後、本格的に天文復帰する直前、まだ赤道機も何も導入していないころに撮影したものです。
ここは自作のポータブル赤道機を持って中学・高校のころに足しげく通った場所です。当時は近鉄桜井駅からバスに揺られて40分、自宅からは2時間近くかかりました。機材を一式担ぎ、朝まで撮影してPX払い下げの古い古い寝袋で寝て翌朝帰るというスタイルでした。
同じ場所、同じ方角を撮影したもの。1979年の3月撮影。中三・高一の間の春休み。この時は3連泊して撮影をしていました。前景の木立が35年分成長しているのがわかります。
この木立のすぐ右にはかつて京大の大宇陀観測所があって、当時は40cmシュミットカメラが設置されていました。鏡筒はその後口径60cmのRCに換装されたそうですが、ユーハン工業製の架台とともに現在は香川の天体望遠鏡博物館に設置されています。
一昨年12月に念願の天体望遠鏡博物館を訪れることができ、この望遠鏡に再会することができました。
大学生のころにお世話になった(といっても1回行っただけですが)上松の1m望遠鏡は、西はりま天文台に移設されていて、これも一昨年のCANPで再会することができました。
いろいろな思い出に滑り込み?で再会できたのは、幸運なのかもしれませんね。