右がシグマ105mm、左がFOT85。

このブログを始めた理由の一つが、日々の業務や天文活動の記録。レビュー記事のための撮影や、自分自身の天文活動が最近輻輳していて、ある程度時系列に整理しておかないと少し前のことはすっかり忘れてしまいます^^;;;

というわけで過去記事としてアップ^^小石原に行ってきました。最近小石原には「通勤」しているような気分^^

この日の目的の一つは、シグマ105mmF1.4Artとソニーα7Sでの、Hαナローでのモザイク撮影。シグマ105mmは解放で撮って、短時間露出のモザイクでどんなリザルトになるのかの検証。

α7S シグマ105mmF1.4Art解放 ISO12800 30sec*30 6モザイク SWAT-310 BaadarHα7nm

1フレーム当たり30秒30枚という短時間露出での6フレームモザイクです。総露出時間は90分。フラットは薄明フラット。うまく合ってくれて、地平線付近以外はほとんどかぶり補正なし。

でも、どうですかねえ・・・ちょっと冴えないかなあ・・・

等倍で見ると、各フレームの周辺像がやっぱり今一つ。やっぱりもう一段絞って、4倍露出したいかなあ・・・それだと総露出6時間コースか・・・

コンポジット後の1枚画像の等倍チャート。これを見る限り、周辺が特段「ひどい」というわけではなく、モザイクなら十分使える範囲である気もします。それよりも全体的にボテっとしているのがいけないのか、そもそも30秒30枚が少なすぎるのか。F1.4なのでF2.8相当なら120枚。もう少しノイズが少なくてもいい気がするのですが。

1枚画像のレベルを見ると、Rチャンネルの輝度は十分な気がします。むしろ、星雲の中心が飽和してしまいました。短秒コマをちゃんととって、飽和復元しないとだめですね。

FlatAidProの飽和復元合成は、プロセス自体何も難しいところはないのですが、長秒と短秒の画像を位置合わせするのがめんどくさい。とくにモザイクではn倍。自動になるとよいのですが。

α7S シグマ105mmF1.4Art解放 ISO12800 30sec*30 6モザイク SWAT-310 BaadarHα7nm

いまひとつ納得いかず再処理。ハイライトを持ち上げただけですが。結局M8やM16/17のハイライトを飛ばさないようにすると天の川が眠くなる、という仕掛けなのでしょうか。ますます飽和復元が重要。次回は短秒コマ必須ですね。

こちらははくちょう座付近を撮影中。こちらは倍の30分露出で撮っています。

とりあえず処理した1フレーム。6フレーム撮ってるのですが、残りのフレームはまだ処理中です・・・

残りフレーム、処理してみました。

α7S シグマ105mmF1.4Art解放 ISO12800 30sec*60 6モザイク SWAT-310 BaadarHα7nm

予定枚数は4*3=12モザイク、その右半分のみ。追い込んだレタッチは撮像してからですね^^

ちなみに、以前撮った85mmのモザイクはこれ。

α7S 85mmF1.4->2.0 ISO12800 30sec*60 * 6モザイク

しかし同じようなところを撮ってますねえ・・・人生を無駄遣いしています^^;; やっぱりレンズをこれと決めたら気を散らさずとり続けないとorz。

しかもハイライトつぶしてるし。この時の経験をすっかり忘れてるorz。やっぱり日々の業務の記録と振り返りは大事です^^;;;