天体望遠鏡

【天体望遠鏡を売りたい方必見】失敗しない天体望遠鏡買取サービス利用のヒント

画像出典)高橋製作所ビクセンフリー素材ぱくたそ

こんなバナーを最近よく見ませんか?

これは本当のことです。天体望遠鏡はさまざまな中古品の中でも、高く売れることではトップクラスの商品なのです。

近年「遺品の整理」などで、リサイクルショップに持ち込まれる天体望遠鏡が増えています。「本人にとっては大事なものだろうけど、結局ガラクタだろう」と思って安易に処分してしまうと大損してしまうことがあるかもしれません!

こんな人のための記事です!

天体望遠鏡を処分したい!

右も左もわからない!

でも高価に買い取ってもらいたい!次の人に有効に使ってもらいたい!

えっ!こんなに!実は高く売れる天体望遠鏡

天体望遠鏡はなぜ高く売れるのか

高級望遠鏡の最高峰、独Zeiss社の製品。1995年に天体望遠鏡部門が閉鎖され25年近く経つ今でも高額で取引されることが多い製品です。この製品の場合100万円で売れても驚きません。

古くなっても資産価値が減りにくい

マニアの旺盛な買い需要

天体望遠鏡は特殊な商品です。電子機器とは異なり、光学製品は技術革新の速度が遅く、時間を経てもあまり陳腐化しません。また、市場規模が小さな趣味の製品であるため、マニアにとっては非常に価値が高い製品が市場に出ずに死蔵されているケースが多くなっています。

このため、そういった「お宝品」はヤフオクなどでは全般的に「売り手市場」です。掘り出し物が現れるとかなりいい値段が付き、ほぼ確実に売れる状況になっています。

一般人には扱いにくく目利きがしづらい

お宝なの?ガラクタなの?

しかし、一般の人にとっては非常にわかりにくい市場です。そもそも「天体望遠鏡って何?」的な、右も左もわからない状態でしょう。「物置からなんか長くてやたら重くて太くて白い筒が出てきたけど、これって何なの?値打ちがあるの?ないの?」

普通の人には、天体望遠鏡の目利きなんてできるわけがありません

でも売りたい。どうすればいいの?

ではどうすればいいのでしょうか。

近所のリサイクル店に持っていく・ネットの不要品引取サイトを利用する

ネットのフリマに出品する

ネットのオークションに出品する

まずやっちゃいけない例です。家具・家電・衣類などを何でも買い取ってくれるリサイクルショップでは安い買い取り価格しか期待できません。なぜなら、天体望遠鏡のような専門性の高い商品の価値を目利きする専門性も、高く売る販売チャネルも持っていないからです。これはネットの「不要品なんでも引き取ります」系のサイトでも同じです。

また、メルカリのようなネットのフリマに出品するのも考えものです。うまく値付けできれば一撃で売れる可能性が高いのですが、そもそもそんな「値付け」ができないから困っているのですから・・・

その点、ヤフオクなどネットのオークションに出品すれば、ある程度妥当な価格が期待できます。でも、それができれば苦労はしませんよね^^ 商品説明の作成、商品画像の作成、質問への回答、販売後のクレーム対応・・・ヤフオクに自分で天体望遠鏡を出品できるような知識とスキルがあるなら、この記事を読む必要などハナからありません。

詳しい知人に相談する

専門の天体望遠鏡販売店で買い取ってもらう

一番良いのは、目利きができる詳しい知人に相談することです。高く売れる天体望遠鏡を使われていたのなら、何人かは同好の友人がいるはず。その人にざっくり相談して見てもらうのがよいでしょう。

しかし、相談される側にもそれなりの負担もかかりますし、適切な相談相手がいない場合もあるに違いありません。そんなときは目利きができる良心的な専門店に買取の見積もりをしてもらいましょう。あたりまえの結論ですが、一般的にはそれが妥当な選択といえます。

賢く買い取ってもらうためのヒント

方針を決める

とにかく高く買い取ってもらいたい

大事な望遠鏡を次の所有者にも大切に使ってもらいたい

とにかくスピーディに処分してしまいたい

まず、何を優先するかを決めましょう。天体望遠鏡の買取を行っている業者はいくつかのカテゴリがあり、それぞれ得意分野が異なっています。また、リサイクルやネット通販の業界は最近新規参入も多く、その中にはブームに乗って雑なビジネスを行ったり、極端な場合は詐欺まがいの業者がいるかもしれません。

方針をしっかり決めることによって、どんな買取業者をどんなふうに選べばよいのかが、おのずと絞られてきます。

買い取り業者を選ぶ

業者を探す基本はネット検索です。しかし、あたりまえですが、検索上位がその順で良いショップ、というわけではありません。検索の上位に表示されるショップは、基本的にネットビジネスに長けたショップです。

ネットビジネスにおいては、検索上位に表示されることは生命線の一つです。検索上位に表示されるためには、広告やSEO対策(検索エンジンで上位に表示されるためのサイトの最適化)などにコストを掛ける必要があり、この場合逆に買い取り価格に転嫁されている可能性もあります。規模の小さい良心的なショップは検索上位には出てこないかもしれません。

「天体望遠鏡 中古 買取」の検索で引っかかる結果には大きく分けて3つのカテゴリのショップが含まれています。

大手総合リユースショップ

全国に展開する大手のリユースショップ。取扱商品はあらゆる商品ジャンルを含んでいます。ネットとスケールメリットを駆使し、フランチャイズ的に大規模にビジネスを展開し、大量仕入れ・大量販売するビジネスモデルでしょうか。

「天体望遠鏡」は「光学製品」という類似性からか、カメラのカテゴリで扱われているようですが、市場規模が小さく専門性が特に高い「天体望遠鏡」について高いノウハウを期待するのは望み薄でしょう。このため買い取り価格は安めになると推測しますが(*)、見積もりはネットで簡単にできますので、高く売りたい場合は相見積もり対象に入れて提示価格を比較するのはじゅうぶんにありでしょう。

(*)その一方で、ヤフオクの落札情報など「この商品が最大いくらで売れるか」については、実はもう誰でもその気になれば調べることができます。また、大手のリユースショップは見積もりから買取までのオペレーションがスケールメリットで効率化され、取引の間接コストが低く抑えられるため、その分高い買い取り価格が提示される可能性もじゅうぶんあると考えられます。

専門特化×横展開型リユースショップ

サイトの見え方としては「天体望遠鏡専門の買取ショップ」になっていますが、同じ事業者が複数の別サイトで楽器・オーディオ・ブランド品・産業機械・工具など、比較的高い価格帯の特定の商品カテゴリをターゲットに、多角的に運営しているショップです。

Webサイトはすっきりしたデザインで、いかにも「専門店」風に見えるような膨大なテキストコンテンツを含んでいるのも特徴(*)。そのためか、検索エンジンの検索結果上位を多く占めています。

(*)正直いってよく調べたなあ、と思うほどのボリュームですが、細かいところではいろいろと微妙なところもあり、ネット検索で情報をかき集めたようにも見えます。

経営母体は比較的小規模な事業者が多いようです。大手が扱いきれないようなニッチなマーケットの商品を、ネットの力で多く仕入れてヤフオクなどでスピーディに販売するビジネスモデルでしょうか。

正直いって専門家の眼から見ると微妙です。このカテゴリのショップでは、古物商許可証番号(*)が表記されていなかったり、他社の商標表記の誤用・他サイトの画像のパクリなど、グレー・ブラックな業者も過去見かけたことがあります。もちろん、一部の問題業者の例だけで全体を判断してはなりませんし、買取価格は他のカテゴリのショップよりも有利である可能性はじゅうぶんにあります

(*)ネットショップを利用する基本中の基本ですが「特定商取引法に基づく表記」の確認、中古ショップなら「古物商許可証番号」の確認はマスト。表示されていないサイトはアウトです。また、住所や運営法人名でGoogle検索・地図・ストリートビュー検索して、表記住所に事業者が存在することを確認することも重要です。

画像盗用サイトの例。別の中古販売店の店頭画像の盗用です。2019/10/29キャプチャ。

天体望遠鏡専門店

天体望遠鏡に特化した専門店です。スタッフには高度な天体望遠鏡の知識とメンテナンス技術があり、仕入れた製品が一定の品質基準を満たすように整備した上で、店舗ないしはネットで販売するスタイルです。

専門家目線で見ると、一番安心・信用できるショップで、特に買取り額が高くなる大型機材・希少商品の目利きについては随一でしょう。一方で、事業規模の小さなショップが多いため、見積もり依頼のレスポンスや訪問買取の対応エリアなどが若干限定される可能性があります。

逆に「売却したい商品が多く個別に見積もり依頼するとキリがない」ような場合は、このカテゴリの専門店に依頼するのがよいかもしれません。訪問などで見積もりの上で、適正価格で引き取ってもらえる可能性が高いといえます。

新品も含めた、天体望遠鏡や双眼鏡などの機材を扱う専門店を兼ねていることが多いですが、中古品のみを扱う専門ショップもあります。

例)

ユーシートレード
http://www.uctrade-shop.com
CAT USED TELESCOPES
https://catut.shop-pro.jp

上記以外にも、天リフの「天文ショップ訪問」に記載されているショップのほとんどで、中古品の買取を行っています。

方針別・取引ガイド

「高く売りたい」場合:基本は複数のショップでの見積もりだが・・

「高く売る」ためには、相見積もり(アイミツ:複数のショップから見積もりをとる)が鉄則。これは資本主義経済の基本です。

しかし、相見積もりとはいえ、ネットでの「見積もり依頼フォーム」だけでは価格は簡単には確定しないこと、横並びに確定させるにはかなりの手間が必要であることに注意が必要です。

一つ例を見てみましょう。新品の実売価格が10万円の商品が仮にあったとします。この商品の見積もり依頼を3社に依頼したところ次の結果が返ってきたとしましょう。

A社:5万円〜7.3万円

B社:4.7万円〜7.0万円

C社:6万円(程度により減額の可能性:最大1.5万円程度)

この情報をあなたはどう判断しますか?

数字だけ見れば、「高く売れそう」な可能性はA社>B社>C社の順です。しかし、見積もり金額に幅がある以上、あくまで可能性にしかすぎません。最終的にはC社が一番高値だった、という可能性もじゅうぶんにあるのです。

「粗利20%」という仮定は、筆者の「最低でもこれくらいは取らないとビジネスにならないだろう」というレベルの単なる推測であり、何の根拠や保証もないことをお断りしておきます。

逆に、買取側の立場で考えてみましょう。ビジネスである以上は、買取価格<販売価格であることはいうまでもありません。その差は、買取品をオークションで販売する業者の場合は、粗利+オークションの落札システム利用料です。仮に粗利を20%と仮定すると買取価格の上限は販売価格の72%を越えないことになります。

上の例でいうと、A社の7.3万円という買取最大価格は「新品と同じ金額で売れるくらいの程度の良い商品(未開封の新古品レベル)」であろうことが推測されます。見積もりというよりも、理論上限といえるかもしれません(*)。いずれにせよ見積もりに幅がある場合の上限価格は「全てが最高のコンディション」の場合と考えるべきです。

(*) もちろん、企業努力によって粗利率が20%よりも低くても成り立つビジネスを実現している可能性もないとは断言できません。

「高く売りたい」場合:相見積もりの限界とその対策

ひとつはっきりいえることは、見積もりが簡単なほど提示額の幅が広くなる(*)ということです。通常は最終的な金額が確定するのは「商品の現物を確認した上」となることには、当たり前ですがくれぐれも注意が必要です。

(*)このほかにも、カメラなど製品の流通量が多い製品では、型番と年式、外観上の程度でほぼ見積額を絞り込むことができるのに対して、天体望遠鏡の場合は流通量が少ない、製品構成が複雑、外観からだけでは製品の品質を査定しにくいなどの理由で、どうしても見積額に幅が出てしまいます。

この先、取引を進めるためには、現物を実際に見てもらって、買取価格を確定させなければなりません。多くの業者では「訪問買取」のような「担当者が訪問してその場で価格確定・取引」だったり「宅配買取」のような「現物を送付して最終買い取り価格を確定し、それでよいなら取引成立、不満なら送料負担で送り返し」のようなシステムをとっていますが、いずれの場合でも複数の業者に対してそれを行うのは、現実的にかなり負担が大きくなります。

ネット見積もりの範囲で見積金額のぶれを小さくするには、「悪いところも含めて、できるだけ鮮明な商品画像を、多めに撮影して見積もり時に添付する」ようにしましょう。

いずれにしても、相見積もりは重要ですが手間とのトレードオフでもあります。「対応の手間」は買取業者のレスポンスの速さや回答のわかりやすさにも大きく左右されます。買取業者ができるだけ明確な回答ができるような情報を提示しつつ、確定していない金額に惑わされず、慎重に対応するようにしましょう。

また、おなじような業者に見積もりをとっても、おなじような価格しか提示されない可能性が高いと考えられます。ネット見積もりの範囲であればまだ負担が少ないですから、先に書いた「大手総合リユースショップ」「小規模専門特化横展開型」「天体望遠鏡専門店」の3つのカテゴリそれぞれから見積もりを取られることをオススメします(*)

(*)「1つの申込で複数業者の見積もりが取れます」的なサイトは、天体望遠鏡に関しては有効に機能しない可能性があるので注意が必要です。「オススメ買い取り店の比較!」や「一括で見積もれます」のような記事・サービスは、それ自体が宣伝のための記事だったり、クローズドな提携業者グループのみを紹介するサービスの場合があるようです。

大事に使ってもらいたい場合:天体望遠鏡専門ショップ一択

筆者が「天体望遠鏡業界の人間である」というバイアスももちろんありますが「手放した天体望遠鏡が、この後最大限に有効活用(リユース)される」という意味では、天体望遠鏡専門ショップに買い取ってもらうのが一番でしょう。

先に紹介した天体望遠鏡専門ショップの場合、買い取った商品を右から左に流すだけ、というやり方はどこも行っていません。重要な部分をきちんとチェックし問題があれば整備して、次に手にするユーザーにとってベストになる形にまでしてから、次の顧客に販売されることになります(*)。

(*)これとは逆に「ノーリターン・ノークレーム」前提でオークションで販売するのも一つのビジネスだとは思いますが、それは信用を失うリスクとのトレードオフでもあります。

このときに発生するリスク(整備に想定外の費用がかかったような場合など)やコストが、買取価格や次の販売価格にどう影響しているのかは筆者にはよくわかりませんが、影響していると考えるのが自然です。むしろ、売り手・買い手双方のメリットを最大化するにはそうあって当然だと筆者は考えています。

とにかくスピーディに買い取ってもらいたい場合:

「言い値」でもいいから、手間を掛けずに早く買い取ってほしい。そんな場合は、買取業者が提供するサービス(訪問見積もり・宅配見積もり・対応エリアの広さなど)と、対応レスポンスに着目しましょう。

一番楽なのは「ネットで見積もり→担当者が自宅に訪問→金額がその場で確定→その場で取引完了」であることは言うまでもありません。ただし、業者もビジネスですから、リスクが少なくメリットのある取引ほど「やる気」を出して頑張るのは当然です。逆に、取引金額が小さい場合でも、スピーディで親切な対応をする業者はよい業者といえるかもしれません。

この先の具体的な情報は筆者にもありません。ネットや電話での見積もり依頼以降の業者の対応を見て、個別に判断していくしかないでしょう。

「高く売るコツ」のウソとホント

「天体望遠鏡専門の買取店」を謳うショップのHPやアフィリエイト系サイトでよく見かける「天体望遠鏡の高値査定の秘訣」。これには専門家目線で見ると、若干微妙なところもあります。

??レンズをきれいに清掃する

汚れた製品よりもキレイな製品のほうに価値があることは当然のことです。「査定者の心証を良くする意味でクリーニングすることをおすすめします」というのは、暗に「汚れた製品は査定を下げるよ」と言っているだけのことです。

天体望遠鏡の特殊事情として、少々汚れていたとしても、レンズやミラーを素人が触ると余計に悪くする危険性が大です。特にレンズの裏側や反射式望遠鏡のミラーは絶対に×です(*)。天体望遠鏡専門店の中では、中古品買取の際にはレンズ・ミラーは触らないでというのが常識です。相当汚れていたとしてもプロがクリーニングすれば見違えるようにきれいになります。それも含めてプロの「目利き力」なのです。

(*)分解しないと清掃できない製品が大半です。分解は元に戻せない危険が高く、絶対にしないことをオススメします。

よほど専門知識がない限り、レンズだけでなく、可動部のがたつきや緩みなど、手でネジを回すこと以上の「手入れ」はしない方がよいでしょう。「清掃」はかぶったホコリをとることや、レンズ以外の外観の清掃だけにとどとめておくべきです。

とはいえ、一方で「高く売りたい」限りは、ぶっちゃけ「レンズも清掃するかどうか」は買取業者がどう言っているかで判断するべきです。天体望遠鏡専門店に買取を依頼する場合は、レンズは清掃しない。でも「レンズをきれいにした方が査定があがるよ」と言っている業者に依頼するときは、最善を尽くして(注意書きをよく読んで^^)清掃しましょう。

△付属品は確実に揃える

高価な天体望遠鏡ほど「元箱」があることの価値はほとんどありません。(木箱やアルミケースなどの段ボールでない箱を除く)。取説も同様です。小さなネジなど少々の部品の欠損があっても、天体望遠鏡専門ショップなら簡単に代替部品を調達できるものです。この注意書きはむしろ買取側の都合として「そのままに近い状態で売れる・売りやすい商品を買い取りたい」という意味なのかもしれません。

逆に、付属品があるのかないのか、よく探し出すようにしましょう。「意外なパーツが天体望遠鏡の付属品だった、それに高い価値があった」ということがよくあります。付属品は確実に探し出して揃えるべきです(*)。

(*)特に「接眼レンズ(アイピース)」と呼ばれる小さなパーツは、重量価格比でいえば本体以上となる場合があります。

△「売り時のシーズン」はあるのかないのか

ずばりいって高価買取が期待できる製品の場合は「売り時のシーズン=季節」はありません。逆に売り時が関係するような製品の買い取り価格は、高くても1万円程度でしょう。それ以上の製品では基本的に季節による価格変動はないと思って間違いありません。

ただし、これは「天体望遠鏡専門店」目線です。「シーズンがあるよ」と言っている買取業者においては、やはり「その業者の売り方」的にはシーズンがあるから、そう言っているのでしょう。こちらも売却先によって考え方を使い分けるのがよいでしょう。

また、オークションで販売される商品の場合は、季節よりももっと局所的な「需給」が存在する可能性があります。特にレアな商品の場合、他に同じ製品がたまたま出品されているような場合は、買い取り価格は下がってしまう可能性はじゅうぶんにあります。一般の方にそこまでウォッチしろというのはムリだと思いますが、そういう事情は知っておいて損はないでしょう。

ある程度専門知識のある方に・売却方法いろいろ

最後に「天体望遠鏡」について専門知識や経験をお持ちの方に、釈迦に説法ではありますが「中古買取」以外のさまざまな機材売却方法について、基本的なことをまとめておきます。

一番コストがかからない個人間売買(マージン:0%)

個人間売買の場合、消費税も出品手数料もかかりません。これだけでも15%は違います。業者のマージンもありません。これでさらに20%。売り手・買い手双方の利益が「理論的に」最大化できるのは個人間取引です。幸運にも、身近に希望の金額で買い取ってくれる人がいる場合は、その人に売却するのが一番です。

しかし、個人の交友範囲には限界がありますし、人間関係を壊してまで高値で売りつけたり(*)、買い叩いたりするわけにもいきません。そこで何らか別の方法が必要になるわけです。

(*)その点オークションの場合は「競り合い」による価格上昇が発生するケースがあり、特にレアな商品の場合はオークション出品の方が高値になる可能性もあるでしょう。

手間をかけてもよいならオークション出品(マージン:8.64%+送料)

「買取業者に見積もってもらったけど、ヤフオクよりずっと安くてがっかり。それなら知人にでもくれてやるわ」。そんな噂話を巨大掲示板などで目にすることがありますが、それは当たり前です^^ ヤフオクでの個人間取引なら消費税もなく、出品手数料8.64%と送料だけです。高く売れて当然でしょう。

なので、今の時代、高く売りたいならオク出品が一番です。筆者もこれまでいろいろ機材をヤフオクで売りましたが、中古買取より感覚値で2割以上は有利だと感じました。ただし、手間がかかります。写真撮影、商品説明文を書く、出品する、質問に対応する、梱包、発送、クレーム対応(*)・・・また、「お宝だと思っていたのに意外と安くしか売れなかった」ということもあります。

(*)筆者は幸いにも出品・落札ともクレームに遭遇したことはありませんが、これはもう運次第。酷い目にあった知人の話もいろいろ聞きます。

結局オークションを利用するかどうかは、自分の人件費をどう想定するかとクレーム対応力次第だと思います。あくまで筆者の感覚ですが、高額品の売却をする場合や、オークションそのものを楽しめるのでなければ、買取業者に出す方がトータルはプラスだと感じています。

自分で値付けできる委託販売(マージン20〜30%)

中古買取の値段が不満なら「委託販売」という手もあります。委託販売とはその言葉どおり、売り主が売値を決め、ショップに商品を預けて売ってもらうことです(*)。

(*)売却金額から委託手数料を引いた金額が、売り主の取り分となります。この手数料率は通常20%〜30%程度(金額によって料率が変わることが多い)です。

委託販売は取引完了までのスパンが長くなる関係で、ネット専業の買取業者ではほとんど行われておらず、ほとんどはリアル店舗を持つショップです。天体望遠鏡の場合「天体望遠鏡専門店」にほぼ限られるといってよいでしょう。無事に売れれば中古買取よりも有利になる可能性が高いので、検討する価値はあると思います。

ただし、委託販売の場合、当然ながら「売れるまで」は代金は入ってきません。一定期間経過して売れない場合は、値段を下げて販売を継続するか、現物を引き取って委託販売を中止するかを選択することになります。

下取り(マージン:通常買取-α%)

有利な買い取り価格を期待できる手段として「下取り」があります。買い手から見ると、商品の販売とセットで収益を見ることになるため、通常の買取よりもずっとよい条件での売却が可能になるケースもあります(*)。

(*)下取り前提での買い取り価格とそうでない買取価格を比較して、高い安いを云々する書き込みをネットで見かけることがありますが、あまり意味のある比較とは思えません。

「下取り」は販売とセットですから、当然天体望遠鏡販売店だけのサービスです。「なじみの販売店で下取りしてもらう」ことは、ハッピーな機材売却の有力候補のひとつといってよいでしょう。

フリーマーケット(マージン:0%)

星まつりなどのイベントで、フリーマーケットコーナーが設けられることがあります。基本的には消費税も手数料も発生しない個人間取引で、しかも現場で取引が完了するため送料も不要。いつもニコニコ現金払い。機会は極めて限定されますが、有利な機材売却手段のひとつとして、じゅうぶん検討価値があるでしょう。

まとめ

筆者の自宅から出土?した天体望遠鏡、1973年製。粗大ゴミに出す寸前、欲しいという知人にお譲りしましたが、もし現在買取依頼に出せば数千円程度にはなったかもしれません。

いかがでしたか?

この記事ではおもに「売り手」の立場に立った「バイアスなしのアドバイス」を書きました。売り手からみれば「より高く買い取ってもらえること」が第一であり、信用できる相手でさえあれば、どんな業者であろうと関係ないはずだからです。

しかし、中古市場が買い手(次に買い取るユーザー)があってこそ成り立っている以上は、売り手(買取を依頼した側)の利益しか考えないビジネスがもしあったとしても、最終的には売り手と買い手の両方の利益を最大化する業者が生き残って行くはずです。

ぜひ参考にしていただいて、ハッピーな機材売却を実現してくださいね!


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