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曽爾高原(6) お亀池で

曽爾シリーズ最終回です。

 


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EOS6D(SEO-SP4) Tamron15-30mmF2.8 15mm F2.8 ISO3200
30sec*7(ポラリエ恒星時追尾)、30sec*6(固定撮影)
2017.1.1 奈良県曽爾高原にて

お亀池に下りてくる頃にはオリオンが南中。
ススキをバックに冬の大三角と天の川。

もう少し山の端が低ければカノープスが見られたのですが。


EOS6D(SEO-SP4) Tamron15-30mmF2.8 15mm F4 ISO400
10min 固定撮影
2017.1.1 奈良県曽爾高原にて

お亀池には印象的な木がありました。
これをバックに1枚撮り光跡撮影。


EOS6D(SEO-SP4) Tamron15-30mmF2.8 15mm F2.8 ISO3200
30sec 固定撮影
2017.1.1 奈良県曽爾高原にて

お亀池を後にし振り向けば、亀山峠から北斗七星としし座が並んで昇ってくるところ。
さらばモヒカン山!

あまり手を加えずに背景も青めにしてみました。
星を強調するときはニュートラルに補正するのですが、無強調のほぼ撮って出しの処理は心が和みます^^
強調やかぶり取りは疲れるんです・・・^^;;;

冬の大三角の光跡も、手をかけずにさらっと処理してみました。
こっちの方が自然でいいかなあ。

夜空の色はどう表現するのが美しいのか。
光害地や月夜、薄明時は肉眼でも色が認識できるので記憶色という指標がありますが、暗い夜空の色ではそうはいきません。

漆黒のニュートラルの天頂付近から、街灯りと低空の赤みがグラデーションを描くのが一つの理想なのですが、なかなか思うようにはいきません^^;;;

曽爾高原(5)ススキの道のオリオン

パノラマ撮影を終えたのが9時前。
稜線を後にし撮影しながらゆっくりと下ります。

 


EOS6D(SEO-SP4) SIGMA24mmF1.4Art F2.2 30sec ISO3200
2枚モザイク プロソフトンA ポラリエ1/2恒星時追尾
2017.1.1 奈良県曽爾高原

亀山峠の直下で。遠くから見るとモヒカンに見えるのがこの木々です。
カジュアルに星景を撮るならこの構成が一番手軽。


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EOS6D(SEO-SP4)Tamron15-30mmF2.8 F2.8 15mm  30sec ISO3200
追尾*12、固定*8を合成 FlatAidProでソフトフィルター効果適用
2017.1.1 奈良県曽爾高原

さらに下った斜面で。
ススキの中を道がオリオンに向かって伸びています。

こちらは固定と追尾のコンポジットを合成しています。
少枚数のコンポジットですが効果は大きく、冬の天の川とカラフルな星雲が浮かび上がりました。

撮影は30秒の20コマなので10分ちょっとで終わりますが、撮影後の処理は大変です。
固定画像と追尾画像のつなぎ目には、追尾画像の最終コマから切り出したものをはめ込むことで、木々やススキの穂先の星を残しています。
また、広い画角の星空を強く強調するため、街灯りによるかぶり処理も面倒です。地上部との輝度も合わせないといけないし・・


EOS6D(SEO-SP4)Tamron15-30mmF2.8 F2.8 15mm  30sec ISO3200
1枚撮り ポラリエ1/2恒星時追尾
2017.1.1 奈良県曽爾高原

こちらは潔く1枚撮り。地上は強めにノイズ除去をかけています。
星空はコンポジット版ほど強調をかけられなかったのでやや地味です。

星の高輝度部をもっと明るく飛ばしたいのですが、そうするとノイズが湧いて来るので・・
もっと上手く画像処理できると違うのでしょうか。

絵的にはこっちの方が気に入っているんですが^^;;

左:30秒1/2恒星時追尾1枚
右:30秒恒星時追尾12枚コンポジット

2枚の画像の等倍切り出しの比較。
当然ながらスペック通りに歴然と画質に差が付いています。

星だけを主題にするならともかく、星と風景を合わせる星景写真では、この違いと撮影・後処理にかける手間のトレードオフは、撮影意図次第でしょうね。

スピーディーな1枚撮りと、少枚数コンポジットを、状況に応じて使い分けていきたいと思っています。

 

 


EOS6D(SEO-SP4)Tamron15-30mmF2.8 F2.8 15mm  30sec ISO3200
追尾*9、固定*4を合成  FlatAidProでソフトフィルター効果適用
2017.1.1 奈良県曽爾高原

少し後、冬の大三角がすっかり昇ってきたところ。
同じような写真ばかりで恐縮です^^;;

曽爾高原(4) パノラマ撮影

最近始めたパノラマ撮影。ここでもやってみました。

曽爾高原亀山山頂付近の星空 – Spherical Image – RICOH THETA

共通データ:
EOS6D(SEO-SP4) SIGMA24mmF1.4Art F2.8 20sec ISO6400
60枚の画像をICEでパノラマ合成
固定撮影 2017.1.1 奈良県曽爾高原亀山周辺

上のパノラマVRは、リコーのtheta.comに投稿したものです。
画像上の「THETA」をクリックするとリコーのサイトでフルスクリーンのVRを見ることができますのでぜひ^^
自前のサーバにhtmlで高精細パノラマをアップする方法もあるみたいなのですがまだ試せていません–;;

 


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360度VR用の元画像。
天の川の強調と光害かぶりの補正のためにいろいろいじっているのですが、一つ注意が必要なのは、マスク処理などで右端と左端の輝度がずれると、360度VRで表示したときにつなぎ目が見えてしまうことです。

一発補正するアプリがあれば助かるのですが、この作例ではグラデーションレイヤーで手で補正しました。

 

レタッチ前のICE出力ママの画像。
曽爾高原は近畿圏ではまずまずの星空が見える場所なのですが、地平近くの街灯りは強烈です。
よほど空の暗い場所でない限り、これくらいの輝度差をなんとかしなければなりません- -;;

 

 

ICEで合成する前の60枚の元画像。
1枚20秒なので総露出時間は20分。撮影間隔は水平方向で3垂直方向で20秒くらいです。

20分間だと日周運動の影響も無視できないのですが、今回は一発できれいに繋がりました。

 

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ICEでは360度パノラマ用以外にも、様々な投射方法が選べます。
これはFisheye(魚眼)。周辺部は円形にトリミングしました。

8mm魚眼とは一線を画する高画質。ぜひFlickrのドヤ倍画像をご覧下さい^^

カメラレンズの魚眼は普通は180度なので、地平線より上しか撮れないのですが、パノラマ合成なら元々の画像が360度なので地上風景も大きく取り込むことができます。

視点も自由に変えることができるので、天頂を上にするのも水平方向にするのも自在です。


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ちょっと毛色を変えて、メルカトルで射影。
よくある天の川アーチをぐりっとまっすぐにしたようなものです。
天の川が直線になっていないのが残念。
30分ほど早かったようです。

トリミングして天の川を切り出してみました。
固定撮影の20秒なりには、星野写真としても見られます。

今回は絞りをF2.8にしていましたが、合成の際にどうせ中心部しか使われないのだからF2でも良かったかもしれません。

 

撮影にはつきっきりで30分近くかかりますが、ご覧の通り一粒で2度も3度も楽しめるパノラマ撮影。
これはますますハマりそう^^

今後の課題はいろいろあるのですが、まず試してみたいのは星空を赤道儀で追尾しどこまで画質を上げることができるかです。

手持ちの機材をあれこれ組み立てて試してみました。
スカイメモRSなら、このとおり水平出しをした状態で追尾できそうです。
(この構成はノーダルポイントを理解していなかったときのものです^^;; )

足元からの3列は固定で、空の2列が追尾かな。。
追尾は24枚になるので、2分露出で計48分、1分露出なら24分。
どこまでICEが繋いでくれるか次第ですね。

さらに、南中状態でコマ当たりの総露出20分くらいで全天を撮影し、地上ぬきの全天球の星空を作ってみたい・・・南天は南半球で・・。
これをやるなら1年がかりですが、是非やってみたいものです^^

 

曽爾高原(3) 大展望独り占め

曽爾高原は駐車場から5分足らずの「お亀池」付近でも充分展望のよいロケーションなのですが、そこからさらに10分歩くとさらに見晴らしの良い稜線まで行くことができます。

この夜、お亀池付近にはちらちらと同業者とおぼしきライトが点滅していたのですが、稜線には誰もいませんでした。
誰もいない山の上で、星空を独り占めです。

 

 


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EOS6D(SEO-SP4)  Tamron15-30mmF2.8 15mm F5.6 10min ISO400
固定撮影 2017.1.1 奈良県曽爾高原亀山山頂付近

北天。カシオペヤと北斗のひしゃくの2つの星が見えています。

ピラミッド状の山は「二本ボソ山(996m)」。
この山の山頂付近は私有地らしく売店があってなんと「入山料500円」が徴収されるそうです。去年来たときは誰もいませんでしたが。

このさらに奥にあるのが曽爾高原の最高峰「倶留尊(くろそ)山(1037m)」です。

手前の鞍部が亀山峠。亀山峠から山腹沿いに続く道がお亀池までの遊歩道です。

 

 


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EOS6D(SEO-SP4)  SIGMA24mmF1,4Art F2.8 30sec*3 ISO3200
Flat Aid Proでソフトフィルター効果を適用
固定撮影 2017.1.1 奈良県曽爾高原亀山山頂付近

東に目を向けると冬の大三角が昇ってきました。
曽爾高原はススキの名所、稜線にもススキがこのとおり。

30秒の固定撮影ですが、気休め程度?に3枚コンポジット。
この程度の露出時間でも星は周辺が流れてしまうのですが、地上部のノイズ低減効果は大きい(ただし等倍鑑賞時w)です。

 

 


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EOS6D(SEO-SP4)  SIGMA85mmF1.4Art F2.8 5sec ISO1600
4枚加算合成
固定撮影 2017.1.1 奈良県曽爾高原亀山山頂付近

西の空に目を向けると、三日月が山の端に吸い込まれていくところ。85mmで連続撮影。アンダー目のコマを四枚加算(平均ではない)することで、月の輝度と背景がほどよい具合になりました。

15枚ほど露出を変えてブラケットで連写していたのですが、途中何を思ったのか2回ほど構図を変えていました。我ながら余計なことしやがってw こういうときは、後で加算合成することを考慮して、ノータッチでひたすら連写しておくべきですね- -::

再び北天に目を向けると、なんと山肌に一面の霜が!!
というのは大嘘で、最近覚えたPSの「色の置き換え」で、枯れ草の色を白に置き換えたお遊び画像です^^;;;

色を指定した処理はこれまで「色域指定」しか使ったことがなかったのですが、「色の置き換え」だと任意の色を指定して範囲選択し、色相・色調・彩度をコントロールできることを知りました。

PSはホントに機能満載で、そのほんの一部の機能しか使えていません。
積極的にいろいろな機能を試して経験値をためていく必要がありそうです。

曽爾高原(2) 県境の東、稜線の西

この日の天文薄明の終了は18:30。
時間が早いせいか、薄明が終わっても街灯りはまだまだ強く、空は明るく、色づいていました。

 

EOS6D(SEO-SP4) tamron15-30mmF2.8 15mm F5.6 10min ISO400
2017.1.1 奈良県曽爾高原亀山山頂付近にて

 東の空のオリオン。
曽爾高原は亀山峠を境に東は津市、南がみつえ村、西が曽爾村になります。
三重県側の津、松阪、伊勢の三市まで30〜40キロ圏。
けっこう離れているようでも、特に夕刻は都市圏の灯りが強いですね。

オリオンの下の街灯りは津市太郎生(たろお)から美杉町にかけてでしょうか。
このあたりは子供の頃はまごうことなき「山奥の村」だったのですが、平成の大合併で堂々たる県庁所在地である津市となったそうです

 


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EOS6D(SEO-SP4) tamron15-30mmF2.8 15mm F2.8  ISO1600
30sec,15sec,8secの3枚を合成
2017.1.1 奈良県曽爾高原亀山山頂付近にて

西の空の月、金星、火星とはくちょう座。
薄明は終わったはずなのに西の空が赤みを帯びています。
大阪市中心部まで直線距離で50キロほど。
遠くの街灯りが夕焼けのように赤く見えているのでしょうか。

この画像は、露出を変えた3コマを、地上はHDR合成・空は露出補正後メジアン合成し、繋ぎ合わせたものです。
街灯りのある輝度差のある地上風景には多段露出のHDRが有効だと感じました。
空をメジアン合成しているのは、飛びまくっている飛行機を消すためです–;

今回HDR合成はキヤノン純正の現像ソフトDPPのHDR合成ツールを初めて使いました。EOS5D3ではカメラ内でHDR合成ができますが、たぶんそれと同じ処理を行うものです。
目的は極端な輝度差を圧縮するためなので、彩度やディテールの強調は最小にしています。


EOS6D(SEO-SP4) tamron15-30mmF2.8 15mm F2.8  30sec ISO1600
2017.1.1 奈良県曽爾高原亀山山頂付近にて

30秒露出のカラーバランス補正のみの無加工画像。
画像のレタッチの効果は凄いというか、ケバイおねえさんどころの騒ぎではありませんね^^

このbefore/afterの違いを見ると「写真」という日本語の不自由さを感じますね^^;;;;;