SXP導入

SXP到着。
赤道儀(望遠鏡)を買うのは、41年ぶり二度目。
40年間で、タカハシのステータスがほぼ変わっていない一方で、ビクセンの出世ぶりがすごいね。
とりあえず組み立ててみた。SXPは想像していた以上に重量感、安定感がある。
自動導入付きの赤道儀はもちろん初体験。DCモーターからステッピングモーターになって音が静かになったらしいが、それでも500倍速のときの動作音はけっこう大きい。深夜に周辺に気兼ねなく動かせるのは100倍速までではなかろうか。
筒が来るまであと2週間ほど。天気も曇りなのでしばらくは室内稼働状態。

K-ASTEC天文用アルカスイスプレート

長焦点レンズで簡易赤緯軸を使用した際に、前後のバランスのくずれが問題になっていたのだが、それを解決するために導入したアイテムがこれ。
カメラの世界で広く使われているアルカスイス規格のプレートと互換性があり、タカハシ規格の35mm幅8mmねじ穴に装着できる。

328+EOS-Mの場合にフロントヘビーになるのが解決できる。

ほぼ目一杯後ろにずらしているのだが、実はこの状態でもまだほんの少しトップヘビー。

レンズを前後にスライドできるプレートをいくつか調べてみたのだが、ビクセン規格の汎用アリガタ・アリミゾでもそれなりの重量になってしまう。
そんな中見つけたのが最近発売されたこの製品。見つけた中では最軽量。アリガタとアリミゾ合わせて137g。
これなら、ポラリエの荷重増を心配しなくても良さそう。
SXPを導入したので、328をポラリエに乗せることはたぶんもうないのだけど。

実はSXPの赤緯体にアリ溝を装着して328の台にしようと思っていたのだが、アリガタの固定ネジが赤緯体に干渉してだめだった。3mm厚くらいのスペーサを挟めば多分大丈夫だと思うのだが。
この件はまた別エントリーで。

Magic LanternでM17放置プレイ撮影

少し前のだが、328+ポラリエでのベランダ撮影から。

EOS-M無改造+CLSフィルター EF300mmF2.8LIS
ISO1600 10秒 60枚スタック ポラリエで追尾
M17、通称オメガ星雲。
あんまり空の状態が良くなかったが、Magic Lantern導入でEOS-Mでも放置プレイができるようになったのでその記念に。
EOS-Mはリモートコントローラが使えないので、自動の連続撮影が通常はできない。そこで、Facebookのコミュニティで教えてもらったMagic Lanternを導入した。
参考リンク)
Magic Lanternとは、主にRAWビデオ撮影を目的としたフリーのカスタムファームウェアであるが、おまけ的にインターバル撮影が付いてくる。導入は面倒、シェルのお世話にもなります。(自分はmacなのでwinでどうかは不明)
IS付きEFレンズで誤動作することがあると書いてあったが、自分の328IS初代とEF70-200F4では問題はまだ起きていない。
最新のバージョンではメニューの表示が上のブログに書いてあるものからがらりとかわっているので注意。
インターバル開始のトリガーの初期設定が「メニューを抜けたとき」になっていて、いきなり無限連続撮影が始まってしまい、止め方がわからず電池抜きリセットorz。

M8とM20・三秀台の星空(6)

望遠を付けてM8とM20にレンズを向ける。
三秀台の空の暗さの違いとやらを、見せてもらおうか。

EOS-M(無改造) EF70-200mmF4LIS 絞り解放 30秒 
Astronomik CLSフィルターDSS28枚スタック
空が暗いといいなあ。ライブビューのモニターにも、漆黒の空の中にしっかり赤い星雲が。
極軸も極軸望遠鏡でしっかり合わせて、ときどきズレをチェックしていたので(レンズやカメラの脱着時にけっこうずれていた)、30秒なら歩留まり100%だった。
総露出が14分でちょっと短いかな。30分くらいかければもっと淡い部分が出せたのかもしれない。

無修正状態の1枚画像がこれ。3段階は余裕で露出を足せそう。
次回は、328のフルサイズ+暗い空で、総露出20分くらいでM8をねらってみたいところ。

夏の銀河・三秀台の星空(5)

カメラを5D3からEOS-Mに換装。
30秒露出の多数枚コンポジットを撮りまくる。
EOS-M(無改造) SAMYANG35mmF1.4 絞りF2.8 30秒 
Astronomik CLSフィルターDSS24枚スタック

CLSフィルターを付けるとカラーバランスが大きく崩れるためレタッチで修正するのだが、なかなかうまくいかない。銀河の暗黒部が赤みが勝ち過ぎ、明るい部分が緑っぽくなってしまった。
星の輝度がいまひとつ低く、輝いた感じになっていないのも不満。
しかし、サムヤン35mmの描写は噂にたがわず、すばらしい。F2.8でばっちり周辺まで点像である。これで4万円。お買い得度★★★。
これならAPS-Cではなくフルサイズで使ってみたい。(という訳でこの後、5D3用のastronimik CLSフィルターをぽちってしまった)

ところで、EOS-M ではリモートコントローラが使えないため、「放置プレイ」ができない。
仕方ないのでMモードの最長露出時間である30秒露出で毎回シャッターを切って撮影しているのだが、マジックランタンというソフトを入れると、長時間のインターバル撮影ができるらしい。現在導入して試用中。詳細はまたの機会に書きます。