ドイツ式化・ポラリエ強化計画その2

重量級の機材を搭載する一番普通のやり方は、「ドイツ式赤道儀」にすることである。

ドイツ式にすれば赤経軸上のバランスをきちんと調整できるため、正確に駆動できる。
まずはいきなり完成図。これで追尾精度向上?!

追加したパーツはテレスコ工作工房のポラリエ雲台ベースPCB-EQ2。21800円也。
ポラリエの赤経軸と重心の距離が最短になり、しかも三脚の中心になるので安定する。

このパーツの最大のメリットは、極軸望遠鏡を付けたまま運用できること。
短時間・短焦点レンズでの運用の場合は極軸望遠鏡は不要だが、望遠レンズで安定した歩留まりを求めるなら、極軸望遠鏡はやはり有用である。さらに重量級の機材を搭載する場合、すべての機材を搭載した状態で極軸を合わせたい。この構成なら、撮影中にうっかり三脚につまずいて位置がずれてしまっても、すぐに極軸合わせをチェックできる。

ポラリエの雲台接続部分(左)を右に換装して使用する。取付はイモネジ2本。しっかり取り付けられるが、あまり簡単に取り外しできるものではないので、付けっぱなしで使う前提の設計。
2本のローレットネジをゆるめると、赤経方向にスムーズに動作する。

雲台を固定するローレット付きのネジ。6mm穴が空いていて、ヘックスキーなどでしめることができて便利。

テレスコ工作工房さんの製品の例にもれず?500g弱と結構な重量級。800g弱のポラリエにこういうパーツをくっつけるのは、ポラリエ本来の使い方ではないな。
しかし、中二ゴゴロ的には、コアファイターをガンダムにするような快感があるw

バランスウェイトはシャフト込みで900g弱。ステンレス製のウェイトは、ずっしりと安定感がある(笑
EOS-M+EF70-200F4の組み合わせ(約1.6kg)では、標準構成ではウェイトが足りないので延長シャフトも導入。シャフト長は40cmにもなった。


さて、この構成で試写してみたのが以下の作例。スタック枚数も少ないしピン甘だけど100万都市のど真ん中にしては上出来。
自宅ベランダからのM16,M17。極軸合わせは目分量方式。
EOS-M EF70-200mmF4LIS astoronomik CLSフィルター 絞り開放、15秒。ISO1600 DPPで収差補正、レベル修正後、Jpg現像、16枚スタック。

この構成で328も試してみたが、そこでさらなる問題が発覚。
構図合わせのために自由雲台を緩めると、その時点でバランスが大きくずれ、ポラリエに過大な力がかかってしまうのである。
ただでさえ重量級の機材を積まれてヒーヒー言っているリエちゃんに、さらなる一撃が・・・

そこで、解決策として、自由雲台ではなく赤緯軸を導入することになったのであった。

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