概要

天文リフレクションズがチリ・Obstech社のハウジングサービスを使用し、2023年8月〜2026年5月までに撮影した天体画像リザルトです。全21対象、総露光1100時間分です。使用している望遠鏡はPENTAX125SDP(口径125mm焦点距離800mm)、カメラはFLI29050です。

画像のサムネイルはこちらをご参照ください。

https://app.box.com/s/1iqbkxb4o2xklgjohdm7496xovb7v92z

全リザルトの一覧はこちらから。
https://app.box.com/s/s4bi1lrfpno105gvezsktskrliyjjmu3

※リザルト「TRF_CR1_0100-SMC_9Mosaic(LRGBHO)_SDP125_127h(小マゼラン雲9枚モザイク)」のみ、リリースが遅れております。しばらくお待ちください。

本環境でのダウンロードポイント費消は、露光時間1時間あたり最大10ポイントに設定されますが、トリミングを前提とした対象(銀河・惑星状星雲など)の場合は3ポイント程度に設定される場合があります(*)。

(*)画角をフルに生かす場合、単位時間当たりの総光子捕捉数は口径には関係なくF値で決まりますが、トリミングを行う場合口径が重要な指標となります。標準ポイントが1時間60ポイントのCDK20(口径50cm)と比較して口径が1/4となるため、口径で換算すると「3.75ポイント」が同等の設定となるとの考え方です。

本リザルトの全てにアクセスできる「ライブラリ一括型ダウンロード」の価格は60,000円です。

機材構成

 

  • 設置場所:チリ・ウルタド渓谷 アタカマ砂漠の中、標高1600mです。
    (Obstech社HP https://weather.obstech.cl/
  • 鏡筒 PENTAX125SDP(D=125mm,fl=800mm、F6.4)
    • ATLASフォーカサー
    • Cfw5-7フィルターホイール(RGB:Astrodon gen2 E、HSO 半値幅5nm)
  • カメラ FLI29050 冷却CCD、36MPモノクロ、ピクセルピッチ5.5μ
  • 架台 PlaneWave L-350
    • オートガイド構成ありですが、ノーガイドでも10分露光可能なくらいの精度を誇ります。

主なリザルトの仕上げ例

リザルトID 1500 (290pt)ケンタウルスA

ケンタウルスAを、広めの画角で長時間露光にチャレンジしたものです。総露光時間は39時間。Hαも20時間撮影し、ジェットの吹き出しが少しばかり写りました。Hαを標準ポイントから100pt減額しています。

リザルトID 1500 (290pt)ケンタウルスA El Sauce Observatory PENTAX125SDP(fl=800mm D125mm) FLI29050 L66,Ha125、(bin1,10min) R32G32B32(bin2,5min) 39.8h total pixInsightで2xDrizzle、SPCC、BXT,NXT、MAS、Photoshopで仕上げ チリリモート #obstech

リザルトID 1200(350pt) ししトリオ一期二期

南半球でしし座?そんな声も聞こえてきそうですが、赤緯約+13度のこの対象はチリでの南中高度は南中高度約47度、十二分に撮影対象となります。むしろ、平均2秒角の好シーイングが安定して得られることから、ディテールの解像は日本で撮影する以上のものがあります。

本リザルトはフラット不適合によるゴミの写り込み、ダーク不適合による縦縞の発生がありますが、画角をずらして2フレーム撮影しているのである程度問題を減らすことができます。NGC3628の潮汐尾もしっかり描出できており、銀河の醍醐味が味わえる対象です。

トリミング前提の画角でもあり、総ダウンロードポイントは半額の350ptに設定しました。Hαを除けば280ptでダウンロードいただけます(本対象の場合、Hαの効果は限定的だといえるでしょう)。

リザルトID 1200(350pt) ししトリオ一期二期 El Sauce Observatory PENTAX125SDP(fl=800mm D125mm) FLI29050 PlaneWave L-350 L202,H88(10min)、R95G95B88(5min)、71.6h total 、pixInsightで2xDrizzle、SPCC、BXT,NXT、MAS、Photoshopで仕上げ チリリモート #obstech

リザルトID 2000(120pt) M27亜鈴星雲

亜鈴状星雲の赤緯は+23度、南中高度は37度やや低いですが、日本でのさそり座よりもまだ高いので十分射程範囲です。総露光37.8時間ですがトリミング前提の小さな対象のため、ダウンロードポイントは標準の約1/3以下の120ptに設定しています。

長時間露光における亜鈴状星雲のハイライトは、なんといっても淡く広がった羽根状のOIIIの広がりと、X字状のHαの吹き出し?です。明るい対象とはいえ、これらの周辺の淡い構造を遠征撮影で写し出すのはなかなか大変です。リモートならではの長時間露光パワーをぜひ体感してください!

なお、RGB画像は15ptとお手ごろになっています。ご自分で遠征撮影されたHOO画像の「星色用」としてもお使いいただけるものと思います。

リザルトID 2000(120pt) M27亜鈴星雲  El Sauce Observatory PENTAX125SDP(fl=800mm D125mm) FLI29050 PlaneWave L-350 L12,H93,O110(10min)、R8G8B8(5min)、37.8h total 、pixInsightで2xDrizzle、SPCC、BXT,NXT、MAS、Photoshopで仕上げ チリリモート #obstech

注意事項

  • 一部、ダークが一致せず縦縞が発生しているリザルトがあります。リザルト一覧の「品質コメント」をご参照ください。
  • 一部、フラットが一致せずセンサー・フィルターに付着したゴミの影響が見られるリザルトがあります。リザルト一覧の「品質コメント」をご参照ください。
  • ほぼ全ての対象を「Drizzle 2x」でスタック(インテグレーション)しており、一億画素を越えるサイズ(13152×8768画素、115MP)があります。そのままで扱うとPCが悲鳴を上げるかもしれません。最初に1/2スケールに縮小して画像処理するのも一手です。
  • ダウンロードポイントは露光時間1時間当たり10ptが基本となります。
  • リザルト一覧の(標準DLポイント」が赤字のリザルトは、10ptより小さなポイント数を設定しています。
    • 銀河・惑星状星雲などの小さな対象に対しては、露光時間1時間当たり3pt程度の設定となっています。