曽爾高原(4) パノラマ撮影
最近始めたパノラマ撮影。ここでもやってみました。
曽爾高原亀山山頂付近の星空 – Spherical Image – RICOH THETA
共通データ:
EOS6D(SEO-SP4) SIGMA24mmF1.4Art F2.8 20sec ISO6400
60枚の画像をICEでパノラマ合成
固定撮影 2017.1.1 奈良県曽爾高原亀山周辺
上のパノラマVRは、リコーのtheta.comに投稿したものです。
画像上の「THETA」をクリックするとリコーのサイトでフルスクリーンのVRを見ることができますのでぜひ^^
自前のサーバにhtmlで高精細パノラマをアップする方法もあるみたいなのですがまだ試せていません–;;
360度VR用の元画像。
天の川の強調と光害かぶりの補正のためにいろいろいじっているのですが、一つ注意が必要なのは、マスク処理などで右端と左端の輝度がずれると、360度VRで表示したときにつなぎ目が見えてしまうことです。
一発補正するアプリがあれば助かるのですが、この作例ではグラデーションレイヤーで手で補正しました。
レタッチ前のICE出力ママの画像。
曽爾高原は近畿圏ではまずまずの星空が見える場所なのですが、地平近くの街灯りは強烈です。
よほど空の暗い場所でない限り、これくらいの輝度差をなんとかしなければなりません- -;;
ICEで合成する前の60枚の元画像。
1枚20秒なので総露出時間は20分。撮影間隔は水平方向で3垂直方向で20秒くらいです。
20分間だと日周運動の影響も無視できないのですが、今回は一発できれいに繋がりました。
ICEでは360度パノラマ用以外にも、様々な投射方法が選べます。
これはFisheye(魚眼)。周辺部は円形にトリミングしました。
8mm魚眼とは一線を画する高画質。ぜひFlickrのドヤ倍画像をご覧下さい^^
カメラレンズの魚眼は普通は180度なので、地平線より上しか撮れないのですが、パノラマ合成なら元々の画像が360度なので地上風景も大きく取り込むことができます。
視点も自由に変えることができるので、天頂を上にするのも水平方向にするのも自在です。
ちょっと毛色を変えて、メルカトルで射影。
よくある天の川アーチをぐりっとまっすぐにしたようなものです。
天の川が直線になっていないのが残念。
30分ほど早かったようです。
トリミングして天の川を切り出してみました。
固定撮影の20秒なりには、星野写真としても見られます。
今回は絞りをF2.8にしていましたが、合成の際にどうせ中心部しか使われないのだからF2でも良かったかもしれません。
撮影にはつきっきりで30分近くかかりますが、ご覧の通り一粒で2度も3度も楽しめるパノラマ撮影。
これはますますハマりそう^^
今後の課題はいろいろあるのですが、まず試してみたいのは星空を赤道儀で追尾しどこまで画質を上げることができるかです。
手持ちの機材をあれこれ組み立てて試してみました。
スカイメモRSなら、このとおり水平出しをした状態で追尾できそうです。
(この構成はノーダルポイントを理解していなかったときのものです^^;; )
足元からの3列は固定で、空の2列が追尾かな。。
追尾は24枚になるので、2分露出で計48分、1分露出なら24分。
どこまでICEが繋いでくれるか次第ですね。
さらに、南中状態でコマ当たりの総露出20分くらいで全天を撮影し、地上ぬきの全天球の星空を作ってみたい・・・南天は南半球で・・。
これをやるなら1年がかりですが、是非やってみたいものです^^
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