「メガネのまつもと」様からEMS(Erecting Mirror System)が届きました。

写真には写っていませんが、もうひとつ笠井の1.25インチヘリコイドつき正立プリズムがあります。

松本さんのHPのカッコイイ商品写真と違ってダサダサの画像ですみません^^;;;

追記9/8)

当方の認識が正しくありませんでした。上の画像のEMSは2本とも「1.25インチ用」の製品です。2インチアイピース対応の製品は上の画像にはない「EMS-UL」となります(*)

(*)さらに追記。上の画像では、本来1.25インチ用であるEMS-UMに2インチアダプタを装着していますが、これは製品の本来の使用法ではありません。物理的には装着できますが、低倍率時の周辺が蹴られる場合があります。

(*)さらにさらに追記^^.「EMS-UM」に2インチアイピースを使用した場合のケラレは「MASUYAMA32mmでもほとんどケラレは気にならない」程度だそうです。このため、本来1.25インチ用の製品ですが、”2インチスリーブセット仕様”の製品も選択可能になっています。2インチアイピースの性能をフルに発揮するには、(バックフォーカスが許せば)EMS-ULが推奨となります。

松本様、ご指摘いただき、また画像までお送りいただきありがとうございます。

追記おわり)

下の2個ですが、双眼システムを組む目的ではありません。眼視のレビューをしている中で、従来使っていた2インチの正立プリズム(上左)や、1.25インチの天頂プリズム(上右)だけでは十分に評価できないケースが増えてきました。このため高品質の正立ミラーをシステムを導入しようという訳です。

90°・45°のミラー・プリズムのシステムは、実はさまざまなジレンマの上に成り立っています。まず「裏像」を妥協するのかどうかで2つに分かれます。次に、2インチなのか1.25インチなのか。さらに、プリズムによる像の悪化やアミチプリズム固有の像の悪化を妥協するか。これらの妥協に、使用する鏡筒のF値・光量の損失や波長特性に対するこだわり・重量・サイズ・価格が絡み、「ひとつの製品ですべてカバー」とはとうていならない状況があります。

今の自分の用途では「2インチ(1.25インチ)のEMS」が一択。裏像には妥協できないし像の悪化は最小にしたい。

しかし、天文ファンはどう考えているのでしょうか。業界は、エントリ層を含む天文ファンに、これらの「90°・45°システム」を適切に提案できているのだろうか。そんな疑問についても考えたくて、導入を決意しました。レビューも書きます。

松本様、今回はありがとうございます。しかとこの眼で使用したいと思います。